パパチャリとは
ママチャリは便利だけれども…
買い物からちょっとしたお出掛けまで、さまざまな用途で大活躍のママチャリ。前カゴやリアキャリアに荷物を積めますし、チャイルドシートをつければ子どもを乗せることもできます。通勤や通学でも使っているという人も多いでしょう。しかし、男性の場合は、デザイン的に何となく乗るのに抵抗があるという人も少なくありません。何といっても名称が「ママチャリ」ですからね。
かっこいい自転車に乗りたい
やっぱり男性が乗ってかっこいい自転車のほうがいい、とはいえ、ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツバイクには前カゴやリアキャリアもなければ、チャイルドシートを取り付ける場所もありません。利便性においては、ママチャリと比較すれば残念ながらまったくかなわないのが実情です。
男性のためのかっこいい自転車
そこで今注目されているのが「パパチャリ」です。ママチャリ代わりに男性が乗る自転車といえばシティサイクルが一般的ですが、パパチャリは、ママチャリの乗りやすさと利便性や実用性を備えるだけでなく、男性が乗っても、いや男性が乗るからこそおしゃれでかっこいい自転車の新しいカテゴリーなのです。
利便性にも優れている
特に、子育て世代のお父さんがいろいろとアクティブにも使えるようにということから、ママチャリに対抗して「パパチャリ」という名称となっています。たくさんの荷物も積めチャイルドシートの設置も可能、それでいながら走りも十分満足できるレベルで、普段は通勤用で週末にはアクティブにも使える自転車がパパチャリです。
パパチャリの定義
パパチャリという新しいカテゴリーですが、明確な定義は定まっていないのが現状です。ただ、男性が乗れればどんな自転車でもパパチャリになるわけではありません。では、どのような自転車を「パパチャリ」と呼ぶのでしょうか。
パパチャリを名乗るにふさわしい条件
- お父さんがカッコよく乗れる
- 利便性がありかつ乗りやすい
- 荷物がたくさん積める
- チャイルドシートの取り付けが可能
- 通勤から遊びまで幅広く使える
- お父さんがカスタムを楽しめる
お父さんのための自転車
これらの条件を満たす自転車が一応「パパチャリ」を名乗れるのですが、メーカーなどでパパチャリの定義が決められてはいないので、すべての条件を備えていないからダメというわけではありません。簡単にいえば、お父さんがカッコよく乗れて、通勤だけでなく週末に自転車で遊びに出掛けるのにも使える自転車がパパチャリと考えればいいでしょう。
おすすめのパパチャリ4選
おすすめ①88CYCLE(ハチハチサイクル)
目を引くルックス
全国展開するサイクルショップサイクルベースあさひのパパチャリモデルです。ママチャリだけでなく、どんなスポーツサイクルとも一線を画すルックスが目を引きます。特に目立つのがリアの極太タイヤですが、エアボリュームが多いので振動を抑え、街乗りはもちろん、悪路もしっかりこなします。
特筆すべきはデザインだけではない
大型のリアキャリアが標準装備されており多くの荷物の運搬が可能です。フレームやフォークにはたくさんのダボ穴があり、カーゴケージ、ボトルケージはもちろん、チャイルドシートの取り付けも簡単です。また、機械式ディスクブレーキ、子どもを乗せたままでも駐輪の容易なセンターキックスタンド、前後ブレーキをかけた状態でロックできるパーキングブレーキなど、安全・安心装備もばっちりです。
88CYCLEのスペック
- フレーム/フォーク:スチール
- タイヤ:フロント24×2.10 / リヤ20×4.0 米式バルブ
- 変速:リア8段(シマノ製アルタス)
- カラー:マットブラック/サンドベージュ/カットカーキ
- 価格:69,980円(税込)
おすすめ②Cannondale Tredwell EQ
しっかり走れるキャノンデール
ロードバイクでも人気のアメリカンブランド「キャノンデール」のバイクです。もちろんアメリカにはパパチャリどころかママチャリも存在しませんが、パパチャリにふさわしい1台といえます。アルミのフレームとフォークにシマノ製の油圧ディスクブレーキ、また27.5インチの大径タイヤがしっかりとした走りを演出してくれます。
パパチャリにぴったりなデザイン
前後に泥除けが標準装備されている点や、衝撃吸収に優れた太めのタイヤなど、街乗りや普段使いにもピッタリです。フロントバスケットも標準装備ですが、ママチャリの前カゴとは違ったがっしりとしていながらおしゃれなデザインが、パパチャリのイメージにぴったりです。
Cannondale Tredwell EQのスペック
- 変速:リア9速(シマノ製アルタス)
- タイヤ:マキシス製650b×47C
- ブレーキ:テクトロ製油圧ディスク
- カラー:アルパイン
- 価格:97,900円(税込)
おすすめ③MARIN DONKY SE
パパが規格したパパに乗ってもらいたい自転車
”パパが企画した全国のパパに乗ってほしいバイク”と、まさにパパチャリにぴったりなのが、日本のスポーツバイクメーカーマリンのドンキーSEです。衝撃を吸収しやすいクロモリフレーム/クロモリフォークなので、ロングライドも快適です。また、27.5インチ径3インチ幅の極太タイヤは重い荷物を載せても安定感があり、パンクもしにくいメリットがあります。
いろいろなシーンで大活躍
マウンテンバイクっぽいルックスは、街乗りにもおしゃれですし、かっこいいフロントバスケットとリアキャリアが標準装備なので、荷物もたくさん積めます。またギア比はマウンテンバイクと同等なので、バスケットやキャリアを取り外してグラベルを走ることも可能など、通勤からツーリング、山遊びとシチュエーションを選びません。
MARIN DONKY SEのスぺック
- 変速:9速(シマノ製アルタス)
- タイヤ:MARIN x VEE TIRE CO. Speedster,27.5×3.0
- ブレーキ:テクトロ製機械式ディスク
- カラー:マットブラック、マットオリーブ、マットグレー、グラスイリデセント
- 価格:103,400円(税込)
おすすめ④パナソニック EZ 20
ラクにワイルドを演出する
「かっこいいバイクもいいけれども運動不足で体力が心配…」「もっとラクに走れるパパチャリはないの?」という人には、電動アシスト付きのパナソニックのEZ20はどうでしょうか。モトクロスタイプの20型のアルミフレームと極太のブロックパターンタイヤはワイルド感にあふれています。
街乗りに適したパパチャリ
1回のフル充電でパワーモードなら約31km、ロングモードなら約52km走れるので、週末のちょっとしたサイクリングにも十分です。ただ変速は内装3段、タイヤ径は20インチと小径なので、ガンガン走るというよりも市街地を軽快に駆けるといった乗り方が似合うでしょう。
パナソニック EZ20のスペック
- フレーム/フォーク:アルミ
- 重量:22.5kg
- ブレーキ:Vブレーキ
- カラー:マットナイト、マットオリーブ、タンカーイエロー
- 価格:123,100円(税込)
パパチャリは幅広いシーンで楽しめる
ママチャリとは違って、通勤や買い物などの普段の足としてだけでなく週末のツーリングやアクティビティまで、さまざまなシーンで楽しめるのがパパチャリの魅力です。パパチャリとはいえ、もちろん女性が乗ってもかっこいいですし、利便性も高いのでおすすめです。これから自転車の購入を考えているお父さんは、ぜひパパチャリを候補にしてみてはいかがでしょう。
https://www.cb-asahi.co.jp/lp/products/ownbrand/88cycle/