BMXのフリースタイルが行われる場所
BMXのフリースタイルは、どこでもできるスポーツです。日本では、道路交通法があるため、許可があるところでしかできませんが、自由度の高いスポーツであり、スケートボードの練習場や、公園などで練習している人をよく見かけます。ここでは、BMXのフリースタイルがよく行われる場所を紹介していきましょう。
場所①ストリート
階段や壁などを使って技ができ、場所を選ばずにBMXのフリースタイルを楽しめるのが、ストリートの魅力です。ファッションや音楽と結びついて、個性的な技が生まれます。日本では禁止されていますが、海外では多く行われています。パルクールの自転車バージョンと言ったイメージです。
場所②フラットランド
フラットランドは、舗装された平らな場所で行われる競技で、3分間の時間を与えられ、技を披露します。壁や段差などを使わない分、純粋なBMXの操作力などが試されます。
場所③パーク
パークは、専用に作られた施設で行う競技です。スケートボードの施設と共同で使われることもあります。ジャンプセクションや、すり鉢状になっていてグルグル回ることのできるセクションなど、BMXの技を繰り出すためにさまざまな種類のセクションが作られています。
場所④ダート
ダートは、オートバイのモトクロス要素が色濃く残っている競技です。土で作られたセクションを走り、技の難易度やオリジナリティを競います。ダートが行われている場所は少なく、遊びというよりもBMX競技としての面が強いです。
BMXの選び方
BMXは、レース用、フリースタイル用の種類があり、フリースタイル用の中でも、使う場所によって少しずつ仕様が異なりますし、サイズの選び方も異なります。BMX初心者向けのBMXの選び方のポイントがありますが、実際に乗って使ってみないとなかなか選ぶのは難しいので、BMXをしている知人に一度遊ばせてもらう方法もあります。
選び方①自分にあった自転車のサイズ
自転車を選ぶときに、サドルに座ったときに足が地面につくかどうか、という点は意識すると思いますが、BMXはもともとサイズが小さく、足は確実につきます。BMX用自転車を選ぶときに注目してほしい点は、トップチューブのサイズです。これは乗ってみないとわからないので、初めは自転車屋さんで相談しながら決めるのがいいでしょう。
選び方②パーク&ストリート用かフラットランド用か
BMXのフリースタイルは、行う場所によって乗り方が変わります。なので、どの場所でやりたいのか決めてから自転車を選ぶのがおすすめです。大きなジャンプやダートをしたい場合は、チェーンステイを長くすると安定しやすいため、13.5〜13.75が目安になります。ハンドルに関しては、身長150cm〜170cmで8.5〜9インチ、160cm〜180cmで8.75〜10インチがおすすめです。
パーク&ストリート用
パーク&ストリート用の自転車のサイズの目安は、フレームのトップチューブを基準にして考えると、身身150cm〜160cmで19.8〜20.5インチ、身長160cm〜170cmで20.5〜20.8インチ、身長170cm〜180cmで20.8〜21.8インチが最も使いやすいサイズだと言われています。迷ったら少し大きめのサイズでも大丈夫です。チェーンステイの長さも、選び方のポイントです。パークメインで遊びたい場合は〜13.75インチを、ストリートメインで遊びたい場合は〜13.5インチがおすすめです。
フラットランド用
フラットランド用の自転車のサイズの目安は、フレームのトップチューブを基準にして考えると、身長150〜160cmだと18.0〜18.5インチです。身長160〜170cmだと18.3〜18.8インチ、身長170〜180cmで18.6〜19.0インチが最も使いやすいサイズだと言われています。また、フラットランドでは、多様な技ができるので、ハブやペグ、ジャイロなどが初めから標準装備されているものがおすすめです。
BMXフリースタイルが東京オリンピック2020で開催!
BMXのフリースタイル競技は、東京オリンピックの競技種目としてあります。会場は、有明アーバンスポーツパークを予定しており、開催時期はまだ未定ですが、ぜひこの機会にBMXのフリースタイルを見に行ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
オートバイのモトクロスが発祥ですが、現在ではBMX独自の文化に派生してきています。街中でBMX用自転車に乗っている人を見かけることも多いですし、ひとけの少ない時間帯に、公園などで練習している人を見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。東京オリンピックの種目としても選ばれている新鋭のスポーツです。機会があればぜひBMXフリースタイル競技を鑑賞してみてください。
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