クロスバイクでもツーリングできる?遠出する前に準備しておくべきポイント

クロスバイクでもツーリングできる?遠出する前に準備しておくべきポイント

街乗りや通勤・通学に向いているクロスバイクですが、ロングライドツーリングはできるのでしょうか? また、遠出するためにはどんな事前準備をすればよいのでしょう? この記事では、クロスバイクでロングライドツーリングするために準備することや注意点などを紹介します!

記事の目次

  1. 1.クロスバイクでツーリングを楽しむためには
  2. 2.クロスバイクで快適なツーリングを楽しむ4つの方法
  3. 3.クロスバイクツーリングのための準備【持ち物・装備編】
  4. 4.クロスバイクツーリングのための準備【車体編】
  5. 5.クロスバイクで快適なツーリングを!

クロスバイクでツーリングを楽しむためには

Photo by Green Lane Project

クロスバイクはスポーツ自転車の部類に入り、シティサイクル(いわゆるママチャリ)に比べて、とても運動性能が高い自転車です。乗り手によっては100kmを超える長距離を走ることも可能です。この記事では、クロスバイクでロングライドツーリングを楽しみたい方へ向けて、快適に長距離を走るための装備やカスタマイズ(改造)などについて解説していきます。

ツーリングとは

「ツーリング」とは、「いくつかの場所を訪れる旅」という意味で使われることが多いです。つまり、ロングライドツーリングとはただ単に長い距離を走るだけでなく、観光地やお店などに寄り道をしながら走るということになります。

クロスバイクで快適なツーリングを楽しむ4つの方法

Photo bySkitterphoto

多くのクロスバイクは、主に街乗りや通勤・通学に使うことを想定して設計されています。近距離を走るには向いていますが、長距離となると少し負担が大きくなるのは否めません。そんなクロスバイクで長距離を走るために、事前にチェックしておきたいポイントを4つあげてみました。それぞれ具体的にみていきましょう。

①目的をはっきりと定める

まずは何のためのツーリングなのかをはっきりさせておくとよいでしょう。美味しいお店を目指すもよし、観光地や景勝地を訪れるもよし、自分の最長走行距離を更新したい、というのもありでしょう。ただ何となく走るよりも、何か目的があったほうが楽しく走れるものです。

②しっかりとした事前準備

フリー写真素材ぱくたそ

目的が決まったら、それに向けてしっかりと下準備をしましょう。目的地の営業時間や定休日、そこまでのルートや天気予報などをチェックして、必要に応じた持ち物や装備を用意します。前日は食事と睡眠をしっかりとって、体調を整えてのぞみましょう。

③車体のカスタマイズ

街乗り向けのクロスバイクを、ロングライド向けにカスタマイズ(改造)することも有効です。フレームはどうにもなりませんが、各部のパーツを調整したり交換したりすることで、長距離走行に適した形に近づけることができます。カスタマイズする場合は、公道を走る上で違法改造にならないように気をつけましょう。

④ロングライドに適した服装

長距離を走るには服装も重要です。風の影響を受けにくいサイクルジャージが理想ですが、抵抗がある人はできるだけ身体にフィットした服装を心がけるとよいでしょう。夏場の日差しや冬の寒さも体力を奪う原因になります。夏は紫外線を遮りつつ速乾性に優れたものを、寒い時期には保温性と速乾性を兼ね備えたものが望ましいです。

クロスバイクツーリングのための準備【持ち物・装備編】

クロスバイクでのロングライドツーリングを、快適かつ安全にするためのおすすめアイテムを紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

①ヘルメット・サイクルキャップ

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頭部を守るヘルメットは必須です。普段から装着する習慣をつけておきましょう。合わせてサイクルキャップをかぶるのがおすすめです。夏場は日差しを遮り汗を吸収・蒸発してくれ、寒い時期は風をシャットダウンして頭部の保温効果が期待できます。サイクルキャップはファッションの一部としても使え、観光地などでは髪型の崩れを気にせずにすむメリットもあります。

②アイウェア

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サングラスなどの目を保護するアイテムもつけることをおすすめします。ファッションサングラスではなく、UVカット機能のあるスポーツサングラスが望ましいです。スポーツサングラスは空気抵抗が少なくて走行中もずれにくく、目の日焼けを防ぐと共にゴミや虫が目に入るのを防ぐ効果もあります。

③鍵

休憩や観光などで自転車を離れる場合は、盗難防止のために必ず鍵をかけましょう。タイヤ止めやポールなどの動かせないものと一緒に固定する「地球ロック」にしておくと安心です。

