クロスバイクのドロップハンドル化の結論は?
メリットとデメリット
クロスバイクのドロップハンドル化にはメリットもありますが、デメリットも少なくありません。ただ単にハンドルを交換すればドロップ化ができるのではなく、それに伴うパーツが数多く必要ですし、手間と技術も掛かります。
ドロップ化は限られた人向け
自分ですべてカスタムするのであれば、自転車初心者にはなかなか難しいといえます。自転車の知識が豊富でそれをさらに高めたい人や、現在持っているクロスバイクをどうしてもドロップハンドル化したいという強い思いを持っている人向けのカスタムと考えたほうがいいでしょう。
改造には予想外のお金が掛かる
本当はロードバイクが欲しいけれども、お金がないからとりあえずクロスバイクを買ってドロップ化しよう、と考えている人もいるでしょう。しかし、カスタマイズは予想外の出費となり得ます。
ロードバイクが買えるかも
クロスバイク本体+カスタマイズ費用が予想より掛かって、エントリークラスのロードバイクの購入も不可能ではないというケースもあり得ます。将来的にクロスバイクのドロップ化を念頭に置いてクロスバイクかロードバイクかの購入を迷っているなら、ロードバイクを選ぶことをおすすめします。
ジャイアント発ドロップハンドルのクロスバイク
ジャイアントから驚きのラインナップ
クロスバイクの改造の定番ともいえるドロップハンドル化、その是非についてはいろいろな意見がありますが、なんと世界で最大の販売シェアを誇る台湾の自転車メーカージャイアントからドロップハンドル化されたクロスバイクが販売されました。
ロード用コンポを採用
その名も「ESCAPE R DROP」と、ジャイアントの人気クロスバイクESCAPEシリーズのラインナップに加えられたモデルです。ただし、ESCAPEシリーズはマウンテンバイクのコンポーネントがメインで構成されている(RX-1を除く)のに対して、ESCAPE R DROPはシマノのロードバイク用コンポのクラリスが採用されています。
ロードバイクに近い走り
またフレームの基本設計はその他のESCAPEと同じながら、トップチューブの長さやホイールベースを短くして、ロードバイク寄りのフレームジオメトリーとなっています。そのため、よりロードバイクに近い走りに変化しているといった特徴があります。
ブレーキへの対応も問題なし
クロスバイクのドロップ化で懸念されるブレーキは、アームの短いVブレーキであればワイヤーの引き幅をキャリパーブレーキに合わせることが可能となるため、ミニVブレーキを採用して対応しています。
手軽な価格も魅力
価格は66,000円(税抜)と、人気のESCAPE RX-3と3,000円、日本で最も売れているクロスバイクといわれるESCAPE R3とでも14,000円高いだけですから、ジャイアントのクロスバイクの購入を考えている人なら候補のひとつに挙げてみてはいかがでしょうか。
楽しむための改造ならアリかも
クロスバイクのハンドルをドロップハンドルに改造することは絶対にNGではありませんが、メリットとデメリットを比較すればあまりおすすめできないといえるでしょう。ただ自転車の改造やカスタムも自転車の楽しみのひとつ、メリットやデメリットもしっかり理解・認識したうえで取り組むのも楽しいかもしれませんね。
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https://www.giant.co.jp/giant21/bike_datail.php?p_id=00000040