ロードレーサー新城幸也とは
ロードレーサーとして多くの実績を上げ、日本人の中でもトッププレイヤーの新城幸也選手。ロードレーサーとしてのデビュー前から現在までの道のりをまとめてみました。
新城幸也のプロフィール
名前 | 新城幸也 |
生年月日 | 1984年9月22日 |
国籍 | 日本 沖縄県 石垣市 |
身長 | 170cm |
体重 | 65kg |
所属 | バーレーン・メリダ |
沖縄県立八重山高等学校卒業。石垣島出身者初の五輪選手です。笑顔がとても素敵で好印象です。ファンへの対応もサービス精神旺盛で、国内では好きなロードレーサーの1位となるくらいの人気者です。2009年7月に、別府史之とともに日本選手として13年ぶりにツールド・フランスに出場し、日本人で初めて近代ツールド・フランスを完走した選手の一人となっています。
新城幸也の脚質
新城幸也選手の脚質は「パンチャー」です。パンチャーとは、距離の短い登りでの勝負を得意とし、名前の通りパンチ力のある走りができることです。ゴール前に坂が多いコースなどで、本領発揮できる脚質です。また、逃げが得意なライダーもパンチャーの特徴で、新城選手は逃げが好きと自ら語っています。
新城幸也って結婚してるの?
新城幸也選手は、元ロードレースの実業団選手、現在サイクルフォトグラファー兼マネージャーの飯島美和さんと結婚しています。
ロードレーサー新城幸也の経歴
ロードレーサーとして、トップレベルの実力を持っている新城幸也選手ですが、初めからロードレーサーを目指していたわけではないです。どのような道を進んで今に至るのか紹介していきます。
新城幸也の経歴
新城幸也選手は、中学2年でハンドボールに出合い、青春時代はハンドボールに没頭しました。そして、ロードレーサーを目指すきっかけとなった出来事が、高校3年夏、福島晋一のツアー・オブ・ジャパン宇都宮ステージで、優勝したビデオを見たことから始まりました。福島晋一選手と新城幸也選手の父親が知り合いだったということもあり、直接交流を繰り返している内に新城幸也選手のセンスを見込まれ、フランスへ自転車留学を勧めてもらったのです。
戦後2人目のツールド・フランス出場者
新城幸也選手は2009年にツールド・フランスに出場し、戦後2人目の日本人ロードレーサーとなりました。そして第2ステージでは5位に入るなど好成績を残し、海外でも注目のロードレーサーになったのです。
プロデビューから現在まで3度目の移籍
2009年フランス籍のBbox・ブイグテレコムに移籍、2016年イタリア籍のランプレ・メリダに移籍、2017年中東籍のバーレーン・メリダに移籍とプロデビューから現在まで3度目の移籍をしています。
2020年東京オリンピック出場に期待
2020年東京オリンピック出場に大きな期待がかかる新城幸也選手。出場できるかは2020年のレースの結果次第となりますが、東京オリンピックで走る新城幸也選手の姿をみたいファンの方は多いでしょう。
ロードレーサー新城幸也の戦績
新城幸也選手は、国内のみならず、海外のロードレースでも多くの結果を残してきました。中でも、日本人初のツールド・フランス優勝という快挙を成し遂げたことは、スポーツ業界でも話題となりました。
新城幸也の戦績(2007~2019)
2007年 日本選手権優勝
2009年 ダンケ4日間レース総合9位
2009年 ツールド・フランス第2ステージ5位
2010年 ジロ・デ・イタリア第5ステージ3位
2010年 ツールド・フランス連続出場(日本人初の快挙)11ステージ6位
2010年 世界選手権自転車競技大会9位(日本人最高成績)
2010年 パリ~トゥール5位
2011年 アジア自転車競技選手権大会優勝
2012年 ロンドンオリンピック48位
2012年 ツールド・フランス第4ステージ敢闘賞
2013年 日本選手権優勝
2013年 ツールデュ・リムザン総合2位
2014年 アムステルゴールドレース10位(アルデンヌクラシック日本人選手史上最高位)
2016年 ツールド・フランス第6ステージ敢闘賞
2018年 ツールド・台湾総合優勝
2019年 日本選手権2位
ツールド・フランス7回出場、ジロ・デ・イタリアなどの海外のレースにも出場し、日本人で最も海外出場の多いロードレーサーなのです。新城選手は数少ない日本人で海外の選手と勝負できる大きな存在です。
日本人初のツールド・フランス優勝
2019年10月27日、ツールド・フランスさいたまクリテリウムにて、エガン・ベルナル (2019年ツールド・フランス優勝)やプロモシュ・ログリッチェ (2019年ブエルタ・ア・エスパーニャ優勝)といったグランツールでも好成績を誇る競合選手を抑え、日本人初のツールド・フランス優勝を実現させたのです。
ロードレーサー新城幸也の愛用バイク
メリダ-SCULTURA DISC(スクルトゥーラ・ディスク)
ツールド・フランスさいたまクリテリウムで使用されたバイクはメリダのSCULTURA DISC TEAM-E(スクルトゥーラ・ディスク・チームイー)です。SCULTURA DISC TEAM-EはDura-Ace Di2 ディスクブレーキを採用したレーシング用ロードバイクです。
新城幸也モデルもある
メリダ「リアクト チーム」新城幸也モデルが限定100本で2016年11月に登場しました。こちらはメリダREACTO TEAM Eがベースとなっています。
まとめ
日本人ロードレーサーとして初のツールド・フランス優勝を達成した新城幸也。ロードレーサーとしての実力のみならずファンに対しても気さくに対応したり、内面の人柄も含めた魅力がとても印象深い存在です。2020年東京オリンピックに出場し、新城幸也選手の姿が見れる時を心から願っています。
過去、ツールド・フランスに出場を果たした日本人はたった4人だけ。完走できたのは別府史之選手と新城幸也選手の2人だけです!