多摩湖自転車道の注意点
自然豊かな西東京で多くの地域住民に愛されている多摩湖自転車道です。サイクリストにとっても絶好のロケーションですが、走る上で当然気をつけなければいけないマナーや注意点もあります。走るのが楽しくなってしまう道だけに、つい油断して周りの人たちに迷惑をかけたり、トラブルを起こさないようにしましょう。
注意点①歩行者優先!自転車専用ではない
多摩湖自転車道は、正確には「自転車歩行者専用道路」です。つまり、自転車専用ではありません。歩行者も通れば、ランニングをしている人も大勢います。直線路コースでは一応自転車と歩行者とでルートが分けられていますが、道幅はさほど広くありませんので、歩行者優先を心がけましょう。夕方になると家路に向かう学生や勤め人、買い物帰りの主婦などで歩行者の数が多くなります。木陰になるので早めにライト点灯をして、気をつけて走るようにしましょう。
注意点②車止め多し!スピード出し過ぎはダメ
西東京市からの直線路コースはサイクリングやランニングには理想的な環境ですが、短い距離で何度も車止めがあるのが難点です。ランニングではそこまで支障はありませんが、本格的にロードバイクで走りたい人にとってはストレスを感じるでしょう。とはいえ、あくまでも歩行者優先なので、歩行者の安全が第一です。このコースは本気のトレーニングのためではなく、ゆったりしたサイクリングの道路と心得え、スピードは抑えめで走りましょう。
注意点③多摩湖周辺は路面状況に注意しよう
多摩湖一周コースに入ると、それまでとは一変してカーブやアップダウンが続くルートに変わります。しっかり整備されている道ではありますが、それでも路面には凸凹が目立ち始め、落ち葉や木の枝などにタイヤを取られる危険もあります。道幅も狭くなり距離も長くなるので、対向車や歩行者との出会い頭の事故にも気をつけてください。
まとめ
東京都西部から東村山市にまで至り、埼玉にも隣接する多摩湖自転車道の概要を紹介しました。距離にしてたった22km弱と、決して長いルートではないにもかかわらず都市住民の生活感あふれる遊歩道から武蔵野の自然公園に抱かれる山道まで、さまざまな表情を持つ要素が盛り込まれています。全体的に厳しい上りも少なく、サイクリング&ランニングコースとしてはレベルを問わず楽しめると言っていいでしょう。走る喜びを身体と心で満喫したい人たちには、ぜひ一度体験してもらいたいコースです。
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筆者撮影