3本ローラーは体幹やバランスが鍛えられる
ローラー台は別名サイクルトレーナーとも呼ばれ、室内で自転車に乗るためのアイテムです。その中でも3本ローラーは、台の上に前後の車輪をのせて使うタイプで、より実走に近い感覚で使える人気のサイクルトレーナーです。バランス感覚、体幹、ペダリングのバランスと、ロードバイクユーザーが鍛えておきたいポイントをしっかりと押さえたトレーニングができます。
静かな3本ローラー選び方のポイント
サイクルトレーナーの固定ローラータイプと比べても、3本ローラーは体幹やペダリングを鍛えられる一方、固定ローラーに比べて使用時の音が大きいのがデメリットです。それでも実走感覚のあるサイクルトレーナーを使いたい方のために、音の静かなモデルの選び方をポイント3つに分けて紹介します。
選び方①ローラー直径の大きいものを選ぼう!
3本ローラーは、製品によってローラーの直径が違います。直径が小さいものは負荷が大きくトレーニング効率が良い一方、回転数が上がるため音が大きい傾向があります。直径の大きいものは回す力が小さくて済み、安定性にも優れています。また、走行時の音が比較的小さいという特徴があります。
選び方②アルミ製ローラーより樹脂製ローラー
サイクルトレーナーのローラーには、樹脂製のものとアルミ製のものがあります。アルミ製のものは走行時にローラーの内部で音が反響し、大きく響いてしまうことがあります。それに比べると樹脂製ローラーは音が反響しないので静かです。アルミか樹脂で迷ったときは、静音性を重視するなら樹脂製ローラーがおすすめです。
選び方③振動対策がされているものを選ぼう!
ローラーから発生する音には、タイヤがこすれて起きる音と、振動によって起きる音の2つがあります。特に振動音は床を伝って建物に響くので、マンションやアパートに住んでいる方、家の2階にローラー台を置きたい方は、振動対策がされている製品を選んだり、振動対策用のパッドなどを設置したりして対策をしましょう。
選び方④騒音対策グッズを活用しよう!
静かなモデルを選ぶのは大切ですが、合わせて騒音対策グッズを活用することで、より静かなトレーニング環境が作れます。ローラー台用の騒音対策グッズにはさまざまな種類があります。体幹やペダリングを鍛えるスピードの出るトレーニングも、騒音対策をしっかりしておけば集中して取り組めるのでおすすめです。
静音3本ローラーのおすすめモデル6選
サイクルトレーナーの中でも3本ローラーは種類が多く、選択肢の幅が広いのが特徴です。今回はその中でも特に音が静かなモデルを、エントリーモデルから、体幹やバランス感覚のトレーニングにおすすめの高性能モデルまで、幅広く紹介します。選び方を確認したら、静音に優れた人気モデルを見ていきましょう。
静音3本ローラーおすすめモデル①
①ミノウラAbsorbRollR820A
ミノウラAbsorbRollR820Aは、サイクルトレーナーの人気メーカー「ミノウラ」の静音にこだわったモデルです。徹底して静音性を追求して作られたドラム部分は、国内の工場で厳しい検査を行い、回転によって発生する振動を最小限に抑えています。また、タイヤがこすれることで起きる音についても小さくなるように工夫されています。価格に見合った静音性能です。
ローラー表面にサンドブラック特殊加工を施し、タイヤとローラーがこすれることで起きる音を軽減します。ローラーとフレームのつなぎ目には振動を吸収する素材を配置し、振動についても配慮されています。4本の足すべてに振動吸収ゴムがついているので、設置するときの安定性も十分です。
静音3本ローラーおすすめモデル②
②エリートクイックモーション
クイックモーションは、アルミ製に比べて音の静かな樹脂製ローラーを採用し、。マグネットによる三段階の負荷調整機能も付いており、折りたたみもできます。必要な機能が一通りそろった使い勝手のいい3本ローラーです。ローラーは外側に行くほどふちが高くなる脱輪しにくい形をしているので、乗りやすさ重視の方におすすめです。
クイックモーションの特徴の一つに、非常にコンパクトに折りたためるという点があります。ローラー台は広げたままだと場所をとるので、使い終わったらさっと小さくできるのは大きなメリットです。試合会場に持ち込んでアップローラーとして使うこともできます。Zwift対応モデルというのも、おすすめポイントです。
静音3本ローラーおすすめモデル③
③グロータックGT-RollerT1
GT-RollerT1は、「難しいけど、安全」「3本だけど静か」というコンセプトで開発された、グロータックのローラーです。前ローラーの両端には脱輪を防止する仕組みが装備されています。後方のローラーに別売りの「発射防止ローラー」取り付けることで、前方への飛び出し脱輪も防げます。太めのフレームで、足を置く場所も広めに確保されています。
特殊な三ツ矢の形をしたローラー内部は、高速で回転しても形がゆがむことがありません。ローラーの重量バランスを修正することで、どんな速度で漕いているときでも振動を抑えてくれます。また、ローラーの外側をより肉厚にすることで、より実際に走っているときに近い感覚を味わえます。
静音3本ローラーおすすめモデル④
④ミノウラLiveRollR700
ミノウラのLiveRollR700は、ハイケイデンスでのトレーニングに特化したモデルです。アルミ製のスライド式フレームは、950mm から1080mmの範囲で無段階に調整でき、使いたいサイズにセットするためのインジゲーター機能も付いています。静穏性能にもこだわりがあり、ローラーの内部に吸音材を配置し、反響音を抑えたローラーです。
LiveRoll R700には負荷を調整装置がついていません。ですので、スタミナをつけたいという方やヒルクライムの練習用としては少し物足りないと感じる方がいるかもしれませんが、ペダリングや体幹を集中して鍛えたいという方には、負荷装置のないモデルがおすすめです。
続いて、静音3本ローラーおすすめモデル⑤~⑥を紹介!
価格:¥110,000円(税込)