ロードバイクでヒルクライムを上手に走る方法!登り坂のコツをご紹介!

ロードバイクでヒルクライムを上手に走る方法!登り坂のコツをご紹介!

この記事では、ロードバイクで上るのを諦めた坂道や峠、ちょっとした上り坂をどうにか上れるようになりたいけどどうすれば?などのヒルクライムで疲れた際のロードバイクの乗り方やヒルクライム時に注意する事、上手にヒルクライムを上るコツを紹介しています。

記事の目次

  1. 1.ヒルクライムとは
  2. 2.有名なヒルクライムイベント
  3. 3.ヒルクライムする前に知っておくべきこと
  4. 4.ヒルクライムの注意点① 蛇行運転
  5. 5.ヒルクライムの注意点② ダウンヒル
  6. 6.ヒルクライムで辛くなる身体の部位は?
  7. 7.ヒルクライムのコツ① 腹式呼吸を使う
  8. 8.ヒルクライムのコツ② 引き足を使う
  9. 9.ヒルクライムのコツ③ 適切なギアを使う
  10. 10.ヒルクライムのコツ④ ダンシングを使う
  11. 11.ヒルクライムを上手くなるためのトレーニング
  12. 12.最後に

ヒルクライムとは

ヒルクライムとは

ヒルクライムとは山や峠をいかに早く上れるか、自転車などを使って競う競技です。今回はロードバイクを使ったヒルクライムを紹介します。

ヒルクライムは少しのコツとテクニックでうまくなれる!

「ロードバイクに乗れば簡単に山を上れる!」と初心者の方が勘違いされることがあります。その結果、ロードバイクに乗っていざ挑戦してみると、山や峠を上りきる前に挫折をして、ヒルクライム嫌いになってしまうなんてことも。ですが、実は、少しのコツとテクニックで格段に上手に上れるようになります。

有名なヒルクライムイベント

Photo byoadtz

富士ヒルクライム

ヒルクライムイベントで有名なのはなんと言っても富士ヒルクライムです。富士北麓公園から富士山5合目までのタイムを競うサイクルイベントで、距離にして約24kmです。これだけを聞くと、そんな長い距離を自転車で上れるの? と疑問を持つかと思いますが、その感覚は至って普通です。なぜなら、誰しもが初めから簡単に上れる訳ではないからです。上るにはそれなりのコツやテクニック、トレーニングが必要です。

ヒルクライムする前に知っておくべきこと

①自分が今どれくらい上れるのかを理解する

ヒルクライムをするにあたって、まずは、自分が今どれくらい上れるのかを理解する必要があります。最初から無理に頂上まで上る必要はありませんし、山でなく近くの坂道などでもいいでしょう。上りは平坦路とは違い、疲れ易いですし、全然進まなかったり、平坦は速度が出るのに上りになると遅くなったり、など色々見えてきます。まずはそれを知る事が大事です。

②平坦路とヒルクライムの違いを知る

平坦路とヒルクライムで大きく違うことは、足を止めると止まってしまうということです。平坦路では少し漕いだ後、足を止めても推進力が働きあるため漕ぎ続けなくても進みますが、ヒルクライムの場合、足を止めることは止まることと同じです。平坦路を100km乗れる人でも、ヒルクライムでは20kmも乗れないなんてことも当然のようにあります。

ヒルクライムと平坦路の違い

  • 平坦路では漕がなくても進む
  • ヒルクライムでは漕がないと止まってしまう

③平坦路とヒルクライムでは座る位置が違うことを知る

ヒルクライムは常に重力に逆らって上り続けなければいけません。例えば、一般の平坦路を走行している時とヒルクライムをしている時ではサドルの座り方が違います。

平坦路は基本サドルの少し後ろの方にお尻が来るように前傾姿勢で乗るのが好ましいとされています。風の抵抗などをなるべく受けないようにするためです。それに対して、ヒルクライムはサドルの少し前の方にお尻が来るように乗ります。顔を上げ呼吸をしやすくするためです。

座る位置の違い

  • 平坦路は基本サドルの少し後ろの方にお尻
  • ヒルクライムはサドルの少し前の方にお尻

ヒルクライムの注意点① 蛇行運転

Photo bymaxmann

ロードバイクのレースで1番人気があるのがヒルクライムです。その理由として、接触などの事故が比較的に少なく初心者に優しいからです。

レースではどうしても「接触」が起きる

通常のレースとなると、皆が良いタイムを出そうとかなりの速度で多少強引なコース取りなどもあるため、危険なブレーキングなどのテクニックが必要となります。その点、ヒルクライムとは極端にスピードが出ないレース。ブレーキを掛ける事も滅多にありません。それでも、起きてしまうのが接触事故です。

蛇行運転に注意

ヒルクライムで疲れてくるとしてしまいがちなのが、蛇行運転です。蛇行する事によって実際に直進して上るよりも斜度が緩くなるからです。1人での練習なら蛇行しても追い抜く車に注意していればいいのですが、レースともなると周りは同じロードバイクばかりで、そうなると接触は免れません。ただ、一概に蛇行運転が悪いと言う訳でもないのです。プロの選手でも蛇行運転を上手く使って上っている選手はいます。

斜度が急になった時の注意点

  • 大きな蛇行は周りに迷惑がかかるので危険
  • 小さく細かい蛇行を上手く使う

ヒルクライムの注意点② ダウンヒル

Photo byFree-Photos

そして、次に危ないのが、ヒルクライムをした際に切っても切れないのがダウンヒル、つまり下り坂です。ロードバイクにおいて運転技術が明確に出てしまうのが、雨の日の運転とダウンヒルです。

下りでは50km以上出る事も珍しくない

ロードバイクはスピードが出るように設計されています。タイヤの細さもその理由で地面との接地面を少なくし、タイヤが転がる際に地面との抵抗を少なくするためです。そんな細いタイヤだと、多少の段差でもバランスを崩します。それがダウンヒルなどで速度が出ている状態なら尚更です。

ダウンヒルの際の注意点

  • 手が汗で滑らないように手袋をし、下ハンドルを握る
  • 目にゴミなどが入らないようアイウェアをする

ヒルクライムで辛くなる身体の部位は?

Photo bymoinzon

ヒルクライムを得意とし軽快に上る人をクライマーと呼びます。そして、天性のクライマーでもない限りは、大体の人が初めて上る山には苦戦します。なぜ、皆が山に苦戦するのか、目標の山を上りきれないのか。その理由にもなりますが、ヒルクライムにおいてヒトの身体で主に「辛くなる箇所」は2つです。

ヒルクライムでは心臓と脚が辛くなる

ヒルクライムをするときは、「心臓」と「脚」が辛くなる。まずは、このことを認識しておきましょう。そしてそれを意識した準備やトレーニングをすることが大切となります。

主に辛くなる箇所

  • 「心臓」
  • 「脚」
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