グラベルロードとシクロクロス
グラベルロードとシクロクロスとは。見た目が似てるのになぜ呼び方が違うのでしょうか。そういった方のために今回はこの2つのバイクの特徴やメリット、デメリットをご紹介します。
グラベルロードとは
グラベルロードとはグラベル(砂利道)などを走行するために設計されたバイクで、長距離の走行にも特化したバイクです。イメージするなら砂利道などに特化したロードバイクになります。
シクロクロスとは
こちらはシクロクロス競技で使用する事を目的として開発されたバイクで、主にレースで使用されています。
グラベルロードについて徹底解説!
今さら聞けないグラベルロードの特徴
冒頭でも触れましたが、グラベルロードは砂利道などを走行するのに特化した、最近流行しているロードバイクです。そのためタイヤのリム幅が28~35cmとワイドになっています。さまざまなオフロードでもタイヤを使い分ける事ができ、クロスバイクやロードバイクが走れないような悪路や、もちろん舗装路なども走行が可能です。
ロードバイクとの違い
ロードバイクは25~28cⅿのリム幅がタイヤの限界サイズなので、グラベルロードと比較すると細いタイヤしか使用できません。
ディスクブレーキ搭載
さらにグラベルロードにはディスクブレーキが搭載されています。マウンテンバイクなどに使用されているVブレーキなどは泥をかき上げた時ににブレーキ部分に泥などが溜まってしまう事があります。しかしディスクブレーキは泥などの影響を受けにくい場所にあるので、制動力が高く、速いスピードの時でもブレーキが効きます。
グラベル化について
また、最近ではグラベル化といい、クロスバイクやロードバイクなどを改造してオフロードを走ったりしている人もいます。しかし他のバイクではグラベルロードのように太いタイヤが装着できないので、悪状況な道を安全に走行する事はできません。
グラベルロードのメリット・デメリット
メリットについて
このバイクのメリットは何といっても安定感のある乗り心地です。砂利道から土がぬかるんでいる所や、雨で濡れている路面などを安心して走行する事が出来ます。ブロックタイヤに付け替えたりすると、荒れ地などを進む事も可能です。
ハンドルの位置について
ハンドルの位置が高めで、自分の楽な姿勢で乗れるためロングライドでも疲れにくいです。
車輪について
前後の車輪の間が離れているので、ゆっくりめの速度でも安定した走行が可能です。
ダボ穴が多い
ロングライドをする方にすごい嬉しい点もあります。長距離の走行では、どうしても持ち物に困る時があると思いますが、ダボ穴が多いと、持ち運べる荷物の量が増えるためロングライドの時でも困らなくなります。
デメリットについて
グラベルロードは走り出した時と上り坂で少々重さを感じます。そして速度があまり出ないので、軽快な走りや爽快感は薄れます。軽快な走り心地を味わいたい人には向いていないかもしれません。
次ページからはシクロクロスについて解説します。