グラベルロードは通勤に向いている!
自転車通勤のシチュエーションはいろいろありますね。ある程度の距離を走らなければならないときや荷物がたまたま多いとき、あるいは歩道併設の自転車レーンを走ることもあったり、雨の日の通勤も当然あったりします。そんなときグラベルロードなら、より快適に自転車通勤をすることができますよ。今回はその理由を説明し、おすすめのグラベルロードを紹介します。
グラベルロードはどんなバイクなのか
「グラベルロードってロードバイクと似てるけど、いったいどこが違うの?」と思う方もいることでしょう。たしかにパッと見たところドロップハンドルがついていて、ロードバイクと同じに見えますよね。まずはその名前の由来から説明します。
グラベルってどういう意味
「グラベル」とは日本語で「砂利」あるいは「砂利道」のこと。一般的には舗装されていない道路のことを言います。ロードバイクのように快適に舗装路を走ることができるのはもちろん、未舗装路も難なくこなす性能を持ったバイクがグラベルロードなのです。
グラベルロードとロードバイクはどこが違うの?
グラベルロードは、比較的新しいジャンルのスポーツバイクで、舗装路を走るロードバイクをベースに、山道や悪路などの未舗装路を走れるように設計されています。太めのタイヤとディスクブレーキを装備し、操作性に優れたアップライトなポジションは、エンデュランスやツーリングにも適しています。さまざまな遊び方ができるようキャリヤや泥除けの取付穴がついており、一切の無駄を排したロードバイクとは違った設計仕様でできているのです。
グラベルロードが通勤に向いている理由
グラベルロードは、未舗装路を含む長時間ライドやエンデュランス、荷物を満載してのツーリングなどに適していることを説明しました。そしてその仕様がそのまま通勤に適している理由になっています。ここではその一つひとつをあげて説明していきます。
段差やギャップに強い、太いタイヤ
未舗装路も難なくこなす太めのタイヤは、舗装路でも段差やギャップにハンドルを取られることなく、安定して走ることができます。自転車通勤では、路側の側溝の蓋やマンホールがあったり、場合によっては歩道併設の自転車レーンを走ることもあるでしょう。そんなときも太めのタイヤなら難なく通過することができます。
舗装路メインの通勤用タイヤならコレ
パナレーサー(Panaracer) グラベルキング(GRAVEL KING)F732-GKS-B 700×32C 黒×黒 28277322
参考価格: 5,137円
転がりがよく、耐パンク性能に優れていて、遅刻の許されない通勤用に最適。乗り心地重視なら低め、快速性重視なら高めと、空気圧次第で性格を変えることもできます。
制動力に優れたディスクブレーキを装備
ディスクブレーキの特徴は高い制動力と雨の日でもよく効くこと。交通量の多い通勤時間帯、人が飛び出して来たり、車のドアが開いたりして、急ブレーキをかけることもあるでしょう。ディスクブレーキ仕様のグラベルバイクならこういった危険を回避できる可能性が高まります。また途中で雨にふられても、余裕をもって走行することができます。
楽で操作性の良いアップライトなポジション
グラベルロードのアップライトなポジションは、楽な姿勢でロングライドをこなせるだけでなく、山道や悪路でもバイクを操作しやすいのが特徴です。仕事を始める前に疲れてしまっては本末転倒。身体的にも精神的にも楽なグラベルロードで通勤すれば、仕事もはかどるというものです。
通勤用にカスタマイズできる拡張性の高さ
ロングツーリングに便利なように、グラベルロードにはサイクルキャリアや泥除けを取り付けるためのネジ穴があいています。ノートパソコンや書類など、何かと荷物の多い自転車通勤。背負ったリュックに入れたお弁当がこぼれて、一緒に入っていた書類がぐちゃぐちゃなんてことはありませんか?キャリヤに荷物を固定すれば、そんな心配もありませんね。もちろん泥除けは雨の自転車通勤に必須ですよ。
次は通勤用おすすめグラベルロードをご紹介!
Tim Reddington - Creative Commons BY-SA 4.0