④予備チューブ

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不意のパンクに備えて予備チューブは必ず携帯しましょう。2本以上あると、より安心です。あらかじめ耐パンク性に優れたタイヤ・チューブを履かせておくのも有効です。チューブ交換に慣れていない人は、事前に練習しておくと、いざという時に慌てずに対処できますよ。

⑤補給食

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ロングライドはカロリー消費が激しいので、積極的に補給する必要があります。ロングライドでは補給したいタイミングでちょうどよくお店や自販機があるとは限らないので、カロリーメイトやジェルなどを持っておくとよいでしょう。

⑥服装

ロングライドにおいては服装も重要です。ファッション性の高いサイクルジャージもたくさんありますが、抵抗のある人は普段着でもロングライドは可能です。できるだけ体にピタッとフィットしていて、伸縮性のある服がよいでしょう。

袖丈

夏は半袖でもよいですが、日焼けは体力を奪うので、夏用のアームカバーやレッグカバーをつけるとよいでしょう。長丈のパンツの場合は足元がチェーンに巻き込まれないように、裾をまくる・裾バンドでとめるなどで対策しましょう。

クロスバイクツーリングのための準備【車体編】

クロスバイクで長距離を楽に走れるようにするために、車体の改造ポイントで効果が高いものをいくつかあげて解説します。ご自身の身体や走り方などに合わせてカスタマイズすることで、飛躍的に走りやすくなります。ぜひ参考にしてみてくださいね。

①ハンドル・シートの位置を調整する

クロスバイクは上体が起き気味のポジションになっていることがほとんどです。その姿勢だと楽なのですが、風の抵抗が大きくなりロングライドには不向きです。そこで前傾姿勢にしてあげることで風の抵抗を減らし、長距離でも体力の維持が可能です。シートを前後上下させたり、ハンドル高さを調整して、自分に合ったポジションを探っていきます。ステムを長いものに交換するのも有効です。

②バーエンドバーを装備する

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ロードバイクと違ってクロスバイクはフラットバーハンドルなので、握れるポジションが極端に少ないのが難点です。バーエンドバーでグリップポジションの幅を広げることで、フラットバーのデメリットをカバーできます。

③エルゴグリップに交換する

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エルゴグリップとは幅の広いグリップのことです。普通の丸グリップよりも手のひらに当たる面積が大きいので、手にかかる負担を拡散させる効果が得られます。このことでフラットバーハンドルの弱点である、グリップポジションの少なさによるデメリット(手の痺れなど)をカバーできます。バーエンドバーと合わせて装備すると、より効果的です。

④軽量タイヤ・ホイールに交換する

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ロードバイク同様、ホイールやタイヤの軽量化は非常に有効です。特にクロスバイクは32cなどの太めで厚みのあるタイヤ(=重い)がついていることが多く、ここを軽量化することはロングライドにおいて絶大な効果があります。24c〜28cくらいが快適に走れるでしょう。耐久性と軽さのバランスが取れたロングライド向けのものが望ましいです。

⑤ペダルを交換する

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クロスバイクに付属してくるペダルは足裏との接地面積が少ないものが多く、かなりのパワーロスをしている状態です。接地面が大きいペダルに交換することで、ロスが少なく効率的に脚の力をペダルへ伝達できます。一番効率がいいのはビンディングペダル&シューズですが、歩きにくいため観光が多めのプランには不向きかもしれません。目的に応じて選択するとよいでしょう。

⑥バックミラーを装備する

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バランスを崩しやすいので、後方確認のために後ろを振り返るのが苦手という人もいるのではないでしょうか。そこでバーエンドに装着するタイプのミラーをつけることで、振り返らなくても後方の確認ができます。振り返る手間が減ることで体力の消耗を抑える効果も期待できます。とはいえミラーは死角もあるので、過信せずに必要に応じて目視で後方確認するようにしましょう。

クロスバイクで快適なツーリングを!

クロスバイクでのロングライドツーリングについて紹介しました。クロスバイクは運動性能が高い自転車ですが、自分に合わせてカスタマイズしてあげることでさらに乗りやすくなります。ツーリングに行くときは、目的に合わせてしっかりと計画をたてて、持ち物や服装をチョイスしましょう。交通ルールやマナーに気をつけて、安全運転でロングライドツーリングを楽しんでくださいね。

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Tak
ライター

Tak

雨でも風でも気合いで自転車通勤!己を限界に追い込めるロングライドやヒルクライムが大好きドエム系サイクリストです。

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