クロスバイクでの輪行とは
輪行とは、自転車を分解して専用の袋に入れることで、公共交通機関で自転車を運ぶことです。折り畳み自転車や分解がしやすいスポーツバイクなどで輪行が可能であり、今回はその中でもクロスバイクの輪行について紹介していきます。輪行初心者に向けた輪行袋の使い方や、実際にクロスバイクの入れ方、入らない理由となるポイントなどを紹介しています。
クロスバイクでの輪行のメリット
メリット①輪行ができると行ける場所が増える
輪行袋の使い方を覚えると、電車などの公共機関で様々な場所に楽していくことができます。いままで自宅周辺でしかサイクリングできなかった人も、輪行袋の使い方を覚えると最寄駅から行きたい場所に移動して、そこからサイクリングを始めることができます。また輪行でしか載せられない船なども輪行袋への入れ方を知れば、港から島に船で行って、島でのサイクリングを楽しむこともできます。
メリット②輪行袋の使い方を知るといざという時に安心
輪行袋への入れ方を知っておくと、長旅などのトラブル時に安心です。自宅周辺などでサイクリングを楽しんでいる場合、急な故障などで自走で帰れなくなっても、歩いて帰ることは可能ですが、長距離離れた場所では、歩いて帰ることはできません。そこで輪行の使い方を知っておくと、そこから近い駅まで歩くだけですみますし、路線バスの使用でさらに歩く距離は縮まります。
メリット③輪行袋への入れ方を知ると心に余裕ができる
輪行の使い方を知らないと、絶対に完走しないといけなくなります。例えば日帰りロングライドでは、帰りの時間を気にして、せっかく遠くまで行ったのはいいけど、食事や風景などを楽しめないまま、帰らなければいけなかったり、日が沈み始めるとだんだん焦ってきたりします。ここで輪行の使い方を知っていると、どこからスタートしても、どこでリタイヤしても大丈夫なので心に余裕が持てます。
クロスバイクでの輪行のデメリット
デメリット①輪行袋を用意しないといけない
輪行について説明したように、輪行には専用の輪行袋が不可欠であり、エンド金具など他にも必要なものを揃えなければいけません。これを揃えるだけで5000円以上大体かかりますし、旅などでも輪行袋を持っていかなければ、使い方を知っていても、もちろん輪行はできません。不測の事態に応じて常に持っておけばいいのですが、うっかり忘れてしまうと輪行はできなくなってしまします。
デメリット②輪行袋に入らないクロスバイクも存在する
輪行袋を買う前に、自分のクロスバイクが輪行袋に入るか確認しておく必要があります。具体的には、ホイールを取ってみた時にフレームより外側に飛び出している部分がないか確認します。例えば、キックスタンドやキャリア、泥除けなどが最初からついているクロスバイクでは、輪行できない可能性があり、輪行の前にこれらの部分を取り外しておかなければいけません。
デメリット③輪行での持ち運びの際にフレームに小さい傷がついてしまう
輪行では気を付けていても、持ち運びの際に、人通りがある駅構内を移動したり、階段の昇り降りなどでフレームがぶつかってしまうことがあります。基本的に勢いよくぶつかることは少ないので、大きな傷がつくことはないのですが、絶対にクロスバイクに傷をつけたくない人は、かなり気を付ける必要があります。
クロスバイクで輪行する際におすすめの輪行袋
輪行袋には、入れ方がフレームを縦にしていれる縦型や、入れ方がフレームをそのまま横向きでいれる横型、袋の閉じ方が紐のタイプやジッパータイプのものなどさまざまありますが、扱いやすさとコンパクトになることから縦型の紐で縛る、袋の中にホイールなどを入れるポケットのない巾着タイプの輪行袋をおすすめします。
必要なものが揃っている R250(アールニーゴーマル) 縦型軽量輪行袋
R250(アールニーゴーマル) 縦型軽量輪行袋 ブラック エンド金具、フレームカバー・スプロケットカバー・輪行マニュアル付属 R25-M-RRB-100BKEK ブラック
参考価格: 6,060円
エンド金具やホイールを固定するバックルなどがすべて入っている、R250(アールニーゴーマル) 縦型軽量輪行袋がおすすめです。筆者が実際に使用している輪行袋として後述の輪行袋への入れ方も、このタイプの輪行袋を想定して紹介しています。
続いて、クロスバイクでの輪行の方法①輪行の準備を紹介!
著者撮影