国際大会「サイクリングしまなみ2020」の紹介
国際サイクリング大会「サイクリングしまなみ2020」の開催が正式にアナウンスされました。オリンピック開催年となる2020年10月25日に予定され、前回大会と同じく日曜日の開催となります。国内だけでなく、海外から多くのサイクリストたちが集まる「サイクリングしまなみ2020」のコース概要や、参加資格を紹介していきましょう。
サイクリングしまなみとは
正式名称【瀬戸内しまなみ海道・国際サイクリング大会「サイクリングしまなみ」】とは、国内で唯一の高速道路を使った、サイクリングロードが特徴の大規模な国際サイクルイベントです。2014年に初開催され、その後は2年おきとなる2016年、2018年と開催されてきました。その運営には、広島県と愛媛県からなる関係団体で構成された実行委員会があたっています。
しまなみ海道の特徴
国際大会「サイクリングしまなみ」は、「しまなみ海道」をサイクリングロードとした舞台設定がなされています。その「しまなみ海道のサイクリングロード」とは、広島県尾道市と愛媛県今治市までの全長約70kmを指し、高速道路に併設された自転車専用道路と、瀬戸内海の複数の島を渡るという海峡越えが特徴です。
しまなみ海道を走るファンライド色の強い大会
国際大会「サイクリングしまなみ」は、所要タイムを競うレース形式ではなく、美しい風景の中でサイクリングツーリングを楽しむファンライドとしての大会となっています。特に国内外の参加者たちに、瀬戸内海の景観のよさを知ってもらう地域活性の舞台でもあり、瀬戸内海のおもてなしと食事を存分に楽しむことができます。
しまなみ海道は瀬戸内海の島々を巡るルート
瀬戸内海の向島(むかいじま)から始まり、因島(いんのしま)、生口島(いくちじま)、伯方島(はかたじま)、大三島(おおみしま)、大島(おおしま)までの島々を渡るルートが「サイクリングしまなみ」です。それぞれの島々の美しいロケーションを楽しみつつ、潮風に吹かれながら開放的な空間で自転車を走らせることができます。
関連イベントや公式ツアーも開催
大会の開催日は1日だけの日程ですが、広島県・愛媛県から瀬戸内海の島々までを、観光するツアーが多く用意されています。また、各地域で大会の前後にあわせたイベントが開催され、それぞれの地域固有の催し物がとり行われています。また、公式サイトから「オフィシャルツアー」と「オプショナル観光ツアー」が発表予定ですので、確認してみましょう。
出展各社による物販とPRブースもあり
大会がとり行われる瀬戸内海の付近では、サイクリングにまつわるイベントや企業出展のブースなどが多く予定されています。景品が当たる抽選会から、新型自転車の試乗コーナー、アスレティックトレーナーによる講習など、さまざまなイベントが準備中です。2019年の現在では、まだ告知がありませんが、前回大会「サイクリングしまなみ2018」のサイトには専用ページが設けられています。
サイクリングしまなみ2018公式サイトーイベントインフォメーション
サイクリングしまなみ2020のコース概要
2019年9月時点で発表されている「サイクリングしまなみ2020」のサイクリングコースは、A~Eまでの5種類となっています。前回大会である「サイクリングしまなみ2018」では、A~Gまでの全7コース(ファミリー向けコース含む)までありましたが、FとGのコースの告知はありません。しかし、まだ大会(案)の段階であるため変更の可能性があります。
「サイクリングしまなみ2020」のコース種類と距離
発表されているA~Eまでのコースは、それぞれ異なる定員数、走るルート(距離)、車種規定がなされています。自分が参加する予定のコースがある場合は、しっかりと確認をしましょう。
コース | ルートと距離 | 定員数 |
A | 尾道から今治までの70km(片道) | 約1000名 |
B | 今治から尾道までの140km(往復) | 約300名 |
C | 今治から尾道までの70km(片道) | 約1200名 |
D | 今治から上島までの70km(片道) | 約300名 |
E | 今治から大島までの40km(片道) | 約700名 |
しまなみ海道の全長70kmの距離がそのままコースに
A、C、Dのコースは、しまなみ海道の全長70kmが、そのままサイクリングロードとして使われたコース設定になっています。尾道から今治までがAコース、今治から尾道までがCコース、今治から大島までがDコースとなっています。距離が半分(35km)のEコースは、ライト層とファミリー向けのルートです。
しまなみ海道を往復する距離設定のコースもある
Bコースは、全長70kmにもなる「しまなみ海道のサイクリングロード」を、往復(140km)するという距離設定になっています。平均時速20kmで走ったとしても、7時間以上もかかるルートです。体力と脚力に自身のある本格的なサイクリストにむけたコースといえるでしょう。
詳しくはこちら
続いて、サイクリングしまなみ2020の参加資格を紹介!
しまなみ海道は、高低差が70mもあり起伏の激しさも特徴!