「尾根幹」とは?ロードレーサーの聖地ともいわれるコースをご紹介!

「尾根幹」とは?ロードレーサーの聖地ともいわれるコースをご紹介!

首都圏の自転車好きがこぞって集まる南多摩の名サイクリングコースである尾根幹線。2020年の東京オリンピックのロードレースのコースにも選ばれ、ロードレーサーの聖地です。尾根幹線で、ロードバイクで走りたいコースを紹介!尾根幹線でロードバイクデビューしよう!

記事の目次

  1. 1.尾根幹とは
  2. 2.尾根幹線サイクリングコース①
  3. 3.尾根幹線サイクリングコース②
  4. 4.尾根幹線のグルメ
  5. 5.尾根幹線へのアクセス
  6. 6.尾根幹線ルートからつながっている峠
  7. 7.まとめ

尾根幹線のグルメ

尾根幹線は、一般道なので、レストランやコンビニも多く、飲食に困ることはないと思います。首都圏から近く、便利もいいということから、首都圏の自転車好きにとっては、サイクリングコースの聖地となっています。南多摩にはおしゃれなカフェがたくさんあります。それほど距離も長くないので、軽く休憩がとれるカフェをご紹介します。

グルメ①ゼブラ コーヒーアンドクロワッサン 津久井本店

津久井湖沿いを少し走ったところに、「ゼブラ コーヒーアンドクロワッサン 津久井本店」というお店があります。元々は倉庫だったようで、外観はカフェには見えないのですが、クロワッサンの大きな看板が出ているのですぐにわかります。20cm超えのクロワッサンがあり、フォトジェニックです!

グルメ②CROSS COFFEE -chocolate & sandwiches-

矢ノ口交差点にあるサイクリングウェアブランドが手がけているコーヒーショップです。コーヒーや軽食を楽しむことができ、ローソンの代わりにこちらを集合場所としてもいいかもしれません。サイクリストのために、バイクラック21台が用意され、店内ではサイクルウェアやシューズを展示販売しています。自転車のイベントも開催しているときがあります。尾根幹線に来たらぜひ立ち寄りたいカフェです。

グルメ③ハウスリーク

ログ風の建物で、外観も内観もかわいいです。アメリカへのイタリア移民のイタリアンがコンセプトのお店で、ピザが絶品です。チーズたっぷりで具だくさんで、もちもちとした生地のピザを食べることができます。素材の味を生かしたパスタもあります。

尾根幹線へのアクセス

尾根幹線へは、電車で行く方法と、自宅からロードバイクに乗っていく方法があります。ヒルクライムデビューの方で、自宅からロードバイクに乗っていくことを選択された方は、帰りにロードバイクに乗って帰る体力がなくなってしまっていることも考えて、輪行袋は持っていくようにしましょう。多摩川沿いに走れるのであれば、地図を見て、独自のスタート地点からのルートを作ってみるのも面白いです。

アクセス①JR東日本南武線 矢野口駅

矢野口駅付近のローソンが、スタート時の集合場所として選ばれることが多いです。輪行で行くのであれば、矢野口駅をおすすめします。しかし、走り始めてすぐのところに信号があり、その信号をこえるとすぐ目の前に上り坂があるため、アップで体をあっためていないと、急激に心拍が上がってしまうかもしれません。

アクセス②京王相模原線 稲城駅

稲城駅周辺で待ち合わせも、早朝だと車もロードバイクも少ないのでおすすめです。交通量が多くなる市街地に入る前に折り返すルートもあります。稲城向陽台辺りからは若葉台先まで登りがメインになっています。

アクセス③自宅から自転車で走っていく

矢野口駅が乗り換えが多く、少し不便なこともあって、尾根幹線が首都圏から近いため、自宅からスタートして漕いでいくという方も多いです。尾根幹線はアップダウンが多いため、体を温めるという目的でも自走が選ばれることもあります。

尾根幹線ルートからつながっている峠

尾根幹線の終点からは、南多摩にあるいろいろな峠へつながるルートがいくつもあり、尾根幹線をクリアしたあとに、続けて挑戦することができます。ただ、かなり距離が伸びてしまうこともあるので、地図も見ながら検討してみてください。

ルート①北上して高尾山

相模湖方面へのルートを抜けて北へ85km程度漕ぐと、高尾山にたどり着きます。高尾山には自転車で登ることは禁止されているので、どうしても高尾山に登りたい場合は、自転車を駐輪場に停めて、歩いて登るということになります。高尾山は、秋は紅葉がきれいなので、少し寄り道もおすすめです。自転車を停める場所としては、高尾山口駅に無料で駐輪することができます。

ルート②西へ抜けて津久井湖、相模湖、道志みち

津久井湖は城山ダムの人造湖です。津久井湖へは、道中に津久井湖という標識が出てくるので、その標識に沿って西方面へ約8km走るとたどり着きます。湖畔には、津久井湖城山公園があり、春には桜の名所、秋には紅葉、冬にはわかさぎ釣りなど四季折々の楽しみ方ができる公園です。裏ヤビツへのルートの途中から、山伏峠でも有名な「道志みち」になり、緩い登り坂が山中湖まで続いています。

ルート③ヤビツ峠

宮ヶ瀬湖方面のルートを抜けていくと、ヤビツ峠まで続いています。勾配が緩やかな裏ヤビツから登って、表ヤビツを降りた後は、小田急線の秦野駅から輪行か国道246号線で走って帰ることもできます。路面は簡易舗装ですが、パンクの心配が必要なほどではなく、コース前半は急斜で、中盤からは緩い勾配です。頂上には売店などもあり、道中の見晴台では南多摩の街を見下ろすこともできます。

ルート④雨降林道

高尾山に登れないなら、こちらを登りましょう。最大勾配が22%という激坂、雨降林道(あめふらしりんどう)というルートもあります。場所は、城山湖野球場の手前がスタート地点です。総距離は308mで、登り切った先には、城山湖があります。T字路の穴川林道までたどり着くことができれば、激坂区間は終了です。頂上からは、津久井湖や城山ダムが見ることができます。

ルールとマナーは守りましょう

筆者撮影

尾根幹線では、休日になると多くのサイクリストが集まり、混雑します。坂をスピードを落とさずに上るために信号無視をしたり、間に割って入ったり、と最低限のルールとマナーを守らない人が多いようです。マナーやルールを破ると、尾根幹線でロードバイクに乗れなくなってしまうかもしれません。とても基本的なことなのですが、マナーとルールは守りましょう。

まとめ

https://pixabay.com/ja/

首都圏から近く、走りごたえがあり、高尾山などの他の峠へのチャレンジもできる豊富なコースのバリエーションを誇る尾根幹線。ロードバイクを買ったばかりのヒルクライムデビュー初心者の方にもおすすめのルートです。2020年の東京オリンピックの自転車ロードレースのコースに選ばれました。間もなくロードバイクのサイクリストの聖地となるであろう尾根幹線を、オリンピック日本代表の気分で走ってみませんか?

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アクティブ少女の非日常
ライター

アクティブ少女の非日常

関西出身のチャリ旅ガール。主に一人で自分のペースで旅するのが好き。全都道府県制覇、その内、自転車では、日本半周行きました。

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