ストラバ(strava・ストラーバ)とは?
ロードバイクに乗っている方なら、ストラバ(strava、ストラーバ)の名を一度は目にしたことがあると思います。ストラバは今やランニング、サイクリングなどのアスリートには定番となっている無料のフィットネスネットワークサービスです。2019年8月現在、既に全世界で4000万人以上の登録者数にも上るこのストラバ、どんな便利な機能があって、何がそんなにユーザーを引きつけるのでしょうか。
ストラバで何ができるのか
グローバルにユーザーが増えているストラバ。早くから日本語表示に対応しており、国内でもランニングやサイクリングの熱心な愛好家の間では多くのユーザーがいたものの、日本での本格サービス開始は2018年12月からと実はまだ間もないのです。
できること①活動の追跡・計測と記録・分析
まず、ストラバはアプリ単体でナビ機能が使えます。スマートフォン(スマホ)のGPSを使用し、自分の運動の記録走行距離、最高速度、平均速度や所要時間・停止時間などの基本項目を測定します。測定されたデータは自分の現在のアクティビティ(活動)の記録として分析・表示されます。
できること②ルートの検索・作成
2つ目は、次のSNS機能とも関連してきますが、ストラバでは、ユーザーの誰かが作成して走ったルートを検索することができます。そして、同じルートで自分がどのくらいの速さで走れるかの目安や目標にすることができます。また、ルートビルダーを使えば自分の走ろうとしているルートを1から作成することもでき、ツーリングやロングライドの予定を立てるのにも便利です。
できること③SNSとして活動を共有しつながる
ストラバが単なるフィットネスサービスと大きく異なるのは、SNSとしての機能です。ストラバ上ではランニングであれサイクリングであれ、自分が走ったコース、その走行距離や速度、計測タイムなどの記録が公開されます。同じストラバユーザーがそれにリアクションを返し、あなたも他の人の記録に対して感想を述べることができるのです。
ストラバの使い方①登録まで
ストラバへの参加は基本無料です。よりハイレベルに使いこなしたい場合は有料のサービスもありますが、ほとんどのユーザーは無料で使える機能で十分満足できるはずです。
何が必要か
自転車
ランニングなら別ですが、サイクリングがメインで使うのであれば自転車は必須です。ロードバイク、クロスバイク、MTBなど車種は問いません。
PC、スマホ
登録や使用にはPCかタブレット端末、スマホのいずれかが必要になります。もしサイクルコンピュータを持っていなければ、ライドの記録や計測はスマホアプリで行うことになるのでスマホは必須です。ルート作成はスマホでもできないことはないですが、操作性のことも考えればPCもあった方がいいでしょう。
stravaアプリ
スマホやタブレット端末でストラバを使うために必要です。無料でダウンロードできます。
ストラバに登録しよう:PC
stravaのサイトへアクセス
まずはストラバの公式サイト(https://www.strava.com/features)へとアクセスして新規登録を行います。GoogleあるいはFacebookのアカウントでも登録できますが、個人データの流用が不安な方はメールアドレスでの登録が無難です。
ストラバに登録しよう:スマートフォン
stravaアプリ(iPhone、android)をダウンロード
次にAppStoreかGoogle Playでスマホ用のアプリをダウンロードし、ストラバのサイトで登録したアカウント情報でログインします。もちろん最初からスマホアプリ経由で登録しても問題ありません。
設定
登録がすんだらプロフィールの設定です。名前、生年月日、性別の項目は必須です。さらにランニング、サイクリング、スイミングの3つから、何がメインの活動かを選択します。サイクリングを選んだ場合、バイクの登録もできます。もちろんランニングでも使用できます。また推定パワー計測をするには体重も登録する必要がありますが、これらの項目は後でも変更できます。
ストラバの使い方②計測
アプリでの計測
まずスタート前にスマホからストラバのアプリを立ち上げます。メニューの「アクティビティを記録」を選択しましょう。
スタート/停止/完了。タップ一つで簡単操作
GPSのナビ機能で現在地が表示されるのでスタートをタップすれば計測開始。あとは走り始めるだけです。赤信号などで途中で止まると自動停止中に変わり、停止時間中は計測も止まります。ただ停止時間の正確さはサイクルコンピュータの方が上なようです。自動停止の設定は標準になっていますので、停止時間も含めて記録したい時は設定を変更できます。計測を終了するときは完了を押します。
名前を付けて保存
走り終わったコースはMyアクティビティとして保存されます。表示されるのは距離・移動タイム・高度の他、平均・最高速度や、経過タイム(停止時間を含めた時間)です。これらは非公開にしない限り他のユーザーにも公開されます。後で編集・変更したり、写真を追加したりもできるので、サイクリングやランニングの記録をより良い形で残せます。
サイクルコンピュータと接続して計測
続いて、サイクルコンピュータと同期させる使い方をご紹介します。ストラバのスマホアプリでも十分なナビ機能での計測はできますが、スマホの電池容量には不安があります。また自転車に特化した様々な機能やコンパクトさという点ではサイクルコンピュータが便利です。
サイクルコンピュータのアプリを立ち上げ
まずはサイクルコンピュータ側のGPSナビ機能アプリを立ち上げます。事前にアプリとGPSデバイスは接続させておきましょう。ここではLEZYNE GPS Alleyを例に使います。
データをアップロード
メニューから「アプリの設定」を選び、一番下の項目「Strava自動同期」をONに変更します。これでGPSサイコンがライドを記録すると自動的に同じデータがストラバのマイアクティビティとしても記録されます。
アプリからのデータの同期
サイクルコンピュータアプリからの走行データもストラバ上で一括して管理できます。自分が走ったデータを選択して共有からstravaを選べば、ストラバのアクティビティにも反映されます。
続いて、ストラバの使い方③ルートの検索・作成