デュアルコントロールレバー(ロードバイク)の役割と使い方を解説!

デュアルコントロールレバー(ロードバイク)の役割と使い方を解説!

ロードバイクのデュアルコントロールレバーとは何でしょう? STIレバーとも呼ばれるこのパーツは、どんな役割で、どうやって使うのでしょうか?今回はデュアルコントロールレバーのことをよくわからないという方に向けて、その特徴や使い方を詳しく解説します。

記事の目次

  1. 1.デュアルコントロールレバー(STIレバー)とは?
  2. 2.デュアルコントロールレバーの特徴
  3. 3.デュアルコントロールレバーの使い方
  4. 4.まとめ

デュアルコントロールレバー(STIレバー)とは?

出典:写真AC

デュアルコントロールレバーって何だろう?

ロードバイク用にシマノが開発したレバーで、同じレバーでブレーキ操作と変速操作ができるんだよ。

ブレーキと変速の両方の操作ができる

出典:写真AC

デュアルコントロールレバーはブレーキと変速機能が一体になったドロップハンドル用のレバーで、ブレーキと変速の両方を手元で操作できるのが最大の特徴です。ブレーキと変速が別々になっているクロスバイクやMTBと違ってひとつのレバーで完結するため、ハンドルから手を離す必要もなく安全に変速やブレーキングが可能です。

ブレーキと変速のどっちもできるなんて、欲張りさんなレバーね(笑)

デュアルコントロールレバーが登場する前の変速方式

デュアルコントロールレバーの登場以前は変速レバーがフレーム(ダウンチューブ)に付いているWレバーが主流で、変速する時はハンドルから手を離して操作する必要があります。現在ではあまり見なくなりましたが、一部の車種で今も使われています。

生みの親は日本メーカーのシマノ

出典:筆者撮影

デュアルコントロールレバーは、1991年にシマノがロードバイク用にSTI(シマノトータルインテグレーションシステム)という理念のもとに開発した画期的なレバーです。現在はカンパニョーロやスラムなどの海外メーカーが同じような構造のレバーを販売していますが、日本国内ではシマノが圧倒的なシェアを誇ります。

STI(シマノトータルインテグレーションシステム)とは、ブレーキと変速をひとつのレバーで操作できる機構のこと。デュアルコントロールレバーと同義語として「STIレバー」と呼ばれることもあります。

デュアルコントロールレバーの特徴

出典:写真AC

デュアルコントロールレバーはハンドルの右側と左側にあり、それぞれの役割が違います。右側はフロントブレーキと後側変速機(リアディレイラー)、左側はリアブレーキと前側変速機(フロントディレイラー)の操作ができます。使い方に慣れない最初のうちは混乱しますが、しばらく乗っているうちに自然と身体が覚えてくれますよ。

レバーの役割

  • 右レバーは前ブレーキと後側変速機(リアディレイラー)
  • 左レバーは後ろブレーキと前側変速機(フロントディレイラー)

次のページでは、デュアルコントロールレバーの使い方をくわしく解説します。

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デュアルコントロールレバーの使い方

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