センチュリーライドとは？その意味・概要や有名なイベントを紹介！

自転車は手軽なスポーツといわれ、通勤や通学、また買い物などの足として親しんでいる人がたくさんいますが、自転車で20km、30km走れと言われたら「無理」と思う人も少なくないはずです。

しかし、ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツサイクルなら、それくらいの距離は簡単に走ることができます。実際にママチャリからスポーツサイクルに乗り換えて、30kmくらいを走破したことに感動した経験を持つ人も多いはずです。

20km、30kmが簡単に走れると、もっと長距離を走ってみたいという想いにかられるのは当然のことです。そして、実際に走ってみると走行できる距離が延びていくことに喜びを感じる人がどんどん増えていきます。

センチュリーライドとは、100マイル（約160km）を走るイベントです。しかし、100マイル走るスピードを競ったり勝敗を争うのではなく、制限時間内に完走するのが目的という点がレース系の自転車イベントとは異なる点です。むしろ、参加者同士で楽しく交流するために参加している人もたくさんいます。

一般的なセンチュリーライドイベントでは、100マイルを8時間以内で完走することがルールとされており、さらに4時間時点で50マイルに達していないと「DNF(途中棄権）」となり、足切りされてしまいます。

長距離を制限時間内で走破する自転車イベントというと、ブルべがあります。では、センチュリーライドとブルべはどう違うのでしょうか。チェックしてみましょう。

センチュリーライドでは8時間以内に約160kmを完走しなければなりません。一方、ブルべは走行距離はイベントにより異なりますが、200kmを13.5時間、300kmを20時間、400kmを27時間、600kmを40時間で走行することが完走条件です。

制限時間と走行距離から計算して、センチュリーライドは平均時速は20km以上が求められるのに対して、ブルべでは時速15km平均となります。走力はセンチュリーライドの方が必要ですが、ブルべはより長距離を走ることや長く休憩をとっていると不慮の事態の発生の際にリカバーが効かなくなるので、やはりそれなりの走力が必要です。

センチュリーライドでは、途中にエイド（補給所）や沿道のコース指示などの主催者側によるサポートがあります。しかし、ブルべでは自分でコースを確認したり、各自の判断で補給や休憩をしなければなりません。楽しみながら走るセンチュリーライドに対して、自分と戦いながら走るのがブルべなのです。