TACX（タックス）とは？スマートトレーナーとしての特徴や使い方！

TACXは、オランダに本社がある自転車用品メーカーです。中でも、スマートトレーナーの評判はとても高いです。スマートトレーナーの他にも関連した商品を販売しています。プロチームにも機材提供をしており、プロ選手もTACXのスマートトレーナーを使ってトレーニングしています。今回は、そんなTACXのスマートトレーナーについて詳しく解説していきます。

スマートトレーナーとは、ローラー台の一種で、パソコンやタブレットと接続ができます。それによって、ケイデンスやパワーなどの数値もわかります。しかし、価格は一般的なローラー台よりも高くなります。

スマートトレーナーを使うにはロードバイクに取り付ける必要があります。まず、ロードバイクの後輪を取り外します。そして、取り外した部分にスマートトレーナーを取り付けます。取り付け方はホイールを取り付ける方法と同じなので簡単にできます。

ロードバイクが取り付けできたら、トレーニング開始までもうすぐです。スマートトレーナーはアプリと連動してトレーニングできます。純正アプリもありますが、おすすめのアプリはZwiftです。退屈な室内トレーニングも楽しく行えるでしょう。

ローラー台の最大のデメリットは、音と振動が大きいということです。トレーニング中に、ローラーの回る音が気になって集中出来ませんし、近所迷惑にもなってしまいます。そんなデメリットを解決したのがスマートトレーナーです。特に、TACX NEO SMART2は、自分の呼吸やチェーンの回る音の方が大きいくらい静かです。そのため、壁の薄いアパートでの夜間でもトレーニングができます。

ローラー台を使ったトレーニングをすると、負荷が一定なので単調なトレーニングになりがちですよね。しかし、スマートトレーナーを使えば、アプリに合わせて傾斜が再現されます。アプリの画面で、勾配10%の坂を登っていたら、その勾配に合わせた負荷がかかって重くなるのです。そのため、家にいながらヒルクライムができます。また、悪路を走っているような、でこぼこした感覚まで再現されています。

トレーニングの内容によっては激しくダンシングをして追い込むこともあると思います。そこで問題になるのがローラー台が浮いて不安定になってしまうことですよね。TACXのスマートトレーナーは20kgくらいあるので、安心してトレーニングができます。

ロードバイクでトレーニングする時の目安になるのが、パワーとケイデンスではないでしょうか。スマートトレーナーは、スマホやパソコンと連携してパワーとケイデンスの計測ができます。こういったデータが数値としてリアルタイムで分かるのはありがたいですよね。

TACX NEO SMART2は、スマートトレーナーのフラッグシップモデルとなります。価格は20万円弱と高価ではありますが、性能は申し分ありません。再現斜度は25％と外でヒルクライムするよりもハードな坂を体験出来ます。また、悪路の再現も忠実にされており、よりリアルな走行を楽しめます。また、駆動方式がダイレクトドライブなので、より静かにトレーニングが可能です。

TACX NEO SMART2の重量21.5㎏とかなり重めで安定感があります。最大出力は、2200ワットと高出力に対応しています。付属品にスプロケットは付いていないので、別途購入する必要があります。

TACX NEO SMART2ほどのスペックは必要ないし、そこまで金銭的な余裕が無いという人におすすめなのが、TACX FLUX SMART2です。価格はNEO SMART2の半分くらいなので、手が出やすいでしょう。しかし、重量は23.６㎏と重さがあるので、安心してトレーニングができます。再現斜度は16％で、大抵の傾斜なら再現ができます。

最大出力は2000ワットと、こちらも普通にトレーニングする分には十分すぎるくらいでしょう。プロ選手でもない限り、こちらのモデルでも問題なく使えそうですね。

いかがだったでしょうか。冬になって外で走るのが難しい方は、購入を検討してみてもいいかもしれませんね。価格は普通のローラー台よりも高くなってしまいますが、買ったことを後悔することはないでしょう。