ロードバイクのスタンドは自作できる？DIYで室内置きする方法をご紹介！

ロードバイクはそれ自体が高価なだけでなく、ホイール、サドルなどパーツごとに取り外しができてしまうため、屋外に置いておくと盗難の心配があります。警視庁の調査でも自転車盗難の多くは、住宅の敷地内で起きています。できれば室内で保管したい。でも十分なスペースがない。そんな時に便利なのが室内用サイクルスタンドです。

賃貸に住んでいる方や、できるだけ費用を抑えてロードバイクを室内保管したいという方には、DIYサイクルスタンドがおすすめです。作る手間はかかりますが、部屋の広さや持っている自転車の台数、置きたい場所など、自分好みにぴったりのオリジナルサイクルスタンドが手に入ります。

サイクルスタンドを自作するときに必要になる、基本的なアイテムを4つ紹介します。DIY初心者でも簡単にあつかえる工具ばかりです。特に電動ドライバーとビス、メジャーの3つはDIYの必須アイテム。サイクルスタンドを作る以外でも、家具の組み立てなどで持っているとなにかと役に立ちます。

手動の一般的なドライバーでも作業できますが、作ったものを手直しするときや、引っ越しなどで解体したいときにも、充電式の電動ドライバーはあると便利です。手動のものは力が要りますし、時間もかかります。女性や一人で作業する方、サクッと短時間で完成させたい方は購入を検討しましょう。

材料を図ったり、ロードバイクを収納するスペースの広さや奥行きを図ったりするのに必要なアイテムです。ロードバイクスタンド用の支柱を立てる際、天井の高さを図る必要があります。一般的な住宅の天井は高いところで2メートル50センチくらいですので、3メートルまで図れるものがあれば十分です。

ねじ止めが必要な金具を壁や柱に固定するときに使います。ホームセンターに行くと同じサイズものもが大量に入って売られていますが、最初どのサイズがどれくらいの量が必要かわからない場合は、複数のサイズが少量ずつセットになっているものがおすすめです。足りなくなったら、必要なサイズをホームセンターで買い足してください。

壁や天井にくぎを打つ際、石膏ボードの裏に下地(構造材)があるかどうか確認するための道具です。下地のない場所にくぎを打つと、薄い壁にしか刺さっていないため重いものを支える力がありません。壁にビスを打つ際は、下地センサーを使って下地の場所をしっかり確認しましょう。

この商品は、壁などに穴をあけることなく室内に柱を立てるためのDIYパーツです。2×4(ツーバイフォー)というホームセンターなどで売られている角材の上部に、バネのついたジョイント部材を付けることで突っ張り棒のようにして使うことができます。単純な構造なので、DIY初心者でも扱いやすいアイテムです。

ディアウォールの設置はいたって簡単です。柱を設置したい場所の天井高より45㎜短くカットした2×4(ツーバイフォー)の上下にディアウォールをかぶせて、天井と床に対して垂直になるように起こしていくだけ。突っ張り棒のように天井との間が埋まって、動かなくなれば設置完了です。ドライバーなどの工具も足場もいらないので、買ったその日に柱を立てることができます。

ディアウォールの設置には、いくつか押さえておきたいポイントがあります。ロードバイクは軽量化が進んでいるとはいえ、ディアウォールは2×4(ツーバイフォー)を使った突っ張り棒です。設置方法を間違えるとディアウォールが倒れてきたり、床が傷ついたりしてしまうこともあります。ポイントを押さえれば、頑丈なサイクルスタンドが作れます。

ディアウォールはDIY用の突っ張り棒です。設置するときは、畳やカーペットを避けて、床が固く平らな場所を選んでください。また、壁につけて立てた方が倒れにくいです。天井の石膏ボードの裏には下地という構造材が入っています。より強度を出したいなら、下地に合わせて設置しましょう。

ではいよいよロードバイクスタンドをDIYする方法を4つご紹介します。それぞれ必要なパーツや作るときのポイントも併せて紹介していますので、ご自分の部屋に合った方法が必ず見つかります。室内保管用としても、簡単なメンテナンスや洗車用のスタンドとしても使える、ディアウォールなしでできる簡単なスタンドもあります。

壁掛けるタイプのサイクルスタンドはディスプレイとしてもおしゃれで、カフェやサイクルショップのような雰囲気になると、インテリアとして設置する人も。柱1本とバイクハンガーだけでできるので、DIY初心者でも比較的手軽に作れます。自転車を掛ける高さを変えれば、最大2台まで収納できます。

壁掛けタイプは、このようなバイクハンガーをディアウォールの好きな高さに取り付けて作ります。ホイールをひっかけるタイプもありますが、ホイールが歪む原因になるのでフレームやサドルを掛けるタイプがおすすめです。また、フックや棚を組み合わせて取り付ければ、ヘルメットやシューズなどをまとめて収納できます。

縦置きタイプのサイクルスタンドは、横置きに比べて場所を取らないので、狭いスペースに効率よく自転車を収納できます。玄関に設置すれば家に戻ってすぐに自転車を収納できるので、雨の日など濡れた自転車を家の中までもって入りたくないときにも、部屋の中を汚さずにすみます。

横置きタイプ同様、縦置き用のパーツが販売されていますので、そちらを購入してディアウォールに取り付けて使います。使用できるホイールのサイズやタイヤ幅に制限がありますので、各商品の詳細を確認してから購入するようにしてください。この方法で1つのディアウォールに掛けられるロードバイクは1台までです。

もっとも空間を有効活用できるのが、この吊り下げタイプです。ディアウォールを組み合わせて作ることもできますが、天井に直接固定した方がしっかり取り付けられます。出し入れに少し手間がかかるのと、天井の低い場所には向かないので、場所をよく検討してから設置してください。

このタイプは、重さに耐えられる強度のある場所に設置する必要があります。天井に設置する際は、下地センサーなどで構造材があることをチェックして、その上にビスを打ってください。商品によって吊り下げられる重さの上限が違いますので、購入前にご自身のロードバイクの重さに耐えられる商品か確認するようにしましょう。