記事の目次
- 1.しまなみ海道とは
- 2.しまなみ海道のコース概要
- 3.しまなみ海道ルート別(8つ)の距離と所要時間
- 4.ルート別距離と所要時間① 全走破ルート
- 5.ルート別距離と所要時間② 2日間以上で走破ルート
- 6.ルート別距離と所要時間③ 来島海峡大橋と大島ルート
- 7.ルート別距離と所要時間④ 今治から大三島(折り返し)ルート
- 8.ルート別距離と所要時間⑤ 今治からハーフライドルート
- 9.ルート別距離と所要時間⑥ 多々羅大橋ルート
- 10.ルート別距離と所要時間⑦ 尾道から向島ルート
- 11.ルート別距離と所要時間⑧ 向島から因島ルート
- 12.尾道か今治か、スタートはどちらがいい?
- 13.しまなみ海道サイクリングルート作成上のポイント
- 14.まとめ
しまなみ海道サイクリングルート作成上のポイント
しまなみ海道サイクリングには、決まったルートやコースはありません。スケジュールや体力、興味の対象などに応じて、自分自身で作成すればいいでしょう。ここでは、ルートを作成するにあたって知っておいたほうが便利なポイントを紹介しましょう。
ルート作成上のポイント① バスの利用もOK
しまなみ海道サイクリングのいいところは、片道だけを自転車で走ったり、時間がない、疲れて走れないといった場合に、自転車以外の公共の移動交通手段があることです。6つの島それぞれにそれらの交通手段があるので、うまく組み合わすことで自分のスケジュールなどに合わせて独自のルートを作成することができます。公共の交通手段のひとつがバスです。
バスで結ばれている6つの島
しまなみ海道の島は、それぞれバスによって結ばれているので、どの島からでもバス移動が可能です。各島にレンタサイクルターミナルがあるので、自転車を返却してバスで移動するのも簡単です。さらに、しまなみ海道を全走破したけれども、またスタート地点に戻る時間や体力がないという場合には、今治⇔尾道または広島や福山を行き来するバスがあります。
「しまなみエクスプレス」
バスで尾道駅から今治駅まで移動をするには「しまなみサイクルエクスプレス」があります。土日祝日限定で3往復だけしか運行していませんが、前輪を外せば輪行袋に入れなくても車載して貰えます。自分のバイクを持ち込んでしまなみ海道を走りたいという人には、うれしいですね。自転車を持ち込みしないなら、予約はいりません。
「しまなみライナー」
広島県・福山駅から今治駅を結ぶ「しまなみライナー」というバスもあります。ただし、このバスは因島大橋で乗り換える必要があるうえ、乗り換え待ち時間が長い便もあるので事前にしっかり確認しておくことをおすすめします。自転車は、輪行すれば積載してもらえますが、トランク積載量によっては受けてもらえないケースもあるので要注意です。
「おのみちバス」「せとうちバス」
その他、尾道駅と因島の土生港を結ぶ「おのみちバス」や今治と大三島間を走る「せとうちバス」があります。せとうちバスの停留所のうち、大山祇神社前や大三島停留所、伯方島停留所などは近くにレンタサイクルターミナルがあるので、レンタサイクルの利用者には特に便利です。
しまなみサイクルエクスプレス
- 今治⇔尾道 料金2,250円
- 土日祝日・年末年始・お盆期間のみ運行 1日3便
- 乗車時間:片道約1時間25分
- 自転車を積載する場合のみ要予約。自転車積載料金 +550円
- おのみちバス tel:0848-46-4301
しまなみライナー
- 今治⇔広島 料金3,700円
- 1日3便(月~金曜日) 1日6便(土・日・祝日)
- 乗車時間:片道約2時間45分
- 輪行すれば自転車の積載は可。トランク積載量により不可の場合もあり
- しまなみ予約センター tel:0898-25-4873
しまなみライナー
- 今治⇔福山 料金2,500円
- 1日16便
- 乗車時間:片道約1時間35分
- 輪行すれば自転車の積載は可。トランク積載量により不可の場合もあり
- しまなみ予約センター tel:0898-25-4873
ルート作成上のポイント② フェリーをうまく利用しよう
しまなみ海道には、島々を結ぶフェリーや高速船がたくさん運航しています。それらを利用すれば、ルートやプラン、スケジュールがもっと簡単に組みやすくなります。
自転車の積載ができない船に注意
本州では尾道と三原、須波、しまなみ海道として向島、因島、生口島、大三島、伯方島、大島、そして四国の今治が、それぞれいくつかの航路で結ばれています。ただし、すべての航路で自転車の積載がOKというわけではありません。自転車積載の可能でかつ利用しやすい航路は限られています。ルートの作成の際にはしっかりチェックしておきましょう。
しまなみ海道で自転車積載可能な航路
- 尾道~重井港(因島)~瀬戸田(生口島)
- 土生港(因島)~上島~木浦港(伯方島)~友浦港(大島)~今治(※自転車積載不可の便あり)
- 忠海~大久野島~盛港(大三島)
- 宗方港(大三島)~とびしま海道(岡村島)~今治
ルート作成上のポイント③ メインルート以外の走行で新たな発見を
しまなみ海道サイクリングの推奨ルートには、通称「ブルーライン」といわれる青い線が路面にひかれています。それに従って走れば道に迷うことはありません。ブルーラインは推奨ルートだけでなく外周ルートにもひかれていますが、ブルーラインのある道だけを走らなければならないのではありません。
ルートの難易度をチェックしよう
途中で推奨ルートを外れて走ってみると、新たな発見があるかもしれませんよ。ただし、道によっては高低差が大きかったり、遠回りになったりする場合もあり得ます。したがって、特にメインルート以外を走るのであれば、そのコースは上級者向けかどうかをしっかりチェックしておきましょう。
まとめ
ルートの選び方によって、しまなみ海道サイクリングは難易度が変化します。また、走るコースで景色やグルメなども大きく違います。だからこそ、片道だけ自転車で帰りはバスや船というアプローチや、どこからはじめてどこで終わっても構わない、そしてビギナーから上級者まで、それぞれのいろいろな楽しみ方ができる点が、しまなみ海道ならではの魅力といえるでしょう。