男子高校生向け自転車の選び方のポイント
選び方①安全性
BBAマークをチェック
見た目だけではわかりづらい自転車の安全性を見極める手段として、BBAマークがあります。BBAマークは、安全で長持ちし、環境にやさしい自転車を目標に、乗る人の安全を第一に考えて、JIS(日本工業規格)をベースに一般社団法人自転車協会が制定した基準に適合した自転車に貼付されるマークです。
自転車の安心基準をクリア
購入時にこのシールが貼付されているかどうかをチェックすれば、一定の安全基準をクリアしているか否かがわかります。また、BBAシールの貼付してある自転車で製造上の欠陥で事故が発生した場合は、製造業者または輸入事業者の責任で補償されるので、さらに安心感が得られるでしょう。
選び方②カゴの有無
通学用として使用するなら、カゴ無しよりカゴ付きのほうが、かばんや部活動で使用する品物なども増えるので断然便利です。カゴ無しのほうがかっこよさでは優れていますが、あとからカゴを取り付けることができるようにダボ穴などを備え付けているクロスバイクなどもあるので、それらを選ぶのもひとつの手段でしょう。
選び方③タイヤ&フレームサイズ
タイヤやフレームサイズによって、乗り心地は異なります。小さ過ぎたり大き過ぎると乗りにくいだけでなく、安定感を欠いて事故のもとにもなりかねません。身長に応じたサイズの自転車を選びましょう。特に、クロスバイクなどのスポーツバイクの場合のフレームサイズは非常に重要なので、できれば試乗することをおすすめします。
身長に対するおすすめタイヤサイズ
- 身長135~165cm:24インチ
- 身長140~170cm:26インチ
- 身長150~180cm:27インチ
選び方④変速ギア
変速ギアはおすすめ
坂道だけでなくさまざまな状況に合わせて使えるので、変速ギアがついているモデルのほうが走るのが楽です。変速ギアには、外装式と内装式があります。外装式のほうが変速段数が多いので、状況に応じた細かい変速が可能です。
外装式か、内装式か
細かい変速ができる外装式はメンテナンスが欠かせません。また、変速段数がたくさんあってもすべての段数を使用する状況は少ないでしょう。クロスバイクで週末はスポーツ走行をするといった使い方ではなく、通学や街乗りだけであれば内装式のほうがおすすめです。
選び方⑤タイヤ性能
通学で毎日使用するなら、タイヤの性能も要チェックです。通学中にパンクをしてしまうと、遅刻したり事故の恐れもあります。耐パンク性能の高いタイヤ、また毎日乗るからこそ耐久性の高いタイヤを装着している自転車を選ぶことをおすすめします。最近では、チューブレスタイヤのモデルも多く、またスポーツモデルではチューブレスレディといったパンクしても空気の抜けにくいタイヤもあります。
選び方⑥高性能ブレーキ
雨天でもしっかり止まるブレーキを
ブレーキの効きは安全面に直結します。だからこそ、高性能なブレーキを搭載したモデルを選びましょう。特に、通学となると雨でも乗らなければならないので、雨天でもしっかり止まるブレーキが求められます。
ローラーブレーキやディスクブレーキがおすすめ
ローラーブレーキはキーキー鳴きませんし、雨天でも制動力は変わりません。また、メンテナンスもあまり必要ないのでおすすめです。また近年では、クロスバイクにも高性能ブレーキのひとつであるディスクブレーキ装着モデルが増えています。
選び方⑦LEDライト
部活や塾などで帰りが遅くなったとき、脚元をしっかり照らしてくれるライトは必須です。LEDライトなら、明るく長寿命なので安心です。また、以前のダイナモ式のライトではペダルが重くなるため点灯せずに乗っている人も少なくありませんでしたが、最近はダイナモ式でないオートライトモデルもあり、これならペダルが重くなりません。
自転車保険に加入しよう
自転車事故の確率がアップ
通学で毎日自転車に乗っていると、どうしても事故に遭遇する確率は高くなってしまいがちです。高校生の自転車事故の6割以上が通学中というデータもあるほどで、単独事故や車との事故で被害者になるだけでなく、対歩行者の加害者となるケースも少なくありません。
義務化の動きも加速中
そんな場合に必要となるのが自転車保険です。近年では、多くの自治体で自転車保険への加入が義務付けられる動きが加速しています。万が一に備えて、自転車保険に加入することを強く推奨します。
まとめ
男子高校生は通学だけでなく使用場面も多いので、自転車の消耗が早くなりがちです。したがって、安い自転車を買って学生生活中に使えなくなり何度も買い替えるより、最初の出費は多くてもずっと乗り続けられるもののほうが結局安くつくこともありますよ。かっこいい自転車で楽しい高校生活を満喫しましょう。
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