自転車のクランクの外し方を紹介
自転車に必ず取り付けられているクランク。ロードバイクやクロスバイクなどに乗っている方だと、自分の脚力や目的によって交換する方もいるでしょう。ですが、いざ変えようと思っても「クランクの外し方がわからない」「クランクを外そうとしたけど外れない」と困ったことはありませんか? 実はクランクの外し方は、内容が分かってしまえば、簡単に交換できるものです。
クランクを取り外す方法と取り付け方を解説
そこで今回は、クランクを取り外す方法、必要な工具、取り付け方までをわかりやすくお伝えしていきます。クランクには種類、使われている規格、などでも必要な手順・工具・作業方法に違いがありますので、具体的な解説の流れとして
- 交換したいクランクの種類を知る
- 必要な工具を準備する
- クランク別、取り外し、取り付け方法
自転車のクランクの外し方①種類の確認
交換したいクランクの種類を確認する
ここではクランクを交換するとき最初に必要な、今使っているクランクはどの種類になるのか? を確認します。現在のロードバイクなどの自転車ではボトムブラケットに合わせて、大きくわけて3つのクランクの種類に分類されます。
- ホローテック式
- オクタリンク式
- スクエアテーパー式
種類①ホローテック式の場合
ホローテック式のクランクは、クランクの中央部にネジ山がなく、クランクの裏には太い棒の筒がついているタイプがホローテック式になります。
その他にマウンテンバイク用のホローテック式クランクは、クランクの中央部が空洞になっていおり、こちらもクランクの裏側には太い金属の棒がつながっています。
種類②オクタリンク式の場合
オクタリンク式クランクは、クランクの真ん中にボルトがついていて、ボルトを取り外すと6つの爪がついています。
種類③スクエアーテーパー式の場合
スクエアテーパー式はオクタリンク式クランク同様、クランクの中央部分にボルトがついています。ボルトを外し、正方形の突起物が出てきたらスクエアテーパー式になります。
クランクの種類の見分け方
現在の自転車のクランクの見分け方として、
- クランク中央部にボルトがついているか?
- ボルトがついていた場合、ボルトを外した後に見える突起物の形
自転車のクランクの外し方②必要な工具
クランクの種類がわかると、クランクの取り外しの工具が決まります。必要な工具は、種類に関係なく1つ、その他種類別の必要工具が必要になります。また必須ではないですが、持っておくと今後も便利になるものも一緒に紹介します。
クランク種類に問わず共通で利用する工具
【工具】六角レンチ(通称:アーレンキー)
クランクの交換には六角レンチ(アーレンキー)必要です。六角レンチのサイズは、
- ホローテック式は5mの六角レンチ
- オクタリンク式、スクエアテーパー式は8mまたは10mの六角レンチ
100均の六角レンチは強度が弱い
また六角レンチは100円均一でも売られていますが、自転車のメンテナンスにはおすすめできません。100円均一の六角レンチは金属の強度が弱いです。六角レンチはクランク交換以外でも、自転車のメンテナンス道具として、よく利用する工具なので、六角レンチを持っていない場合は、商品レビューなど確認し、評価の高い自転車メンテナンス用六角レンチを用意すると安心です。
ホローテック式クランク交換に必要な工具
【工具】クランクボルト取り外し専用工具
これはクランクがshimano性のホローテック式クランクの、左足側のクランクを取り外す工具で、名前は「TL-FC16」です。値段は高くはないですが、専用工具だけあってTL-FC16がないと取り外しができません。
オクタリンク式・スクエアテーパー式クランクの交換に必要な工具
コッタレス抜き工具(リムーバー)
こちらは自転車専用工具でコッタレス抜き工具(リムーバー)です。このコッタレス抜き工具は、オクタリンク式・スクエアテーパー式、どちらも対応しているものや、オクタリンク専用・スクエアテーパー専用などがあるので、工具を購入する際は、自分の自転車の種類で使える、コッタレス抜き工具を確認してください。
モンキーレンチ
こちらはコッタレス抜き工具リムーバーを使うときに同時に使用します。今回はモンキーレンチを紹介してますが、通常のレンチでもコッタレス抜き工具リムーバーを、挟めるものであれば通常のレンチでも問題ありません。
ゴム製ハンマー
このゴム製のハンマーは、クランク交換をするうえで必須ではありません。ですが、クランクが手の力だけでは外せないことや、自転車に取り付けられているボルトが、手の力のみだと動かない場合があるので、ゴム製のハンマーはあると便利です。100円均一でも販売されてますので、余裕があれば用意しておくと安心です。もし金属製ハンマーしかない場合はウエスで叩く箇所を保護して利用してください。
グリス
自転車専用グリスは主に、ロードバイクやクロスバイクなどに、ボルトを取り付けをする際、ブリスを少量つけて利用します。グリスをつけずにボルトを締めこんでしまうと、ボルトが外れなくなることがあるので注意してください。
トルクレンチ
自転車にパーツをつけるときに、パーツごとでネジやボルトを、適切な強さで締めるつけることが、必要になります。特にロードバイク本体がカーボン製のフレームだと、何ニュートンで締め付けてくださいなどと書かれていて、規定を守らないとフレームの破損などにもつながるので、今後自身でロードバイクのパーツの取り扱いをする上で、必要な道具にになってきます。持っていない場合は購入しておくことをお勧めします。
薄手の手袋
自転車はオイルや土埃などで汚れている場合は多いので、素手で作業をすると手が汚れます。薄めの手袋であれば作業をするときに、手を汚す心配をしなくていいので、余裕があれば持っておくといいでしょう。
続いて、自転車のクランクの外し方③作業方法を紹介!
出典:Amazon