はじめに
トライアスロン用バイクとひとことで言ってもさまざまです。空気抵抗に特化したバイクがいいのか、乗り心地のよいバイクがいいのか、初心者の方は何を選んでよいかわからないと思います。今回はそんなトライアスロン用バイクの種類や選び方おすすめモデルなどをご紹介いたします。またトライアスロンとはどういった競技なのか、さらにはトライアスロンのはじめ方などについても触れていきます。
トライアスロンについて
始まり
トライアスロンは1974年、アメリカ合衆国のカリフォルニア州サンディエゴで世界で初めてトライアスロンの大会が開催されました。日本では1981年(昭和56年)鳥取県米子市の皆生温泉旅館の若手経営者達が『皆生トライアスロン81』を開催しました。これが日本で初めてのトライアスロン大会でした。
種類
ショート(オリンピック)・ディスタンス
ショート(オリンピック)ディスタンスは、一般の方でも大会にエントリーしやすく、トライアスロンの中でも比較的距離が短いのが特徴です。距離はスイム1.5㎞、バイク40㎞、ラン10㎞です。オリンピックでも採用される中間的な距離から、「オリンピック・ディスタンス」、または「スタンダード・ディスタンス」とも呼ばれています。
スプリント・ディスタンス
スプリント・ディスタンスは他のレース形式と比べて距離が短く、比較的に高速で推移するレースです。初めての参加にオススメで初心者が参加しやすいのも特徴です。距離はスイム0.75㎞、バイク20㎞、ラン5㎞です。この距離以下の条件を満たすレースは全て「スプリント・ディスタンス」と呼んでいいことになります。
ロング・ディスタンス
ロング・ディスタンスは、主要大会では総距離が200㎞前後になり、競技時間は10時間以上にもなります。初心者の方には難しく、苦手な種目があると完走するのが難しくなります。各種目の距離はスイム3㎞以上、バイク100㎞以上、ラン30㎞以上です。国内での代表的な大会は、全日本トライアスロン宮古島大会(沖縄県宮古島)などです。
アイアンマン・ディスタンス
アイアンマン・ディスタンスは、ロング・ディスタンスよりも距離が長く過酷です。各種目の距離はスイム3.8㎞、バイク180㎞、ラン42,195㎞です。ハワイではじまったこのアイアンマン、世界中で大会が開催されていますが日本では現在行われていません。国内では半分の距離になる70.3(マイル)などがあります。
トライアスロンのはじめ方
スイムのはじめ方
スイムに必要なのはウェットスーツとゴーグルとスイムキャップです。ウェットスーツは自然の海を泳ぐときに安全のためにも必要です。ゴーグルとスイムキャップは普段の練習で使用するものと競技用を用意しましょう。日々の練習では、まずは潮の流れなどの変化に対応できる泳力を身につけましょう。そしてしっかりとしたフォームで泳ぐよう心がけましょう。
バイクのはじめ方
基本的にはスポーツバイクのはじめ方となりますが、ヘルメットやグローブは安全のために必須です。また効率的なペダリングを可能にするためにビンディングシューズも必要です。練習方法としては初心者はまずはバイクに慣れるところから始めましょう。ある程度慣れてきたらサイクリングロードなど走りやすい道で1日30㎞を目標に走りましょう。
ランのはじめ方
ランに必要なのはシューズ、キャップ、ランウェアです。シューズは自分の足に合ったサイズのものを選びましょう。キャップは競技中の陽射しよけ対策としてあると便利です。またランウェアは通気性・速乾性に優れたものを選びましょう。練習はまずは軽いジョギングを15分程度やるところから始めましょう。またウォーミングアップは十分に行いましょう。