飛行機輪行ガイド!飛行機に自転車を乗せるための梱包方法や手続きを紹介!

飛行機輪行ガイド!飛行機に自転車を乗せるための梱包方法や手続きを紹介!

一般的な輪行と比べて、飛行機での輪行を経験した人は少ないのではないでしょうか。確かに鉄道を利用する輪行とは梱包や手順が異なるので、戸惑うこともあるかもしれません。ここでは、これから初めて飛行機輪行をする人向けに、押さえるべき点などをガイドしていきましょう。

記事の目次

  1. 1.飛行機輪行のすすめ
  2. 2.飛行機輪行のやり方(準備編)
  3. 3.飛行機輪行のやり方(梱包編)
  4. 4.飛行機輪行のやり方(空港チェックイン編)
  5. 5.飛行機輪行のやり方(自転車の受け取り編)
  6. 6.自転車が破損していたならどうすればいいの?
  7. 7.まとめ

飛行機輪行のやり方(梱包編)

普通の輪行袋とは違う

輪行バッグが手に入れば、梱包を行います。鉄道を使った輪行の場合、輪行袋の種類によって「前輪だけを外す」「前・後輪とも外す」の2つの方法が主となりますが、飛行機輪行の場合は、前・後輪とも外さなければ規定サイズ内に収まりません。

基本作業はほぼ同じ

ホイールを外した後の作業は、ケースによって異なります。ケースによっては、サドルやペダル、リアディレイラーなどを取り外さなければならないものもあります。ただし「エンド金具をつけてフロントフォークとリアエンドを保護」や「ホイールとフレームをケース内に配置」といった基本的な作業は共通です。

梱包は過剰なくらいに

あとは一般的な輪行と同じようにケースに収めるだけです。フレームにはフレームカバーをつけて傷つかないようにするのはもちろんですが、チェーンステーやフォークなど、あらゆる部分を緩衝材などを巻いておきましょう。とにかく、過剰なくらいに保護して梱包するほうが無難ですよ。

梱包時の注意点①タイヤの空気は抜いておく

飛行機輪行の場合、走行用の空気圧では気圧の関係でパンクする恐れがあります。梱包の際には、空気を抜いておくほうが無難です。自走で空港まで行く場合には忘れやすいので、要注意です。

梱包時の注意点②細々したアイテムに注意

空港まで自走していった場合、梱包する際にはサイコンやボトルケージなどの取り外し忘れに注意。また、工具は手荷物に入れると没収されるので輪行ケースに入れましょう。ヘルメットは壊れるかもしれないので、輪行ケースには入れずにに機内持ち込み、または別の荷物と一緒に預けましょう。

飛行機輪行のやり方(空港チェックイン編)

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国内線も国際線もチェックイン手続きは同じ

空港でチェックインをする際に特別なことはありません。空港チェックインカウンターへ向かいましょう。自転車は、基本的にスーツケースなどを預ける手荷物カウンターで預けます。他にも荷物がある場合には数量や重量などにも注意して、追加料金が発生しないように気をつけましょう。

チェックイン時にチェックあり

空港会社によりますが、JAL(日本航空)では保安員がチェックにやってきます。基本的に危険物は不可ですが、スプレー式のパンク修理用携帯ボンベは大丈夫だろうかと不安に思う人もいるかもしれませんね。その場合、1個あたりの容量が50ml以下で非引火性であれば機内持ち込みもしくは手荷物として一人4個まで預けることができます。CO2インフレーターなら問題はありません。

航空会社によって手続きは異なる

フリー写真素材ぱくたそ

ただ、JALやANAではOKでもLCCではNGだったり、国内線は大丈夫でも国際線はダメというケースもあります。相対的に、国内線より国際線のほうがチェックは厳しいようです。また取り扱いが変更になることもあるので、事前に航空会社のホームページなどで最新の情報を確認しておくことをおすすめします。

飛行機輪行のやり方(自転車の受け取り編)

自転車の受け取り方法

目的地に到着したなら、自転車の受け取りです。スーツケースなど一般的な荷物であれば、荷物受け取りのベルトコンベアから引き上げるのですが、自転車の場合は空港スタッフが直接運んできてくれます。受け取り場所は航空会社によって違いますし、国際線の場合も対応が異なるケースも多いので、事前に確認しておきましょう。

破損がないかチェックを忘れずに

自転車を受け取ったら、その場で破損などがないか、状態をチェックしましょう。万が一、破損や問題があれば申告をして対応を求めます。特に問題がなければ、そのまま空港を出て、邪魔にならない場所で自転車を組み立てライドへ出発です。

自転車が破損していたならどうすればいいの?

破損があれば手続きしよう

あまり考えたくないことですが、目的地で自転車を受け取ったときに自転車本体に破損が見つかることがあるかもしれません。この場合は、航空各社が定める「補償の対象となる破損」であれば、航空会社が保証してくれるかもしれません。

賠償限度額は決まっている

たとえば、JALやANAでの価格申告のない荷物についての賠償制限限度額は、一人15万円までです。したがって、これ以上金額の自転車であれば、従価料金を払えば申告価格が補償限度額となります。

手続き方法は各社異なる

ただし、こういった規定は航空各社によって異なりますし、国内線・国際線によっても対応が違うこともあるので、事前に確認しておくことをおすすめします。また、場合によっては補償の対象とならないケースも考えられるので、旅行損害保険に携行品損害補償特約を付けて加入しておくのもいいかもしれませんね。

まとめ

飛行機を使って愛車と一緒に出掛けた見知らぬ土地でサイクリングを楽しむなんて、飛行機輪行にしかできない経験です。「難しそう」「手続きが煩雑そう」などとためらっていずに、一度トライしてみませんか。しっかり自転車を梱包さえしておけば、あとは案外思ったよりもスムーズに運ぶことでしょう。よい自転車旅を!bon voyage!

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S.ジャイアン
ライター

S.ジャイアン

週1ペースでライド、ポタリングに出掛けています。記事を通して多くの方と自転車の楽しみを共有できればと思っています。

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