RNCってどうなの?ANCHORの2020年モデルの特徴とインプレを紹介!

RNCってどうなの?ANCHORの2020年モデルの特徴とインプレを紹介!

クロモリロードの中でも特徴的な造りで名車の呼び声高い、アンカーRNC。2020年モデルはRNC7とRNC3の2種類で発売されます。本記事では、RNC7とRNC3それぞれの特徴と、今なおRNCを支持する多くのユーザーの声も紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.今なぜクロモリフレームなのか
  2. 2.アンカーRNCという選択
  3. 3.RNC7の概要と特徴
  4. 4.RNC3の概要と特徴
  5. 5.RNCのインプレ
  6. 6.まとめ

今なぜクロモリフレームなのか

Photo by Jeff Moser / BikeCarson.com

ロードバイクと言えば現在はカーボンが全盛となっています。そんな中、昔ながらのクロモリフレーム製ロードバイクを愛用する人も少なくありません。クロモリ特有の柔らかく粘りのあるしなやかな乗り味、伸びやかな踏み心地、そして美しい細身のホリゾンタル。懐かしいのに新しいクロモリロードは、自転車本来の乗る喜びが楽しめるロードバイクなのです。

アンカーRNCという選択

そんなクロモリロードバイクの中でも、四半世紀以上にわたり名声を博しているのが今回ご紹介するANCHOR(アンカー)のRNCシリーズ、いわゆるネオコットと呼ばれる自転車です。アンカーは日本が誇るメーカー、ブリヂストンのスポーツバイクブランドです。

独自の高技術が特徴のネオコット

ネオコット(NEO-COT)はクロモリという素材の特性を最大限に活かす、というコンセプトで開発されたロードバイクです。従来は真円だった鋼のパイプを、力のかかり具合を研究して効率の良い形状へ成形しました。そしてそれを可能にしたのが次に挙げるスピニングバテッドと、バルジ成形という2つの技術です。
 

RNC=ネオコットを支える2つの技術

  • スピニングバテッド:フレーム各部にかかる力に合わせて、パイプの厚みを部位ごとに調整する技術
  • バルジ成形:パイプ内部から高圧をかけてフレームを成形する技術

こうした独自の技術によって、ネオコットは軽さと強度を両立させ、なおかつ効率に優れた高速レース用バイクとしての地位を確立してきました。クロモリがレース用ではなくなった現在でも、クロモリロードの性能を極めるべく、その技術は進化を続けています。

2020年モデルはコンポ名で区別

Photo by american_cyclery

従来アンカーの自転車は、各モデルの名称後に「équipe」や「sport」などの称号が付いていました。2020年からはこれが廃止され、モデル記号と番号、コンポーネント名称で区別されます。これに伴い、ネオコットも「RNC7」「RNC3 Tiagra」「RNC3 Sora」の3車種に区分されます。

次のページでは、RNC7とRNC3の概要・特徴をご紹介します。

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RNC7の概要と特徴

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