淡路島ロングライド150とは
淡路島ロングライド150とは兵庫県・淡路島で毎年夏に開催されるサイクリングの大会です。毎年多くの参加者でにぎわいを見せています。
別名「アワイチ」
淡路島ロングライドは150キロをかけて島全体を一周します。そのことから「アワイチ」とよばれています。景色の良さや大会の難易度から年々知名度が上がり「アワイチ」人気は年々上昇し続けています。
淡路島ロングライドの基本情報
ここからは淡路島ロングライドの特徴や難易度などを含む基本情報について解説していきます。
基本情報①開催時期
淡路島ロングライドは、毎年9月の中旬ごろに開催されています。2020年はコロナウイルスの影響で中止になったものの、代替大会が11月に開催されました。
基本情報②使用コース
使用されるコースは「淡路島一周」です。アワイチの名称通り、島全体の地形や風景を活かした淡路島を堪能できるコース設計になっています。コース中には写真映えするスポットも盛りだくさんです。
基本情報③距離と獲得標高
淡路島ロングライド150の名称通り、距離は約150キロです。実際のコースはそれより若干短いですが大きなズレはありません。累計の高低差を表す指数である獲得標高は1200m程度です。コース中に数か所ほど激坂があるためそこを乗り越えられるかどうかが完走への分かれ道となります。
基本情報④参加資格
参加資格として中学生以上であることが必要となります。また自転車は公道を走ることが許可されたものであれば問題ありません。ルールを守るモラルさえあれば、基本的に誰でも参加可能といえるでしょう。
基本情報⑤クロスバイクでも参加可能
上記した通り、公道を走ることが許可されたものであればクロスバイクでも問題ありません。ロードバイクを持っていない方でも、クロスバイクで気軽に参加することができます。
淡路島ロングライドの2種類のカテゴリー
淡路島ロングライドにはAとBの二種類のカテゴリーが設けられておりそれぞれ難易度が異なります。距離はどちらも150キロと変わりませんが、カテゴリーAは上級者向け、カテゴリーBは初級者にも優しい設定となっています。
淡路島ロングライド①カテゴリーA
カテゴリーAは、8時間の制限時間の中で150キロ完走を目指します。公式HPにも「脚力に自信のある方、8時間程度で完走できる方」との記載があるため、継続して速い速度で走る技術がない初心者にはきつい条件設定となっています。
淡路島ロングライド②カテゴリーB
カテゴリーBは各チェックポイントの制限時間以外特に縛りはなく、10時間以内の完走を目途とした初心者にもやさしい設定となっています。公式HPにも「ゆっくり楽しみたい方」と記載されている通り、初心者でも楽しく参加できる大会であることが伺えます。
各SAごとに制限時間あり
各SAごとに制限時間が設けられているため、その時間を超過した場合にはそれ以上先に進むことができません。制限時間はカテゴリーBの最終出走組がスタートしたタイミングから始まります。リタイア時にはSAからバスでの送迎があるため安心です。
カテゴリー比較
- 走行距離・コースは一緒
- カテゴリーA :8時間以内でのゴールを目指す
- カテゴリーB:10時間程度でのゴールを目指す
淡路島ロングライドの注意点
注意点①受付を忘れずに
大会にエントリーするためには前日に受付を済ませておく必要があります。もし、前日にこの受付を忘れてしまうと大会に出場することが出来なくなってしまうので注意が必要です。
注意点②熱中症にも注意
淡路島ロングライドは夏に開催されるため、熱中症への注意が必要です。周りを海に囲まれた島でのサイクリングは、気温以上に日光のダメージを強く受けるため対策が必要となります。こまめな水分補給はもちろんの事、途中のコンビニやSA(サイドステーション)を利用して休憩を取ることがおすすめです。
注意点③ライトとヘルメットは必須
参加資格とは別に、ヘルメットとライトの装着が大会規則によって定められています。安全に大会に参加するためにも、自転車の整備はきちんと行っておきましょう。
淡路島ロングライドの難易度は?
淡路島ロングライドの難易度は「比較的優しい」です。特にカテゴリーBであれば初心者でも安心して挑戦することが出来ます。完走率も高く、軽い趣味程度であっても普段からロードバイクに乗る方であれば完走することが可能だと言えます。
コース最初の難所「峠」に注意
スタートして一番初めに現れる難所が「立川の峠」です。標高差は150mほどですが平均勾配が8%と厳しい上り坂となっています。淡路島ロングライド最初の難所であるこの峠ですが、頂上までたどり着くと山岳地帯と開けた空が一面に広がり絶好の写真スポットとなっています。
灘の坂を攻略できるかが鍵
灘ASから次の慶野松原ASまで30キロ以上にわたり上り坂が続きます。平均勾配8%以上もさることながら、最大勾配は15度にも及びます。ここまでの距離は60キロ程度と疲労もたまり始めるころです。その中で灘の坂を上り切れるかが完走のカギとなります。
淡路島ロングライドは初心者でも大丈夫?
