ヒルクライムの出力の計算方法をご紹介!計算結果はどう活用するの?

ヒルクライムの出力の計算方法をご紹介!計算結果はどう活用するの?

ロードバイクでのパワーを計算して、それに基づいて出力するパワーをコントロールすることはヒルクライムでのタイムの向上に非常に有効です。今回はヒルクライムにとって大切なパワーについてや、その計算方法などについての解説をします。

記事の目次

  1. 1.自分の出力しているパワーの把握が重要
  2. 2.ヒルクライムで重要なFTPとは
  3. 3.自分のパワー(FTP)を測定しよう
  4. 4.ヒルクライムでパワー計算が重要な理由
  5. 5.計算されたパワーの活用方法の具体例
  6. 6.まとめ

自分の出力しているパワーの把握が重要

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ロードバイクやマウンテンバイクでは、サイクルコンピューターで走行距離やスピードなどと一緒に、自分が出力しているパワーを確認している場合があります。プロの世界では、当たり前の話ではありますが、最近は一般サイクリストでも徐々にパワーを活用する方が増えています。出力しているパワーを活用していくためにも、まずは、自分のパワーを把握していきましょう。

パワーメーターを活用すると自分のパワーが分かる

出典: http://pioneer-cyclesports.com/jp/

パワーメーターは実際に数値で表されるため、今まではなんとなく把握していた自分の能力を実際に数値として明確に示すことができるようになりました。また、明確に数値として表せるようになったことで、その数値を目安にトレーニングに励むことも可能になります。プロの世界では、パワーメーターを活用してのトレーニングがほとんどです。

パワーメーターとは?

自転車のペダルに加わっている力を計測できる機械が「パワーメーター」です。パワーメーターにはさまざまな種類がありますが、シマノやパイオニアなどの国内メーカーのパワーメーターは人気があります。パワーメーターを取り付けることで、ひと漕ぎひと漕ぎのパワーを確認できるようになります。パワーを測定して、うまく活用することで、それまで以上に効率よく走れるようになります。

自分の成長も確認できる

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パワーメーターで自分の能力を明確な数値として表せるメリットのもう一つとして、自分の成長が確認できるようになったことも挙げられます。上り坂でのタイムを参考にしていたとしても、その日の気候状況や機材の差が影響していることもあります。実際にパワーが向上して、同時に上りのタイムが向上していた場合には、自分の成長をしっかりと確認できます。

ヒルクライムで重要なFTPとは

出典: http://pioneer-cyclesports.com/jp/

パワーメーターを実際にヒルクライムで活用していくためには、FTP(Functional Threshold Power)といわれる値が非常に重要となります。次は、ヒルクライムに重要なFTPについての解説をしていきます。

1時間あたりに出力可能なパワー

FTPは1時間継続して出力できる限界のパワーの値を表しています。そのため、理論上では、FTPと同じ値で走行すれば1時間はそのパワーを維持できることを意味しています。FTPはもちろんのこと、個人の能力に左右されるため、同じ身長で、同じ体重の方でも、その方の能力によって、大きく値は異なります。

FTPは総合的な能力を示している

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FTPは一時間継続して出力できるパワーを意味していますが、それと同時にサイクリストの総合力を表す指標としても用いられています。特に、ヒルクライムを行っていくときには、このFTPを目安とする傾向が強いです。いかにFTPが向上したかで、ヒルクライムでの速さも変わります。それほど、ヒルクライムではFTPが重要視されています。

体格などでも大きく変わる

FTPには個人差がありますが、能力だけでなく体格などによっても個人差がうまれるでしょう。ヒルクライムで競い合って、同じような速さの方でも、FTPの値が大きく違うこともあります。一般的には体重が重い方ほど、FTPの値は高いです。しかし、ヒルクライムでは、出力体重比が大切なので、一概に自分よりもFTPの数値が高いからといって気にする必要はないでしょう。

自分のパワー(FTP)を測定しよう

ヒルクライムではFTPの値が重要視されていますが、実際にFTPを測定するためにはどのような測定方法があるのでしょうか? 次に、FTPを測定する方法の解説を行っていきます。

測定方法①固定ローラーで測定する

一つ目の方法は、固定ローラーを使用する方法です。固定ローラーで行うと、赤信号や道のアップダウンを気にすることなく測定可能です。1時間全力で漕ぎ続けたときの平均パワーでFTPの数値が分かります。固定ローラーを使用して測定することで、毎回同じ条件で正確に測定が可能ですが、非常に退屈という欠点があります。

測定方法②上り坂や信号のないところで測定する

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二つ目の方法は外での実走で測定する方法です。実走で測定するときは、信号や下り坂がないところを見つけて、測定する必要があります。もし、1時間程かかるような長い上り坂があればそこで計測して、1時間の平均パワーを記録しましょう。実走で測定した方が、固定ローラーで測定するときよりも、精神的な苦痛は少ないでしょう。

20分走で測定する方法もある

1時間漕ぎ続けるというのは、精神的な苦痛が伴います。そのため、短縮版として20分全力走で計測する方法があります。ウォーミングアップ後に5分間全力で漕いだあとに、休息後に20分間全力で漕ぎ続けます。その20分間の平均パワーに0.95をかけた値が概ねFTPに近い値になります。こちらの方が簡易的におこなえるので、おすすめです。

続いて、パワーの計算がヒルクライムに重要な理由について解説!

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ヒルクライムでパワー計算が重要な理由

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