ダンシングとは?ロードバイクにおける種類や正しいフォームから練習方法まで!

ダンシングとは?ロードバイクにおける種類や正しいフォームから練習方法まで!

ロードバイクのダンシングは「休むダンシング」と「加速するダンシング」の2つに分類されます。これらのダンシングをマスターできると今までよりも楽に速く走れるようになります。今回はロードバイクでのダンシングの正しいフォームや練習方法のご紹介をします。

記事の目次

  1. 1.ロードバイクでのダンシングとは?
  2. 2.ロードバイクにおけるダンシングの種類
  3. 3.ダンシングの正しいフォーム
  4. 4.初心者が間違いやすいダンシング方法
  5. 5.正しいダンシングの練習方法
  6. 6.ダンシングに必要な筋肉
  7. 7.ダンシングに必要な筋肉の鍛え方
  8. 8.ダンシングの効果的な活用方法
  9. 9.まとめ

ロードバイクでのダンシングとは?

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ロードバイクでの漕ぎ方のひとつに「ダンシング」があります。ダンシングは簡単に言い換えるとママチャリなどでも行っている「立ち漕ぎ」です。しかし、ただ立ち漕ぎをしていても、ロードバイクではうまくダンシングはできません。苦手とする方が多いダンシングの正しいフォームや練習方法についてのご紹介をしていきます。

そもそもロードバイクでのダンシングってなに?

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そもそもダンシングと立ち漕ぎは何が違うのでしょうか?ママチャリでの立ち漕ぎは力いっぱい漕いで坂道を進むために行っています。しかし、それに対してロードバイクは足だけでなく、腕の力や体重などを利用して大きな力をペダルに加えることができます。ダンシングと立ち漕ぎは、見た目では似ていますが、内容や漕ぎ方は全く違います。

ダンシングはきつくて難しい?

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ダンシングは足の力だけに頼るのではなく、体重などを利用して行うことが理想です。しかし、その反面、心肺機能への負担は大きくなりやすいです。苦手意識が強くなってしまって、きついからダンシングをしないという初心者の方も多いのではないでしょうか?

間違った方法では苦しい

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ロードバイク初心者の方でもマスターすれば楽にロードバイクを進められるダンシングですが、正しい方法で正しいフォームを身に付けないと身に付けないとただただきつくなってしまいます。特に足の力まかせにダンシングをすると、筋肉や心肺機能への負担がさらに大きくなってきつくなってしまいます。

正しいダンシングでは今までよりも楽に走れるようになる!

初心者の方でも、正しいダンシング方法を身につけることができれば、きついどころか、逆に楽にロードバイクで走ることができます。しかし、そう簡単に身に着けられるようなことでもないので、反復して練習していく必要があります。初心者の方だからこそ何度も練習して正しいダンシングで楽に走れるようになりましょう。

ロードバイクにおけるダンシングの種類

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ダンシングは立ち漕ぎの状態でペダリングを行いますが、大きく分けて2種類のダンシングがあります。漕いでいるときの姿勢や漕ぎ方に変化をつけることで使い分けることができます。ダンシングの種類やその違いの解説をしていきます。

ダンシングの種類①休むダンシング

まず1つ目のダンシング方法は休むダンシングです。ダンシングでペダルを漕ぎながら休むというのはピンとこない方も多いかもしれません。休むダンシングではライダー自身の体重を利用してペダルに力を加えていきます。足の力で漕がなくてもいいので、ダンシングしながら足を休めて前に進むことができます。

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ロードバイクでのダンシングの方法に「休むダンシング」という漕ぎ方があります。言葉だけではよくわからない方も多いでしょうが、できるようになると非常に楽になります。今回は休むダンシングのコツやポイントの紹介と練習法、注意点を解説していきましょう。

