ポリゴンネストってどんな寝袋？寒い？寒くない？特徴や評判を紹介！

「ポリゴンネスト」とは、国産アウトドアウェアブランドとしておなじみの『ファイントラック』より発売されているスリーピングバッグ（＝寝袋、シュラフ）のシリーズです。アウトドアウェア開発で培われたノウハウが詰め込まれた良質なスリーピングバッグです。どういった特徴があるのか、見ていきましょう。

ポリゴンネストシリーズでは、ファイントラックが独自開発したシート状の保温素材「ファインポリゴン」を使用しています。この素材はほとんど保水しないため、水濡れによる保温力低下を抑えられます。また、保温素材の主流であるダウンや化繊綿と比較し速乾性が高いことも特徴の一つで、保温力が短時間で回復します。

ポリゴンネストは、使用中の保温力低下が少ないことも特徴です。一般的なシュラフは、使用中の発汗による湿気や結露により保温力が低下します。さらに、寝返りにより保温力が低下します。独自素材「ファインポリゴン」はこれらの保温力低下を抑えた優れた素材です。

コールドスポットとは、縫い目などの保温力が低い個所のことを指します。特に、ダウンや化繊綿で偏りを防ぐため用いられるボックス構造には数多くのコールドスポットが存在しています。ポリゴンネストでは表地と裏地の縫い目をずらすことでコールドスポットのない構造をしています。（一部ラインナップを除く）

一般的なダウンや化繊のスリーピングバッグは、洗濯が困難です。ダウン専用の洗剤を用いたり、平干しにスペースが必要だったり、なかなか乾かなかったりと手間がかかるため、クリーニングに出す方もいるのではないでしょうか。ポリゴンネストは速乾性が高く、吊り干しが可能で、洗濯の手間を大きく削減できます。全てのラインアップに、吊り干し用のループが付いています。

濡れに強く保温力が低下しにくいポリゴンネストは、やはりその性能が認められてよい評判を得ています。一方で、使い心地に関しては人によって意見が分かれます。ファインポリゴンはダウンや化繊綿のように、ふわふわとした素材ではありません。使用時のカサカサとした感触は、好き嫌いがあります。

ポリゴンネストが寒いか寒くないか。それは、気候に適したアイテムを使用しているかによります。ポリゴンネストは使用温度に応じて五段階のラインナップが販売されています。使用状況に応じて適したアイテムを使用することで、寒さを感じることなく快適な睡眠を得られます。