ロードバイクの軽量化のためにできること!おすすめパーツは?

ロードバイクの軽量化のためにできること!おすすめパーツは?

ロードバイクではさまざまなパーツをカスタマイズできるという点でも魅力的です。そのカスタマイズのなかでも、軽量化には誰しもが夢中になってしまいます。今回は、ロードバイクでの軽量化についてのご紹介や、軽量化のために行えることを解説します。

記事の目次

  1. 1.ロードバイクの軽量化とは?
  2. 2.ロードバイクでの軽量化のメリット
  3. 3.ロードバイクでの軽量化のデメリット
  4. 4.ロードバイクの軽量化効果を実感しやすいパーツ
  5. 5.ロードバイクの軽量化効果を感じにくいパーツ
  6. 6.ダイエットも重要
  7. 7.空気抵抗も考えるとさらに速くなれる
  8. 8.まとめ

ロードバイクの軽量化効果を実感しやすいパーツ

出典: https://www.colnago.co.jp/2020/product/index.html

ロードバイクをカスタマイズして軽量化を行っていくときに、パーツによって効果の実感できやすさが違います。どうせ軽量化を行ったからには、実感しやすい方がいいです。まずは、軽量化による効果を実感しやすいパーツのご紹介をします。

パーツ①フレーム

出典: http://www.riogrande.co.jp/pinarello_opera/pinarello2020/dogma_f12_tdf2019_yellow.php

まずは、フレームについてです。フレームはロードバイクの核となる部分です。同じ重量でもフレームの形が違うロードバイクは乗り味がまったく違います。同じように、軽い重量のフレームに交換したときには軽量化した効果をかなり実感できるでしょう。場合によっては一番高価なパーツ交換になりますが、一番効果を感じやすいでしょう。

パーツ②ホイール

出典: http://www.podium.co.jp/lightweight/wheels/

フレームの次に効果を感じやすいパーツはホイールでしょう。ロードバイクはホイールが回ることで前に進みます。そのホイールが軽くなることで、漕ぎだしの軽さをすごく感じることができます。ヒルクライムのときにも漕いでいてペダリングに軽さを感じることもあります。フレームはそのままでホイールだけを交換するだけでも、軽量化の効果を十分に感じられます。

パーツ③タイヤ

最後にご紹介するパーツはタイヤです。タイヤにもさまざまな特性をもつタイヤがあります。そのなかでもレース用のタイヤは軽く作られています。ホイールは円運動を行いますが、外周部分を軽くすると1.5倍程度、効果を実感するといわれています。そのため、ホイールの外周部分に位置するタイヤを軽くすると漕ぎだしが軽くなります。ホイールなどよりも安価なので、コストパフォーマンスにも優れます。

ロードバイクの軽量化効果を感じにくいパーツ

Photo by isinoid

パーツ交換を行うことでロードバイク全体の重量が少なくなったとしても、その効果を十分に実感できない場合もあります。次はそのように軽量化につながるにも関わらず、あまり効果を実感できないパーツをご紹介します。

パーツ①サドル

出典: http://www.podium.co.jp/sanmarco/

一つ目のパーツはサドルです。サドルは完成車についているものから、レールがカーボン製のものに交換することで軽量化が行えます。100g以上軽量化できる場合もあります。しかし、実際に走っているときに漕ぎ出しの軽さや、上り坂が楽になるといった効果は感じにくいです。それでもダンシングを行ったときのロードバイクの左右への振りやすさを実感できることはあるでしょう。

パーツ②ハンドル

出典: https://www.pro-bikegear.com/global/ja-jp/road/stems/PRO_SS_VIBE

次に紹介するパーツはハンドルです。ハンドルもサドル同様にカーボン製のものに交換すれば軽量化を行えます。しかし、ハンドルを軽いものにすることでハンドリングの軽さなどを実感できることもあります。それでもハンドルを交換して実際に乗っているときにはさほど大きな変化は感じにくいでしょう。

パーツ③コンポーネント

出典: http://www.podium.co.jp/fsa/k-force-we/

コンポーネントのグレードを高いものに交換すると全体の重量が軽くなります。シマノのティアグラなどからデュラエースへ交換すれば軽量化できる重量は大きいです。自転車を持ったときにも重量が少なくなったと感じることはできます。しかし、実際に乗ったときにはハンドルと同様であまり軽量化の効果を実感しにくいです。それよりも、変速性能の向上の方が実感しやすいです。

