ダイエット、やっていますか?
たくさんの人がダイエットに取り組んでいる
ダイエットは多くの人にとっての大きな課題ともいえるかもしれません。特に女性で1度でもダイエットをした経験のないという人は少ないのではないでしょうか。また男性でも、メタボや高血圧などの生活習慣病の予防や改善のために、ダイエットに励む人も少なくありません。
食事制限と運動が効果的
ダイエットの方法はいろいろあります。さまざまなダイエット方法が次から次へと提唱されていますが、やはり効果的に痩せる方法は食事制限と運動でしょう。体重が増える主な原因は、摂取カロリーに比べて消費カロリーが少ないために、余ったカロリーが脂肪となって身体に蓄えられることで肥満になってしまうのです。
痩せるのは簡単ではない
したがって、食事制限で摂取カロリーを少なくして運動で消費カロリーを増やせば、カロリーが余らないので痩せることができるというわけです。しかし、ダイエットがうまくいかず痩せることができない人が少なくないのは、食事を制限や適度な運動を継続するのが難しいからです。
なぜ自転車はダイエットに効果的なのか
自転車ダイエットで痩せる
そこで注目されているのが、自転車を利用したダイエット方法です。運動には大きく分けて、筋トレや全力ダッシュなど短時間で大量のエネルギーを使う「無酸素運動」と、ジョギングやゆっくり泳ぐといった運動強度が小さくゆっくりエネルギーを使用する「有酸素運動」とがあります。
自転車は有酸素運動
有酸素運動は運動強度が低いので心拍数の上昇がゆるやかでエネルギーの供給がゆっくりでも間に合います。そのため糖質や脂肪を酸素を使って分解して、無酸素運動より多くのエネルギーを体から取り出すことができます。有酸素運動に分類される自転車がダイエットに効果的とされるのは、こういった理由があるからです。
ジョギングよりおすすめ
有酸素運動といえばジョギングやウォーキングも挙げられますし、ダイエットのために行っている人も多いでしょう。これらももちろん効果的ですが、自転車を利用するほうが実はおすすめなのです。
効果的な理由①楽に高い効果が得られる
各運動の消費カロリー
体脂肪を燃焼するためには、最低20分間有酸素運動を継続する必要がありますが、たとえば体重55kgの人が30分運動した場合、ウォーキング(時速5.6km)では105kcal、ジョギング(時速8km)なら220kcalの消費なのに対して、普通にサイクリング(時速20km)をして220kcal、ゆっくり走っても(時速16km)138kcalの消費となります。
楽で効果的なのはどっち?
時速8kmのジョギングを30分間というそこそこきつい運動と同等、またウォーキングの2倍以上のカロリーが30分間のサイクリングで消費できるのです。ジョギングやウォーキングとサイクリング、どちらが楽で効果的かは言うまでもありませんよね。
効果的な理由②身体への負担が少ない
ジョギングは体への負担が大きい
ダイエットを始めようという人の多くは、日ごろからあまり運動をしていないケースが多く見られます。したがって、急に運動を始めると体に大きな負担がかかってしまうでしょう。また、ジョギングでは軽く走っていても足には体重の3倍以上の衝撃が及ぶとされます。
サイクリングは体への負担が少ない
その点、サイクリングは体への負担が少なく、また足腰への影響も最小限に抑えられます。太っている人は膝が悪い人が多いのですが、サイクリングはそんな人でも膝への負担が少なくて済みます。リハビリの現場でもサイクルマシーンを活用したり、サイクリングが推奨されています。
効果的な理由③気分的に取り組みやすい
気軽に取り掛かれる
ダイエットというと、気分を引き締めて「さあ、やるぞ」と意気込んで始める人も多いでしょう。そして精神的・肉体的に大変だというイメージも付きまといますが、自転車ダイエットはもっと気軽に取り掛かることができます。
楽しみながらダイエット
自転車は生活に密着した身近な存在ですし、普段から通勤や通学、買い物などで自転車を日常的に使用している人もたくさんいるでしょうから、「よし、始めるぞ」と意気込む必要がないのです。また、景色を眺めるなど楽しみながら実践できるのも自転車ダイエットのメリットです。
スポーツバイクよりママチャリのほうが有利な点
自転車を使ってダイエットするのには、さまざまな効果が期待できます。しかし、ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツバイクでなくママチャリでも大丈夫なの?と思っている人も少なくないでしょう。実は、やり方や目的によってはスポーツバイクよりママチャリのほうが有利ともなるのです。
①体を引き締めるならママチャリ
スポーツバイクかママチャリか
単純に痩せるためだけなら、長時間にわたって多くのカロリーが消費できるスポーツバイクのほうが効果的です。しかし、筋肉をつけて体を引き締めたいのが目的なら、ママチャリもおすすめです。
筋肉への負担はママチャリのほうが大
スポーツバイクは軽い車体や走行状況に適切に合わせて変速ができるパーツなどによって、長い時間や距離を楽に走ることができます。一方、ママチャリは車体が重く変速できる段数も少ないので、筋肉にかかる負担がスポーツバイクより大きくなります。
自転車で基礎代謝をアップ
自転車を漕ぐことで鍛えられるのは、太ももをはじめとする下半身に加え、腹筋や背筋、腰回りなどの筋肉です。筋肉を鍛えると基礎代謝がアップして痩せやすい身体になるとされますが、太ももなど下半身の筋肉は全身の約70%を占めているため、スポーツバイクより下半身の筋肉への負荷が大きいママチャリのほうが基礎代謝量を上げ痩せやすくなるというわけです。
美脚もゲットできる⁈
女性の中には「下半身を鍛えると脚が太くなるんじゃ…」と心配する人もいますが、重いペダルで走り続けたり、急な坂を長時間上り続けない限りは大丈夫、かえって無駄な脂肪が燃焼されシャープな美脚を手に入れることも可能です。
②わざわざ購入しなくてもいい
痩せるという点ではありませんが、経済的な面でもママチャリは有利です。自転車ダイエットを始めようとしたとき、ママチャリならほとんどの家庭に1台は所有しているでしょう。しかし、スポーツバイクとなると新たに購入しなければならないというケースも少なくないのではないでしょうか。ママチャリダイエットは、財布にも優しいのです。