自転車の鍵を紛失した際にやるべきこと①探す
なくした自転車の鍵が見つかれば、工具を用意して切断するなどの手間やコストがかかりません。当たり前ですが、鍵を紛失したということは、どこかにあるはずです。ここでは、自転車の鍵を探す手順を紹介していきます。
探し方①落ち着く
自転車の鍵を紛失したときは慌てますが、それでもまずは落ち着きましょう。慌てていると判断力が低下し、視野が狭くなりがちで、見つかるものも見つかりません。深呼吸はもちろん、誰かに連絡して話を聞いてもらうだけでも落ち着きます。
探し方②どこで紛失したのか考える
落ち着いたら、これまでの自分の行動を思い返し、どこで紛失したのか考えましょう。記憶を整理して客観的に捉えやすくするのに、紙に書き出してみるのもおすすめです。Androidスマートフォンをお持ちなら、Googleマップのタイムラインに行動が記録されています(上図参照)。ただ、正確に記録されないこともあるので、参考程度にみてください。
探し方③ありそうなところから探す
鍵をなくした可能性が高そうなところから探します。しらみつぶしに探すのは、タイムロスが多く、精神的にも焦る原因になるので、おすすめしません。なくした可能性が低いところは最後に探します。子どもやペットがいる家の場合は、いたずらでスキマなどに隠すことも考慮して探すといいでしょう。
探し方④警察に届け出る
探しても見つからなかったら、警察で遺失届を出します。運よく誰かが見つけて届けてくれれば、後日連絡がくるかもしれません。届けを出さないと、受け取れませんので、なるべく早く届けを出すことをおすすめします。なお、遺失物の保管期間は3ヶ月です。警察以外に、駅やお店などが預かっていることもありますので、連絡してみましょう。
自転車の鍵を紛失した際にやるべきこと②自力で鍵を開ける
鍵の種類によっては、鍵以外のもので開けられることがあります。コストもそれほどかかりません。鍵をなくしたからと言って鍵を壊してしまう前に、挑戦してみてはいかがでしょうか。もちろん、紹介した開け方を悪用するのは厳禁です。
鍵の開け方①マイナスドライバー
マイナスドライバーを鍵穴に差し込み、手ごたえがありそうなところを探って、適当に押し込むと開きます。主に馬蹄錠(リングロック)に有効な方法です。コツさえつかめば、子どもでもできます。ただし、鍵によってはマイナスドライバーが入りません。また、開け方次第では、鍵を壊すこともあるので注意してください。
鍵の開け方②傘鍵
「傘鍵」とは、傘を開く時に押す部品のことです(上図参照)。この部品を傘から取り出し、紛失した鍵の代わりに使います。主に馬蹄錠に有効で、マイナスドライバーよりも確実な開け方です。傘を折り曲げたりするので、ある程度の腕力が必要ですが、作業自体は簡単にできます。折った傘の軸で手を切るなど、ケガや事故の恐れもあるので、注意して作業してください。
傘鍵の作り方と開け方
【材料】
- 透明傘や壊れた傘(透明傘は、できれば400円以上だと強度があっておすすめ)
- ペンチ
【作り方と開け方】
1.傘の持ち手を折り曲げて、取り外す。
2.折り曲げてつぶれた傘の軸を、ペンチで広げる。
3.傘鍵を取り出す。
4.傘鍵を鍵穴に差し込んで、鍵を開ける。
鍵の開け方③ヘアピン・安全ピン
ヘアピンか安全ピンを鍵穴に差し込んで、鍵を開ける方法です。チェーンロックやU字ロックなどに使われている、シリンダー錠(ギザギザの鍵)も開けられます。しかし、開け方としてはかなりの慣れが必要で、いきなり開けるのは難しいです。さらに鍵を壊す恐れがあるうえに、盗難と間違えられるリスクも伴います。器用さに自信がある人は、挑戦してみるといいかもしれません。
筆者撮影