はじめに
感染症が広がってき外出自粛の気運が高まると、自宅での生活を強いられるようになることもあります。自宅で外出を自粛していてもやることも少なく、退屈な毎日を過ごすようになってしまうでしょう。しかし、外出自粛の状況下でも、世界的にもサイクリングなどの運動に対する注目も集まっています。今回は、感染症が広がる中で、サイクリングをどのようなことに注意して行う必要があるのかを解説していきます。
感染症の広がり方
感染症が広がっている中でサイクリングを行う前に、まずは、感染症の広がり方に対する知識をしっかりと持っておかなければなりません。そのため、まずは一般的な感染症の感染経路について詳しく解説していきます。
基本的には飛沫感染
感染症にはさまざまな感染経路がありますが、多くの場合はウィルスの飛沫による感染や接触した事による感染が、主な経路として挙げられます。飛沫感染では、ウィルスが咳やくしゃみによって、大気中に放出されてしまい、そのウィルスを他の誰かが吸い込んでしまうことで感染が起こります。そのため、マスクの着用による飛沫防止が頻繁に注意喚起されるようになりました。
密接に関わると危険
感染症は、ウィルスが付着した状態で、口や鼻などを触ると感染してしまいます。そのため、感染リスクを高めないためには、換気が行き届いた環境で、手洗いなどの消毒が非常に重要です。感染症が流行している時期に、狭い空間に密集したり、近い距離で会話したりすることはできる限り避けるようにしましょう。人との交流を少なくすることで、感染症は広がりにくくなります。
症状がなくても感染する
感染症は、ウィルスに感染した状態になったとしても、そのまま自覚がない方もいれば、発症していたとしても症状がほとんどない方もいます。しかし、そのように症状がない方でも、周囲の方に感染を広めてしまう場合があります。また、感染してしまったときの発症期間も2週間以上と長めのものもあるため、普段通りの生活をしていると感染を広げてしまうリスクもあります。
感染予防のために必要な事
感染力が強いウィルスも多いため、感染症を甘く見てはいけません。その感染経路を把握した上で、感染予防に必要な知識をつけてからサイクリングをする必要があります。次に、感染予防のための対策について紹介します。
対策①こまめな手洗いに努める
まずは、なによりもこまめな手洗いを習慣的に行うようにしましょう。どのような感染症も石鹸で手洗いをすることで、自分が感染してしまうリスクを、ぐっと下げることができます。食事の前後などはもちろんですが、外出前後や仕事から帰宅したときなど、できるだけこまめに行うようにしましょう。また、手指消毒用のアルコールなどを手にすり込むと、手洗いと同等の効果があります。
対策②毎日の体調管理を怠らない
感染症の感染を広げないためには、自分の体調の変化にすぐに気づけるようになることも大切です。検温などを毎日して、小さな体調の変化に素早く気付けるようになると、知らず知らずに不特定多数の方と接触するという状況を回避することができます。自分の身を守るためにも、他の方に感染を広げないためにも、毎日の体調管理は欠かさないようにしましょう。
対策③同居している家族の体調にも注意
自分自身の体調管理をしっかりとすることは非常に重要ですが、それと同じだけ、同居している家族の体調に関しても、把握しておくことも重要です。どれだけ外で注意していても、同居している家族との接触は避けられません。そのため、同居家族から感染してしまうということもあります。そのため、自分だけでなく、同居している家族の体調もお互いにしっかり把握しておくようにしましょう。
対策④外では少なからず感染リスクにさらされる
自宅では、関わる方の人数が狭い範囲に限られますが、外に出かけると少なからず感染のリスクは広がります。サイクリングは外で行う運動だからといって油断してはいけません。自宅の外に出てしまっている以上は、常に感染のリスクにさらされているとの認識を持つ方がいいでしょう。
マスク着用する場合はペースを押さえよう
サイクリングをしているときに、マスクを着用していると、呼吸が苦しくなったりして、逆にストレスを感じてしまうことがあります、一人でサイクリングして街中にいかなければ感染リスクは高くありませんが、どうしても気になるため、マスクを着用してサイクリングするという方は、ペースをかなり遅くして、息があがらない程度のサイクリングを行うようにするといいでしょう。
次のページでは、サイクリングを行うことのメリットについて解説!