アクティビティの記録を楽しくつけましょう!
サイクリスト、登山家、ランナーのみなさま、ご自身の走行記録はどのように残していますか?手書きのメモやサイクルコンピューターのログもお手軽ですが、同じくらいお手軽にムービーで記録を残せるスマートフォンアプリがあります。その名も「Relive(リライブ)」です。Reliveを知らない方もこの記事を読んだ後には、まるでロードバイクのレース番組のようなムービーが作れるようになること請け負いです!
Reliveとは?
Reliveは、運動の時速や距離のアクティビティを記録しながら、その行程を自動で3Dムービーにしてしまうという驚きのスマートフォンアプリです。こちらの動画をご覧ください。
まるでロードバイクの最高峰ツールドフランスのコース説明動画かのようです!こんな動画がなんとiPhoneをはじめとするスマートフォンだけでほとんど自動的に作れてしまうのが今回ご紹介するスマートフォンアプリ「Relive」です。
Reliveとサイクルコンピューターの違い
サイクルコンピュターとは
サイクルコンピューターとは、自転車のハンドルなどに取り付けて走行速度や距離などを記録する機械です。さまざまな種類があるなかで、高機能なものはGPSが内蔵されています。最も人気なハイエンドサイクルコンピューターは「GARMIN(ガーミン)」です。
このガーミンのサイクルコンピュータも「ガーミンコネクト」というアプリで地図上にサイクリングのログを残すことができます。
ガーミンのアプリ画面
ガーミンコネクトアプリはこのように記録が見れます。バイクに取り付けたサイクルコンピュータからデータを入れるため、詳細な情報が入っています。心拍やケイデンスを含めて、PCできっちりと走行記録を残す場合は、ガーミンのサイクルコンピュータとPCを繋いでデータを作成するのが最適です。(一方で、Reliveは、iPhoneなどのスマートフォン単独での操作もできるため、PCを使わずにお手軽にバイクの走行ログを残せます。)
サイクルコンピューターと比べたときの
- Reliveのメリット
- スマートフォンで使えるため、初期投資が不要。
- PCに繋いでデータを整理する必要がない。
- 3Dムービーを作成できる。
- Reliveのデメリット
- ケイデンスや心拍、パワーなどの詳細情報は記録できない。
- スマートフォンのバッテリー消費が大きい。
ReliveのStravaと違い
Stravaとは
スマートフォンアプリStravaはアスリート向けSNS
Strava(ストラバ)とは、アスリートのためのSNSともいえるアプリです。Stravaの主な利用用途は、GPSトラッキング(サイクルコンピューター機能)、アクティビティの記録、ルートの共有によるアクティビティのモチベーションアップとなっています。さらには、ランニングや登山など様々なアクティビティに手軽に使えるうえに、無料で使える基本機能だけでも非常に多彩なため、Stravaは2018年のスマホやPCで使えるベストアプリに選出されています。
Reliveと比べたStravaの特徴
Stravaの最大の特徴は、有料版でペースの分析や運動パワーを調べられることです。一方、このStravaでは、Reliveと同様にGPSトラッキングで地図上に軌跡を残せますが、あくまで平面の地図表示です。アクティビティを自動的に3Dの動画にする機能は、(2019年8月現在では)Relive特有のものとなっています。
ReliveはStravaよりも
- ムービーの記録機能が優れている
- アプリ上からの写真記録機能が搭載されている。
- 3Dムービーが自動で作れるのはReliveだけ!
- アクティビティ分析機能には制限あり
- アクティビティの記録は、距離/獲得高度/速度/運動時間のみ
Reliveの使い方①アプリのインストール
3Dムービーがお手軽に作れるReliveは、スマートフォンがあれば、いまからすぐにでも使うことができます。使用するには、まずスマートフォンアプリをダウンロードします。iPhoneならAppStore、AndroidならGoogle Playストアからダウンロードできます。なんと、Reliveの基本機能の利用は無料です!
Reliveには、月11ドルの有料会員もあります。有料会員はこんなプレミアムな機能が使えるようになります。
●GPXファイル(GPSのデータ)をインポートして動画が作れる。
●過去の記録も作成可。
●作成した動画を全て保存してくれる。
●動画作成時にBGMの挿入が可能。
●10時間以上の記録も動画作成できる。
Reliveの使い方②アプリの初期設定方法
Reliveのインストールが終わったら、早速アプリの設定を始めましょう。
アカウント登録かGoogle, Facebookでログイン
Facebookアカウント、Googleアカウント、あるいは新たにメールアドレスを登録してサインアップをします。作成後のムービーが、メールアドレス宛に通知されるため、都合のよいアカウントかメールアドレスを選択しましょう。
Reliveの使い方③アカウントの連携
ガーミンコネクトをはじめとする、ほかのアプリケーションを併用している場合は、この画面でそれらのアプリと連携してReliveの動画作成機能が使えます。普段使用しているアプリケーションをここで選択してください。(この項目はほかのアプリケーションと連携をとるときにのみ使うため、使わない場合は必須項目ではありません。スマートフォンのみで記録する場合は飛ばしてOKです。)
Connect a tracker(接続されたトラッカー)の項目を選ぶと、いくつものアプリケーションのロゴが現れます。そのなかから自分が使っているアプリケーションを選べば、過去のアクティビティデータを3Dマップにするなど、アプリを連携して使用できます。
2019年7月のアップデートからStravaとは連携ができなくなりました。2019年8月現在も連携が無効になっています。
Reliveの使い方④アクティビティを設定する
次にここでは、どのようなアクティビティで記録をとるのかを設定します。「サイクリング」「ランニング」「ハイキング」「スキー」「スノーボード」「その他」から選べます。なお、一度選んだアクティビティは次回以降は選択済みとなるため、ひとつの種類のアクティビティのみでしか使わない場合は、初期設定のみでOKです。
Reliveの使い方⑤アクティビティを記録する
ここまでくれば、走り出すまであと一歩。ここからは記録を始めるための操作です。iPhoneやアンドロイドスマホだけで、Reliveを使うときの操作は非常に簡単です。この画面で「開始」を押す、以上。あとはポケットに入れておくだけで、アクティビティが記録されます。また、「開始」の左側にカメラのボタンがあります。このボタンを押して撮影した画像は、GPSで位置を特定して、走行位置と撮影位置を合わせて保存してくれます。そして、走り終わった後は、停止ボタンを押してアプリでの記録を終了させます。
正確な記録を取るために、走り始める前はGPSが自分の位置を特定するまで少し待ちましょう。
続いて、「Reliveの使い方⑥動画を編集する」
ガーミンコネクトは、ロードバイクのトレーニングにとても有用です。また、GPSを頼りにしたスマートフォンアプリでは、ローラー台トレーニングには不向きですので、使い分けは適材適所ですね。