車体番号の見方
車体番号は各メーカーや車種によって付いている場所がさまざまです。自転車本体には車体番号以外の番号の記載もあり、どれが車体番号を指しているのか分からない人も多いはずです。そこで自転車本体にはどのような番号が記載されているのか、ブリジストン・パナソニック・マルキンを例に挙げて紹介していきます。
車体番号の見方①ブリジストン
ブリジストンの自転車には車体番号(車体No)の他には車種略号・商品コード・ロットNoと様々な数字の羅列があります。これら3つの数字は車種表示シールという1枚のシールが貼られていて、打刻してある車体番号との区別が付きやすくなっています。上の画像の車体番号、車種表示シールは表記されている箇所以外にも刻印されていることがあります。
車体番号の見方②パナソニック
パナソニックの場合は、品番と型式の2つの数字の組み合わせが羅列してあります。こちらもシールタイプで貼ってある場所は前カゴの裏の車体番号が打刻されている上です。車種によっては場所が変わるものもありますが、購入時に貰える取扱説明書に車体番号や品番、型番の場所の記載があり、確認することができます。
車体番号の見方③マルキン
マルキン自転車の場合は、足をまたぐところに車種記号シールが貼られています。マルキンの頭文字を取ったMKから始まる数字なので判別はつきやすいです。マルキンの車体番号はママチャリ、マウンテンバイクと車種を問わず、ほとんどが前カゴの裏に打刻してあるため、マルキンの自転車に乗っている人は型番の確認がしやすくなっています。
防犯登録番号との違いは?
防犯登録番号とは、自転車を入手した際に必要な手続きの防犯登録をして得られる番号となり、車体番号とは異なります。防犯登録番号は各都道府県の警察で管理されています。防犯登録は法律で義務付けられている制度で、登録時に必要となるのが車体番号になります。手続きの際には車体番号の他に、自転車のメーカー名や車種、カラーなどを記入する欄もあります。
防犯登録番号はステッカーを貼る
防犯登録の手続きをすると登録番号が記載されているステッカーを自転車のフレームに張ります。番号やデザインは各都道府県により異なり、アルファベットや数字を使って表記されています。ステッカーをどこに貼るかは所有者の好きな場所を選べて、オシャレな自転車に乗る人はフレームの底面に目立たないように貼る人も多いです。
防犯登録に必要なものは?
防犯登録をする際に、防犯登録カードに必要事項を記入していきます。実店舗での購入の場合、防犯登録手続きはその場でしてくれて、用意するものは「身分証明書」と「登録手数料」になります。身分証明書は運転免許証や保険証、パスポートで確認ができ、登録手数料は手続きをする各都道府県で異なりますが、500円~600円程になります。
ネットで購入の場合は「販売証明書」「登録する自転車」も必要
ネットで自転車を購入した場合は、防犯登録は近くの自転車屋さんで行います。必要なものは「身分証明書」「登録手数料」「販売証明書」「登録する自転車」になります。「販売証明書」とは自転車を購入した証明書となり、商品名・車体番号・購入者名・販売会社名が記載されているものを貰うことをおすすめします。「登録する自転車」は車種の特定のため必要になります。
防犯登録番号はどんな時に必要?
警察が防犯登録を確認する時
自転車での帰り道の途中、警察官に呼び止められた経験がある方もいるでしょう。その際に警察官はステッカーの防犯登録番号を確認していて、この自転車が所有者のものかどうか確かめています。やましいことがなくても、呼び止められてしまうと億劫に思ってしまうかもしれませんが、素直に応じてください。
自転車が盗難にあってしまったとき
万が一自分の自転車が盗難にあってしまったときは、警察に盗難届を出す人がほとんどです。その際に自転車を特定できる情報が必要となり、防犯登録番号が必要になります。防犯登録番号は、防犯登録カードに記載されていて、他にも車体番号やメーカー名や車種、車体カラーも載っています。
盗難にあった時の対策
通勤や通学、普段から自転車を使っている人は多いと思います。自転車の盗難被害の経験がある人は約20%もいて、5人に1人は盗難と向き合わなければならないのです。もしもご自身が盗難被害にあってしまったらどう対処をすればいいのか、確認してもらうことなど解説していきます。
まずは盗難届を出そう
もし盗難にあってしまった場合は、まずは最寄りの警察署か交番に盗難届を出しましょう。その際に印鑑、防犯登録カード、身分証明書が必要になります。どんな自転車か聞かれるるので、車種や車体カラー、カゴの位置や鍵の種類、年式などを覚えておくか写真に撮ってその場で見せられるとスムーズに伝えられます。
各メーカー、販売店の盗難補償を確認してみよう
ブリジストンやパナソニック、ヤマハ、丸石、マルキンを始めとする国内メーカーの自転車を購入した際には盗難補償が付く車種もあります。万が一盗難にあった場合にも一部代金を支払えば、同一か同等の商品を補償をしてくれるという内容で、ブリジストンやパナソニック、ヤマハ、丸石、マルキンを始め多くの国内メーカーで無料で加入することができます。
販売店の補償も確認してみよう
メーカーの補償とは別に販売店で加入できる保証もあります。サイクルベースあさひでは保証期間内の盗難補償や無料点検、修理代金を安くしてくれるなどのアフターケアが有償で受けられます。盗難補償については、ブリジストンやパナソニック、ヤマハ、丸石、マルキンなどのメーカー補償と重複する場合、所有者の方がどちらの条件にするか選ぶことができます。
車体番号を確認してみよう
ママチャリからロードバイクやマウンテンバイクまでほぼ全ての自転車には車体番号が付いています。普段は使わない番号でも、知っていると万が一盗難にあったときにあなたを助けてくれる番号になる可能性が大いにあるので、一度今乗っている自転車の車体番号を確認して、これからも安心安全な自転車ライフを過ごしてください。
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出典:マルキン自転車