ダンシングの種類②加速するダンシング

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2つ目は、力を入れてダンシングを行う方法が加速するダンシングです。体重に加えて、腕など全身に力を入れてペダルに大きな力を伝えるので、休むダンシングとは対照的に、筋肉や心肺機能への負担が大きいです。しかし、休むダンシングやシッティングのときよりも大きな力で漕ぐことができるので、急な加速が可能です。スプリントなどで用いられるダンシング方法です。

ダンシングの正しいフォーム

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ダンシングは正しいフォームで行うことで、無駄なく効率よくペダリングできるようになります。やみくもに立ち漕ぎをしていても正しいダンシングは行えません。まずは正しいダンシングフォームについての解説をします。

正しいフォーム①体の軸がまっすぐになっている

正しいダンシングができていると、体の軸が左右に揺れずに、軸がまっすぐとなった状態で安定してダンシングを行えます。軸がまっすぐになっていることで、見た目もきれいで、力の伝わり方もきれいになります。

正しいフォーム①頭や腰の位置が上下しない

体の左右の軸がまっすぐになっていても、頭や腰が上下動していると力の伝わり方に無駄が出来てしまいます。ペダルは6時の方向まで踏み込んでも、推進力に変換されることはありません。頭や腰の上下動がなくダンシングすることで、そのような無駄な力を使わなくなります。

正しいフォーム③適切に自転車を振れている

体を左右にぶらさずに、まっすぐとした軸を保ちながらダンシングを行うためには、適切に自転車を左右に振れるようにしないといけません。左右に振らずにダンシングすると必ず体が左右もしくは上下にブレてしまいます。

正しいフォーム④ペダルにしっかり荷重できている

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ダンシングはシッティングと違ってサドルへの荷重がなくなるので、ハンドルとペダルの2点だけが自転車との接点になります。このときにペダルにしっかり荷重することで、大きな力を推進力に変換して、よく進むようになります。

初心者が間違いやすいダンシング方法

初心者の方がダンシングを練習していると、無我夢中になってしまって間違ったダンシング方法で練習してしまっていることもあるでしょう。初心者の方が間違いやすいダンシング方法の解説をしていきます。

ダンシングの間違い①左右に体がブレている

体の軸をまっすぐ保った状態でダンシングを行わなければいけませんが、練習してすぐの時期などには体が左右にブレてしまっていることが多いです。効率が悪いだけでなく、左右に自転車が蛇行してしまうので、周りに対しても危険です。

ダンシングの間違い②自転車を左右に振りすぎている

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自転車を左右に振ることを意識しすぎて練習していると、自転車を左右に振りすぎてしまっていることもあります。バランスをとるために自転車を左右に振るので、リズムよくバランスをとれる範囲で自転車を振るようにしていかなければいけません。

ダンシングの間違い③ペダルを踏みこみすぎる

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左右のペダルへの荷重を適切に切り替えながらダンシングをすることで効率よく進むことができます。しかし、ペダルを6時の方向まで踏み込んでしまうと推進力には変換されずパワーをロスしてしまいます。体が上下動してしまっている方は踏み込みすぎてしまっていることが多いです。

ダンシングの間違い④ハンドル荷重になっている

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ダンシングはシッティングと違って、自転車と接している部分がハンドルとペダルの2点のみになります。この不安定な状態でペダリングすると、初心者の方は無意識にハンドルに寄りかかるようなポジションになっていることがあります。ハンドル荷重はとっさの場面でバランスを崩しやすいので危険な乗り方です。腕に力が入って、腕が疲れる方はハンドル荷重になっている可能性が高いです。

ダンシングの間違い⑤まっすぐ走れていない

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体の軸が左右にブレてしまっていたり、ハンドル荷重でハンドルをまっすぐ維持できていないときには、蛇行しやすくなります。まっすぐ走れないと効率が悪いだけでなく、事故などにつながることもあるので注意しましょう。

続いて、正しいダンシングの練習方法をご紹介!

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正しいダンシングの練習方法

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