バイクパッキングとテント選び
自転車に宿泊道具と食料を取り付けて、泊りがけのサイクリングをするのがバイクパッキングです。そんなバイクパッキングに必要なものはさまざまですが、とりわけ宿泊道具の「テント」が重要になります。ここでは、雨風を防ぐだけでなく虫対策から着替えなど、プライベートな空間を確保できるバイクパッキングに適したテントを紹介していきましょう。
バイクパッキング用テントの選び方
バイクパッキングで使うテントは特別なものでなくとも問題ありません。ですが、自転車に取り付けられるバイクパッキングに適したテントの特徴を知っておくと、快適な旅行サイクリングができるでしょう。
テントの選び方① サイズと重さ
バイクパッキングで持ち運ぶことを考えると、より小さく、より軽量であるテントが望ましいです。つまりは、ソロキャンプ用テントで最低限のサイズと重さのものから探すといいでしょう。ただし、小さく軽量であれば持ち運びに便利でも、実際のテント泊の快適性は低くなりがちです。「持ち運びの利便性」と「宿泊時の快適性」のバランスが取れたテントが適しています。
テントの選び方② 設営の難易度
テントにもたくさんの種類があります。単純に何人用なのか、ポール式なのか自立式なのか、価格は安いのかなどです。バイクパッキングでは、目的地に到着後にテント設営に入るので、その手間が少ないテントが適しています。設営の簡単さだけならワンタッチ式テントがおすすめですが、ポールタイプなどと比べて耐久性が劣ります。設営が難しいテントは雨や風に強いので、目的地や天候によって選ぶといいでしょう。
どのくらいの頻度でバイクパッキングするのかで選ぶ
どのくらいの頻度と、どんな時期にどんな場所でバイクパッキングするかを考慮してテントを選びましょう。近場のキャンプ場であるならどんなテントでも問題ありませんが、冬や真夏という過酷な環境になりえる状況では、それぞれにあったテントである必要があります。また、頻繁にバイクパッキングするのであれば、何度も繰り返し使っても破れたりしない高耐久なテントが適しています。
雨音が気になるならフライシートがつくテントがおすすめ!
テントの選び方③ コストと機能
バイクパッキングで使えるテントの価格は、2000円~2万円程度までの幅が多いです。もちろん高価である方が耐久性や機能面で優れていますが、テントごとに細かな部分が違ってくるのでよく確認しましょう。最低限のバイクパッキングに適したテントの機能があれば問題ありません。ただ寝られればいいなら安いものを、夜に読書などの娯楽を楽しむなら、小物入れやライトを引っかけられるフックがあるものがいいでしょう。
暑い時期ならベンチレーター(換気窓)装備のテントがおすすめ!
バイクパッキング用のおすすめテント6選
バイクパッキングといってもテント泊する場所は整備されたキャンプ場であったり、山深い奥地であったりと、そのロケーションはさまざまです。基本的に「持ち運びしやすい軽さ」と「雨風に対する強さ」を重要視して、そのあとに「快適かどうかの居住性」を求めるといいでしょう。そんなバイクパッキング用に使えるおすすめのテントを紹介していきます。
バイクパッキング用のおすすめテント①
コールマン(Coleman) テント ツーリングドームST 1~2人用
おすすめテント① コールマン:テント ツーリングドームST
アウトドアブランド「コールマン」の1~2人用ツーリング・テントで価格は16,495円です。しっかりとした作りで、小さいながらも寝室部分と前室にわかれていて快適に過ごせます。オールシーズン使える汎用性で何度もバイクパッキングする方におすすめのテントです。ただし、重量は4.4kgと重いので自転車の取り付けの際には工夫が必要になります。
タープ(日よけ)も併用すると快適
ソロキャンプだとしても、テントと一緒にタープ(日よけ)を持っていくと快適になります。タープが付属するテントもありますのでよく確認するといいでしょう。タープと地面に敷くグラウンドシートの両方に使えるものがおすすめで、安いビニールシートでも代用可能です。
バイクパッキング用のおすすめテント②
Stansport" スカウト"バックパックテント(フォレストグリーン、6フィート6インチX4-フィート6インチ×3フィート)
参考価格: 7,782円
おすすめテント② Stansport :バックパックテント
2つのアルミポールで設営する三角型タイプのテントです。ポールによる簡単設営と、重いテントの半分以下となる約1.8Kgという軽量さで7,600円という安い価格のコスパに優れた製品です。春夏秋のシーズンには使えますが、冬の時期には対応していません。また、素材性質的に雨には弱いのでシリコン系のグリスなどをふき付けておくと雨を防ぐだけでなく長持ちします。
高機能の寝袋を併用すればオールシーズン使える
冬以外の3シーズンに対応するソロキャンプ用テントは多くありますが、保温効果が高いタイプの高機能な寝袋を併用することで冬でも使用することが可能になります。就寝時以外は厚着する必要はありますが、冬用のテントを用意しなくても寝袋を工夫するだけで、冬でも使えることを覚えておきましょう。
バイクパッキング用のおすすめテント③
Naturehike公式ショップ テント 2人用 アウトドア 二重層 超軽量 4シーズン 防風防水 PU4000 キャンピング(専用グランドシート付)
おすすめテント③ Naturehike:アウトドアテント
Naturehikeの場所を選ばないフリー・スタンディング型のテントです。価格は13,900円で、天気が変わりやすい山間部のキャンプ場などで安心した空間を提供してくれます。形状的に耐水・耐風性能は高く、ペグ&ロープによる風対策の装備をしっかりすれば困ることはないでしょう。遠出のバイクパッキングで天候などの不安があるなら、このテントがおすすめです。
続いて、分離できる二層構造式のおすすめテントを紹介!
軽量さより「折り畳み時のサイズ」が小さくなるものがおすすめ!