パーツ④ステム

出典: https://www.pro-bikegear.com/global/ja-jp/road/stems/PRO_SS_VIBE

最後にステムです。ハンドルをつなぎとめるためのステムですが、もともとの重量がそんなに重くありません。鉄製のステムからカーボン製のステムに交換しても数十グラムのみの変化です。そのため、実際に軽くなっても軽くなる重量が小さいのであまり効果は実感できないでしょう。

ダイエットも重要

Photo by12019

体重を減らして軽量化しよう

ロードバイクの軽量化では、ロードバイクのパーツ交換による軽量化ばかりに目が向いてしまいがちです。しかし、実際に走行しているときはロードバイクの車重にライダーの体重も加わります。ダイエットで全体の重量を減らすこともとても有効です。

ダイエットはお金がかからない

ジムを利用してのダイエットにはある程度のお金が必要になりますが、ロードバイクでの運動と食事制限を併用してダイエットを行う場合には、あまりお金がかかりません。体重を減量する場合はパーツ交換のときとは違って、お金がかからないのでコストパフォーマンスにも優れています。

ダイエットの軽量化効果が一番大きい

Photo byHilmarBuschow

自転車の軽量化を行う場合は、相当な努力をしてパーツ交換を行っても数kgの軽量化が限界です。しかし、ダイエットで体重の減量に努めた場合は、5kg以上軽量化することもできるでしょう。ロードバイクのパーツ交換で軽量化を行う方が、金銭的な負担だけでいいので手軽ではありますが、ダイエットによる軽量化の方が効果が大きいことも多いので、ご自身の体重減量による軽量化も検討してみましょう。

空気抵抗も考えるとさらに速くなれる

出典: https://www.pro-bikegear.com/global/ja-jp/road/stems/PRO_SS_VIBE

ヒルクライムでは重力による抵抗が大きくなりますが、ロードバイクで一番大きく抵抗として加わっている力は「空気抵抗」です。ロードバイクの軽量化でも楽に速く走ることが可能ですが、それと併せて空気抵抗の軽減も行うとさらに楽に速く走れるようになります。空気抵抗の軽減する方法などもご紹介します。

ロードバイクは風からの抵抗が一番大きい

ロードバイクは平地や下り坂を走っているときは、空気抵抗が一番大きな抵抗として働いています。その空気抵抗を軽減できれば今までよりも少ない力で速く走ることが可能です。また、ヒルクライムでも時速12km/h前後までは重力の影響よりも空気抵抗からの影響の方が大きいともいわれています。そのため、たとえ上り坂でも空気抵抗は無視できません。

ヘルメットやジャージが大切

出典: http://www.kask-cycling.jp/products/bambino-pro.php

空気抵抗を受ける場合、大部分が乗っているライダーに対して発生しています。そのため、身に付けているものの影響を大きく受けます。まず、サイクルジャージを着ると服のバタつきが軽減します。また、最近ではエアロジャージという空気抵抗がさらに少ないサイクルジャージも人気です。ヘルメットもエアロ形状のものを使用すると空気抵抗の軽減することが可能です。

エアロパーツの導入も大切

出典: http://www.podium.co.jp/vision/

空気抵抗はライダーに発生する割合が多いですが、ロードバイクの車体にももちろん空気抵抗を受けています。そのため、フレームやハンドルなどがエアロ形状のものもあり、それらを使用することで空気抵抗をさらに少なくできます。しかし、エアロ形状のパーツは少し重めのものが多いので、軽量化とのバランスを大切にしましょう。

まとめ

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ロードバイクでの軽量化で楽に速く走ろう!

今回、ロードバイクの軽量化についての説明やおすすめのパーツなどのご紹介をしました。軽量化を行うことで、ロードバイクは今まで以上に楽に速く走れるようになることは間違いありません。しかし、軽量化し過ぎたときの弊害にも注意しましょう。また、ライダー自身の体重や空気抵抗についても目を向けるとさらに楽に速く走れるようになるでしょう。

TS Rider
ライター

TS Rider

ロードバイクでアマチュア実業団E1カテゴリーでのレースを走っています。自転車の知識を伝えながら、自分自身の勉強になったらと思っています。

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