サイクルキャリアとは
サイクルキャリアとは、車やバイク、バスなどで自転車を輸送するための道具です。自転車を車内にそのまま積んでしまうと車内で揺れてしまってとても危険な上、重い自転車の積み下ろしは面倒ですよね。そんな時に自転車にサイクルキャリアを取り付けて動きを固定することで、安全に自転車を輸送することができます。
サイクルキャリアは車内以外にも取り付け可能
サイクルキャリアは車内だけでなく、車のルーフなどにも取り付けることができます。ママチャリなどのシティサイクルはもちろん、カーボンフレームを使用したロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイクまで安全に輸送することができます。
車載用サイクルキャリアを取り付けられる場所
取り付け場所①車内
車載用サイクルキャリアを車内に取り付けることで、大切な自転車を雨や虫から守ることができ、輸送中に他の車に当たられることもありません。しかし、車内のスペースを自転車で埋めている以上、乗車人数や置ける荷物の数が減ることが難点です。ロードバイクやマウンテンバイク、クロスバイクなどといった小さめの自転車でも、軽自動車などの小さい自動車だとスペースが圧迫されます。
取り付け場所②ルーフ
車載用サイクルキャリアは車のルーフに取り付けることも可能です。あらかじめルーフに取り付けられたベースキャリアに取り付けることができ、比較的対応している車種が多いというメリットがあります。ルーフにベースキャリアを付けていない車には取り付けられない他、いちいち自転車をルーフの高さまで持ち上げなければならないため、積み込みや積み下ろしが、かなり面倒になることがデメリットです。その他にも、車の外に自転車を出して走行するため、自転車が雨や虫の被害を受けてしまうという難点もあります。
自転車をルーフに取り付けると、車高制限に引っかかる可能性もあり注意が必要です。
取り付け場所③車の背面
車載用サイクルキャリアは、車の背面に取り付けられたけん引装置に取り付けることもできます。ルーフに取り付けるタイプの車載用サイクルキャリアより自転車の積み込み、積み下ろしが楽だという利点がありますが、車外に取り付けている以上、ルーフタイプと同じく雨や虫による被害を受けてしまいます。また、ルーフタイプと比較すると人の手が届きやすい位置にあるため、盗まれないように注意する必要がある他、けん引装置が比較的高価なので、設置費用が高くなってしまうという難点があります。
取り付け場所④車のリヤゲートやバックドア
車載用サイクルキャリアは、車のリヤゲートやバックドアに取り付けることも可能です。ベースキャリアやけん引装置など、車のアタッチメントを必要としない上に取りつけが比較的簡単だというメリットがあります。しかし、車のリアガラスが自転車によって、見えにくくなるというデメリットがある上に、対応車種が限られてくるので、購入する前には必ずマイカーが対応しているかチェックしましょう。
車載用サイクルキャリアの固定方式
固定方式①フォークダウンタイプ
フォークダウンタイプとは、自転車の前輪だけを外してその他のパーツを組み立てた状態で固定するタイプのサイクルキャリアです。前輪だけを外すという仕様から、車内のスペースを圧迫せず、取り付けが簡単に素早くできるというのが利点です。簡単な取り付け方法ながら、固定はしっかりとされるので安心できます。
固定方式②ダウンチューブタイプ
ダウンチューブタイプは自転車の前輪と後輪のダウンチューブを固定するサイクルキャリアです。フォークダウンタイプと比較すると、前輪などのパーツを外すことなく固定することができるので比較的積み込み、積み下ろしが楽です。しかし、カーボンフレームなどのフレームには基本的に対応しておらず、自転車に使われているチューブの形状によっては、しっかりと固定することができない場合もあるので、取り付けた後に固定されているかチェックしましょう。
固定方式③両輪を挟むタイプ
自転車の前輪と後輪をバーで挟んで固定するサイクルキャリアです。簡単に固定ができる他、強固な固定力を有しています。ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイクなど、さまざまな自転車のサイズ、カーボンフレームや異形フレームなどにも対応できるものが多いので、車載用サイクルキャリアの中でも人気のタイプです。ただ、その分価格が少し高めとなっています。
車載用サイクルキャリアの選び方のポイント
選び方とポイント①対応車種をチェック!
車載用サイクルキャリアには当然取り付けられる車種と、取り付けられない車種が存在します。マイカーが対応車種なのかどうか、自分の自転車は購入するサイクルキャリアに対応しているのかどうかを確認しましょう。自分の自転車がロードバイクなのか、クロスバイクなのか、マウンテンバイクなのかに加えて、フレームはカーボンなのか、異形フレームなのかなどもチェックしておくべき点です。
選び方とポイント②取り付けてから試運転してみる
固定するタイプにもよりますが、車載用サイクルキャリアに自転車を積むことによって運転中の視界を遮ってしまうこともあり得ます。安全な運転なくして自転車を安全に輸送することはできませんので、サイクルキャリアに自転車を積んだ後、比較的安全な道路で試運転をするのがおすすめです。もし固定がしっかりとされておらず、公道の真ん中で自転車が落ちてしまったりしないように注意してください。
続いて、おすすめの車載用サイクルキャリアを紹介!
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