理想のケイデンスで走るために必要な練習方法
理想のケイデンスで走るためには調整する練習が必要になります。しかし、ケイデンスを意識して走行しないと、理想のケイデンスを見つけることはできません。そこで、理想のケイデンスで走行できるようになるための練習方法を紹介します。
練習方法①メトロノームを使用する
最初に練習する方法としては、メトロノームを使用する方法です。メトロノームで目標とするケイデンスの目安にしながら走行することで、ケイデンスを意識して練習ができます。しかし、メトロノームを持って屋外を走行するのが難しいため、室内でローラー台を用いて行う必要があります。この方法では、メトロノームに耳を傾けるだけでいいので、三本ローラーなどでも集中しながら練習できます。
練習方法②ケイデンスセンサーを確認する
次の方法は、ケイデンスセンサーを確認しながら練習するという方法です。ケイデンスセンサーを使用すれば、簡単にケイデンスの確認ができるので、屋外でもケイデンスを意識して練習可能です。しかし、ケイデンスを確認するためには、一度視線をサイクルコンピューターの画面の方に向ける必要があります。走行時に、ケイデンスを意識し過ぎて、前方への注意が不十分にならないように気をつける必要があります。
理想のケイデンスへの調整方法
ケイデンスを意識した練習方法は解説した通りですが、実際にケイデンスを調整するためには、ペダルをどのようにして動かせばいいのでしょうか? 次にケイデンスの調整方法の紹介をします。
高い場合は力を抜いてケイデンスを下げる
もし、目標としているケイデンスよりも今漕いでいるケイデンスが高い場合には、ペダルの回転数を下げる必要があります。そのときには、ペダルを踏みこむ力を少し抜いてあげましょう。そうすることで、ケイデンスを下げることができます。次第にペダルの重さが重くなるので、力を抜き過ぎないようにしましょう。
低い場合には力を入れてケイデンスを上げる
逆に、ケイデンスが低すぎる場合にはペダルの回転速度を速める必要があります。ケイデンスが低い状態では、ペダルを回しているときにペダルが重く感じます。しかし、ケイデンスを高めるためには、一時的に大きな力を加えて高いケイデンスにする必要があります。
慣れれば意識しなくても維持できるようになる
初心者の方や、ケイデンスを意識することに慣れていない方は、ケイデンスセンサーなどの目安になる道具や機器が必要ですが、慣れてくればそれらを確認しなくても理想のケイデンスに近い値で走行することができます。また、一定のケイデンスを維持して走行することも、無意識下で行えるようになるでしょう。
間違ったケイデンスで走ることのデメリット
最後に理想のケイデンスではない「間違ったケイデンス」で走行した場合には、どのようなデメリットがあるのかを解説します。間違ったケイデンスによる悪影響をしっかりと理解しておきましょう。
低すぎると筋肉への負担が大きい
ケイデンスが低い状態で走行すると、常にペダルは重いので、強い力で踏み続ける必要があります。しかし、長時間それだけ大きな力でペダルを踏み続けるというのは、脚の筋肉への負担がかなり大きいです。低いケイデンスで走行していると、筋肉の疲労感を非常に感じやすくなるでしょう。
高すぎると効率が悪くなりやすい
逆にケイデンスが高すぎる状態で走行することは、推進力への変換のときに効率が悪くなります。ペダルの回転が速すぎるため、適切にペダルを踏みこむことが出来なくなってしまいます。それだけではなく、高いケイデンスで走行しているときは心肺機能への負担も大きくなってしまいます。
自分の理想のケイデンスでないとストレスを感じる
もし、自分の理想のケイデンスではないケイデンスで走行した場合には、大きな疲労感や違和感があることが多いです。その状態で長時間走行すると、次第にストレスにも感じてきます。もし、快適に走行できていないのであれば、もう一度ケイデンスを意識して、調整してみながら走行してみた方がいいでしょう。
まとめ
理想のケイデンスで自転車に楽しく乗れるようになろう!
今回は自転車におけるケイデンスという言葉の意味や、理想のケイデンス、ケイデンスを調整する方法などについてのご紹介をしました。理想のケイデンスを見つけて、そのケイデンスを維持して走られるようになると、今まで以上に楽しく自転車に乗れるようにもなります。一度理想のケイデンスというものを意識して、自転車を走行してみるといいでしょう。
- 1
- 2