自転車でルート作成ができるアプリ7選！一番使いやすいアプリは？

ライドやサイクリングで特に知らない場所や初めてのところへ行く場合に、スマホのナビアプリは非常に便利です。しかし、何となく道や行き方がわかる場所ならナビアプリでも問題ないかもしれませんが、まったくルートがわからない、知らない土地でのロングライドといったときには、事前にルートを把握しておくほうがいいでしょう。そんな際に便利なのが、ルート作成アプリです。

事前にルート作成をしておいたほうがいい理由はいくつかあります。まず、目的地までの走行距離や所要時間、途中の上りや下りといった情報が前もって手に入る点です。それによって、ペース配分やスケジュールが作りやすくなります。上りが苦手なら坂道を避けたルートを探せばいいでしょう。また、どこで休憩するかといった目途を立てることもできます。

また、他のライダーたちが走ったルートを参考にすることで、より自分にとって走りやすいルートを見つけることも可能です。さらに、グループライドならルートを共有することで、途中で迷ったり疲れて先に行ってもらうときでも、簡単にあとで合流することもできます。

特に長時間や長距離のライドやサイクリングの場合、走行ルートがあらかじめ把握できていると、心理的にも走行しやすいですし、トラブルを回避したり対応が容易になりやすいなど、いろいろなメリットがあります。

ルート作成のできるアプリはたくさんありますが、使い勝手や正確さをはじめさまざま点で異なります。また、すべて無料で使えるものもあれば、ある程度の機能までは無料だけれども、それ以上の機能を求めると有料になったり課金されるといったアプリもあります。はたして、本当に「使える」アプリは存在するのでしょうか。

地図アプリとして多くの人がインストールしている「Yahoo！マップ」ですが、自転車のルート作成としても利用できます。使い方は簡単、出発地から到着地までを入力すれば、あとは検索をするだけでルートが作成できます。

ルート上のコンビニやATMなども表示してくれますし、カフェやレストランなどを検索しておけば、休憩ポイントとして設定できます。ただ注意しなければならないのが、自動車用ナビとして機能している点です。したがって、高速道路や自動車専用道路を案内するケースもあるので、注意が必要です。

Googleマップも、Yahoo！マップと並んで多く利用されている地図アプリで、Yahoo！マップと同じように、出発点と目的地を入力して案内開始をクリックすれば、ルートが作成されます。Google Earthを利用すれば、地図が写真映像として見られるので、より現地の状況がつかみやすいでしょう。

Googleマップには自転車ルートの設定がありますが、残念ながら東京と大阪の一部地域のみで、それ以外では使えないため、ほとんどの場所では車の設定にするしかありません。その場合は、高速道路や自動車専用道路などの自転車が通行できないところへ案内されないように、それらの使用は不可といった設定をしておく必要があります。

ナビアプリとして「MAPS.ME」を使っている人も多いかと思いますが、このアプリの最大のメリットは、オフラインで使用できるという点です。月々のスマホデーターの通信量が無制限で使える契約をしている人ならいいのですが、今月の通信量が残り少ない、できるだけ抑えたいといった場合などに、オフラインで使えるのは非常にありがたいですね。

このアプリは、自動車や徒歩はもちろん、自転車ルートへの対応もできていることもメリットとして挙げられます。使い方も、目的地を検索するだけと簡単ですし、iphoneならApp Storeから、 AndroidならGoogle PlayからアプリをダウンロードすればOKです。無料でも、しっかりルート作成ができます。

全国の市町村の住宅地図など一般的な地図でよく知られている地図情報の会社ゼンリンが提供するナビアプリが「ゼンリンいつもナビ」です。このアプリのメリットは、地図の正確さでしょう。ルート作成をする場合、やはり正確さは大切なポイントです。

正確な地図をもとに目的地の設定やルート作成ができる点や、使い方が簡単といった点が好評です。これもiphoneはApp Store、 AndroidはGoogle Playから、無料でダウンロードできます。

ナビアプリの先駆け的存在として、また多くの機能や使い勝手の良さから利用している人もたくさんいる「NAVITIME」の自転車専用アプリが、「自転車NAVITIME」です。ルート作成は、スタート地点と目的地を検索してセットするだけで、自転車の通りやすい道を設定してくれます。

ダウンロードはiphone、Androidともに無料でできますが、使用できる機能は限られています。ルートを作成するだけなら無料版でも十分ですが、高低差ブラフや獲得標高、走行ログの保存、坂道の少ないルートや多いルートなど、自転車走行をより楽しむためには、有料版を利用すしたほうがいいかもしれません。