僕は今まで自転車の大会に参加したことがありません。初めて参加するのが「アワイチ」でも大丈夫でしょうか…
初心者に優しい大会
淡路島ロングライドの特徴として、初心者にも良心的であることが挙げられます。クロスバイクでの参加も可能であることから大会自体の敷居も低いです。大会としての歴史も10年を超え、より一層多くの方に親しまれる大会となっています。
途中休憩をしながら
各SA(サイドステーション)では、飲食をしながら休憩することができます。また、急な坂道などでは自転車からいったん降りて押して歩いても問題ありません。自分のペースで走ることができます。各SAで地域の特産料理を食べることができるのも淡路島ロングライドの特徴です。
高い完走率
淡路島ロングライドの特徴として高い完走率が挙げられます。その完走率は何と90%にも及ぶほどです。クロスバイクで参加できることに加えて、高い完走率を誇ることも淡路島ロングライドが初心者の方に選ばれる理由でもあります。
淡路島ロングライドの楽しみ方
淡路島ロングライドには前夜祭などのイベントが盛りだくさんだと聞きました。どのようなイベントが行われているのでしょうか?
ここから先は淡路島ロングライドの楽しみ方について解説していきます。写真撮影やコース途中での飲食など150キロのコース中には観光スポットも多数あります。サイクリングを通して淡路島を堪能しましょう。
楽しみ方①淡路島の絶景で写真撮影
サイクリングの楽しみの一つに写真撮影をすることがあります。淡路島は360度見渡す限りの海が広がっており、写真映えすること間違いなしです。カテゴリーBでは時間の制限も緩いため途中で写真撮影をしながら大会を楽しむことができます。
楽しみ方②出店がたくさん
受付会場近くには多くの出店が出店しています。自転車の展示会からスポンサー企業の商品販売まで、幅広いジャンルの出店が軒を連ねています。試供品をもらえる出店も多くあるため、時間のある方は出店を見て回るのも淡路島ロングライドを楽しむ秘訣です。
楽しみ方③試乗会で人気の自転車に乗ろう
出店に並んで自転車の試乗会が行われています。最新のロードバイクや、砂利道でも走行可能なグラベルロードバイクの試し乗りをすることができます。スポンサーが集結しているため、多数のブランドを一度に乗り比べることができるのも大きな特徴です。
淡路島ロングライドのイベント
淡路島ロングライドには大会の中でさまざまなイベントが行われています。どのようなイベントが開催されているのか紹介しています。
イベント①前夜祭
前夜祭と称し、会場に設置されたステージ上でさまざまなイベントが行われます。豪華賞品が当たるじゃんけん大会や抽選会から、地域の芸人さんや伝統芸能を見ることのできるパフォーマンスショーまで、参加者を楽しませるイベントが多数用意されています。
イベント②豪華すぎる景品
2020年のじゃんけん大会の優勝賞品はなんと、「最新モデルのグラベルロードバイク」でした。そのほかに、豪華賞品が盛りだくさんの大抽選会も行われます。淡路島ロングライドの前夜祭は非常に豪華な景品が多数用意されているため、参加する価値ありです。
イベント③豪華ゲスト
ステージ上ではゲストによるトークショーも行われます。ゲストには毎年芸人や俳優、ユーチューバーなどさまざまなジャンルの自転車好きが集まり、トークショーを盛り上げてくれます。有名芸能人の自転車トークを間近で聞くことができるのも前夜祭の醍醐味だと言えます。
イベント④初心者講座も
トークショーの中には試乗会に先立って、ロードバイク初心者のための講習会も開かれています。乗り方をしっかりと学んだ上で試乗することができるため、大会前日に怪我をする心配もありません。淡路島ロングライドは初心者へのサポートが本当に充実しています。
イベント⑤当日も淡路島グルメを楽しもう
各SA(サービスステーション)では淡路島のご当地グルメを堪能することができます。「ちとりにゅう麵」と呼ばれるご当地グルメを筆頭に、おしるこや豚汁など参加者達をもてなす料理が盛りだくさんです。ぜひ休憩がてら淡路島の食を堪能してみてはいかがでしょうか。
淡路島ロングライドを最大限楽しもう
ここまで淡路島ロングライドについて解説してきました。最後に当記事の内容を振り返ります。
本日のまとめ
- 「アワイチ」には二つのカテゴリーがある
- カテゴリーBなら初心者でも安心の完走率9割
- 前日の受付を忘れずに
- 前夜祭では豪華ゲストや景品が盛りだくさん
- 初心者にも優しい大会設計
淡路島ロングライドは初心者でも安心して参加できるような大会設計になっていることが伺えます。サポートも非常に充実しており初めて参加する大会としてもおすすめです。ぜひ大会にエントリーし、淡路島の風を感じてみてください!
「淡路島ロングライド150」って大会が人気らしいけど、一体どんな大会なんだろう??