フォールディングバイクとは
フォーリングバイク=折りたたみ自転車
近年「フォールディングバイク」という言葉を目や耳にする機会が増えました。「新しい自転車の種類か?」と思っている人もいるかもしれませんが、「フォールディング=折りたたみ」できる「バイク=自転車」で、いわゆる「折りたたみ自転車」のことです。そのほとんどがロードバイクよりも小さいタイヤの自転車です。
何が折りたたみ自転車と違うの?
とはいえ、現在「フォールディングバイク」と呼ばれる自転車は、従来の折りたたみ自転車が持つイメージとは違います。見た目は従来のものとほとんど変わらず、普通の自転車より小さなタイヤが最大の特徴です。しかし、外見以外の点が大きく異なっています。
フォールディングバイクはスポーツタイプも多い
折りたたみ自転車に対して「漕いでもなかなか速度がでない」「折りたたんで小さくなるけれどもメリットはそれだけ」といった印象を持っている人も少なくないでしょう。しかし、現在のフォールディングバイクにはスポーツタイプも多く、クロスバイクはおろかロードバイクと比較しても引けをとらないような速度性能を持っていたり長距離走行をこなすモデルもあります。
折りたたみ自転車の新たなジャンル
また、ただ折りたたんで小さくなるだけでなく軽量で輪行に持って行きやすいタイプも人気です。さらに、スポーティなものやおしゃれでかわいいなどデザイン性の高いモデルもたくさん販売されています。もう以前の折りたたみ自転車とは違う「フォールディングバイク」という新しいジャンルを確立しているといってもいいでしょう。
フォールディングバイクのメリット
若い人を中心に人気の高まっているフォールディングバイクですが、どんな点が支持されているのでしょうか。フォールディングバイクのメリットをチェックしてみましょう。
メリット①折りたためる
名前の通り、折りたためることが最大の特徴でありメリットです。折りたたむことで通常の半分程度、さらにはそれ以下の大きさになるモデルもたくさんあります。家の中に保管ができるので駐輪場がない集合住宅でも問題ありませんし、盗難やイタズラ防止になります。またサビや汚れなど自転車の劣化も抑えられますし、輪行も簡単です。
メリット②軽い
すべてのフォールディングバイクに当てはまるわけではありませんが、高性能な高級モデルなら、持ち運びのことを考えて非常に軽いです。重いというイメージの折りたたみ自転車ですが、スポーツモデルのバイクに匹敵するような10kgといった軽量を実現しているモデルもあります。軽いので、輪行などで持ち運びも楽です。
メリット③漕ぎ出しが軽い
車輪が小さいので漕ぎはじめの力が少なくて済み、軽く漕ぎ出せます。漕ぎ出しが軽いことは、特に信号など停止する機会の多い街中において大きなメリットとなります。
メリット④小回りが利く
車輪が小さくボディも短いので、普通の自転車と比較すると小回りが利きます。歩行者の間を縫って走るときや渋滞した街中などで走りやすいです。
メリット⑤おしゃれなデザイン
以前の折りたたみ自転車は、ただ小さくなることだけが目的といった観もありました。しかし、近頃ではおしゃれなデザインのモデルが増えていて、日常のおしゃれアイテムのひとつとしてフォールディングバイクを購入する人も少なくないほどです。
メリット⑥行動範囲が広がる
小さく折りたためるので、車のトランクに積み込んで移動先でサイクリングを楽しめます。また、ロードバイクなどより簡単で短時間に収納ができるので、輪行にも気軽に出掛けられるために行動範囲が広がります。
フォールディングバイクのデメリット
残念ながら、フォールディングバイクはメリットだけではありません。購入を検討する際には、デメリットもしっかり認識しておくことが必要です。
デメリット①重いものもある
高級なフォールディングバイクは確かに非常に軽く作られていますが、安価なモデルの場合は高級モデルと比較して重いものも少なくありません。また、同程度の普通の自転車と比較すると、折りたたむためにヒンジを追加したり、折りたたみ部分の強度を上げるなどがなされているために車重が増してしまいがちです。
デメリット②取り付けアクセサリーが限られる
折りたたみの邪魔になるのでカゴのついていないモデルがほとんどですし、スタンドやライドなどのアクセサリー類も大半が後付けとなります。後付けするにしても、自分の思うようなアイテムがつけられるとは限りません。カスタムする場合にはいろいろと制限があります。
デメリット③走行時に不自由を感じることも
タイヤが小さいためにハンドルをとられてふらつきやすいと感じるかもしれませんし、小さな段差でも衝撃を大きく受けてしまいがちです。また、いくらスポーティなモデルであったとしても、本格的なスポーツモデルのクロスバイクやロードバイクには及ばないでしょう。
デメリット④メンテナンスに手間が掛かる
折りたたむことで普通の自転車よりパーツや補強部分が多くなっているため、それらの部分のメンテナンスが増えてしまいます。折りたたみ自転車を取り扱っていないショップでは修理やメンテナンスができないケースもあるので注意が必要です。
https://www.dahon.jp/2020/product/bike/muslx.html?id=container