初心者に大人気ジオス ミストラル
クロスバイク初心者に、イタリアの自転車メーカージオス(GIOS)社のミストラル(MISTRAL)は大人気です。はじめてクロスバイクを買う場合、自転車シェア世界No.1の台湾の自転車メーカージャイアントのエスケープR3と並んで、ミストラルは高い確率で購入候補に挙がるほどです。
ジオス ミストラルの基本スペック
- フレーム/フォーク:アルミニウム/クロモリ
- Fディレイラー/Rディレイラー:シマノFD-TY710/シマノRD-M310
- ブレーキ:シマノBR-T4000
- ホイール:シマノWH-R501
- 重量:10.8kg
- カラー:ジオスブルー、黒、白、グレイ
- 価格:51,000円(税抜)
ジオス ミストラルの特徴
特徴①鮮やかな青色「ジオスブルー」
ジオスのシンボルカラー
自転車メーカーのシンボルカラーといえば、イタリアの空の色ともいわれるイタリアの老舗メーカービアンキの緑がかった独特な青色「チェレステ」がよく知られていますが、ジオスのシンボルカラー「ジオスブルー」は鮮やかな抜けるような青色です。
ジオス=ジオスブルー
このジオスブルーはイタリアではペンキのカラーのひとつともなっているほど親しまれている色で、ミストラルのフレームにも使用されています。街で鮮やかな青色のクロスバイクを見るとミストラルの確率が高いくらい、ジオスのバイク=ジオスブルーというイメージが浸透しています。
ジオスブルー以外もラインナップ
しかし、中にはいくら人気色でも他の人と被りたくないという人もいるでしょう。ミストラルのカラーラインナップは、大人気のジオスブルーのほかに黒や白、グレイが用意されているので、色被りを避けて自分好みの色をチョイスできます。
特徴②主要パーツがシマノ製
スペックが高い
ミストラルに使用されているコンポーネントは、すべてシマノ製です。シマノのスポーツ自転車パーツのシェアは、全世界で8割をも占めるとされています。これほどシマノ製品が多く使用されている理由のひとつに「信頼性」や「走行性能」が挙げられます。
スペックの信頼度
初心者向けのクロスバイクの評価の基準として、シマノ製のパーツが使用されているか否かという点があります。信頼性や走行性能の高いシマノのパーツをすべてのコンポーネントに使用しているミストラルはスペックが高く信頼度や走行性能が優れているという評価になるのは当然です。
特徴③リアエンド幅が130mm
ホイール交換でグレードアップ
クロスバイクに乗っていると、もっと速く走りたいという欲求が生じパーツをグレードアップしたくなることも珍しくありません。速く走るために最も効果的なグレードアップの手段がホイール交換です。
リアエンド幅の違い
ロードバイク用のホイールはクロスバイクのものに比べて種類も多く軽量ですが、リアエンド幅が130mmです。一方、多くのクロスバイクのリアエンド幅は135mmなのでロードバイクのホイールは使用することができません。
ロードバイク用ホイールもOK
しかし、ミストラルのリアエンド幅は130mmなので、ロードバイクのホイールが入ります。速く走りたいという欲求に応えてロードバイク用ホイールが使用できるというのは、大きなメリットとなり得るでしょう。
特徴④モデルラインナップが豊富
基本的なミストラルのモデルに加えて、ミストラルの名前を冠したモデルとして油圧ブレーキ仕様、機械式ブレーキ仕様、そしてクロモリフレーム仕様の3種類もラインアップされています。乗る状況や好みに応じた選択肢が増えるのもメリットのひとつです。ミストラルが気になるなら、これらのモデルも要チェックですよ。
ミストラルディスクハイドロリックの主要スペック
- フレーム/フォーク:アルミ/クロモリ
- F/Rディレイラー:シマノFD-TY710/シマノ RD-M310
- ブレーキ:シマノBR-MT200
- ホイール:シマノ WH-RX010 or ALEX GD26 HB-TX505
重量:11.6kg(シマノホイール)/11.7kg(アレックスホイール)
- 価格:66,000円(税抜)シマノホイール/59,000円(税抜)アレックスホイール)
ミストラルディスクメカニカルの主要スペック
- フレーム/フォーク:アルミ/クロモリ
- Fディレイラー/Rディレイラー:シマノFD-TY710/ RD-M310
- ブレーキ:シマノBR-TX805
- 重量:11.7kg
- 価格:56,000円(税抜)
ミストラルクロモリの主要スペック
- フレーム/フォーク:クロモリ
- Fディレイラー/Rディレイラー:シマノFD-TY710/シマノRD-M310
- ブレーキ:シマノBR-T4000
- ホイール:シマノWH-R501
- タイヤ:VITTORIA ZAFFIRO 700×28C
- 重量:11.6kg
- 価格:55,000円(税抜)
ジオス ミストラルの魅力
魅力①コストパフォーマンスが高い
このスペックでこの価格は高コスパ
性能がよければ価格が高いというのが世の中の常識です。しかし、信頼性、走行性能の高いシマノのコンポーネントをフルで採用していながら、この価格で手に入るクロスバイクはミストラルだけです。
エスケープR3との比較
ライバルとされるジャイアントのエスケープR3も、以前は主要パーツにシマノ製品を採用しておりコストパフォーマンスの高さで定評がありました。しかし、モデルチェンジによりコストダウンが理由からか、部分的にシマノ以外のパーツを使用するようになっています。
ミストラルのほうが有利
それでもエスケープR3もまだまだコストパフォーマンスは高いのですが、同じ価格帯でありながら現在も「フル」シマノを採用しているミストラルのほうが一歩抜きんでているといってもいいでしょう。
魅力②おしゃれなデザイン
デザインの特徴
イタリアンバイクはおしゃれなデザインのモデルが多いのですが、ミストラルも例外ではありません。おしゃれさにもいろいろなタイプがありますが、ミストラルは「洗練された無駄のないデザイン」が特徴的です。
基本的デザインに変化なし
空力を考慮したいわゆる「エアロデザイン」に走るモデルも多い中、ミストラルは長年にわたって基本的デザインを変えていません。むしろそのデザインが支持されているからこそ、基本的なスタイルを変えることなく人気を維持させているといえるでしょう。
ロゴもデザイン
また、トップチューブに自転車メーカーのロゴが大きく書かれていることが多い中、ミストラルはジオスのロゴがトップチューブやダウンチューブ、シートチューブ、フロントフォークにさりげなく入り全体のデザインとしてまとめ上げている点も特徴的でしょう。
魅力③自転車全体のバランスのよさ
ミストラルの魅力として、自転車全体のバランスのよさも挙げるべきでしょう。手頃な価格で高性能なパーツを使用しコストパフォーマンスに優れていても、フレームや全体のパーツとのバランスがよくなければ快適な走りはできません。ミストラルはパーツとフレームとのバランスがよく、パーツの性能をいかんなく発揮してくれます。
魅力④スポーティなジオメトリー
ロードバイク寄りのジオメトリー
通勤・通学の足、また街乗りやポタリングとして使用されることの多いクロスバイクですが、ミストラルはスポーティな走りも得意です。短めのホイールベースを採用しているので、ジオメトリー的にはロードバイク寄りといえるでしょう。
スポーティな走りもOK
加えて高性能なシマノ製パーツにより、軽快でスポーティな走りが期待できます。クロモリ製のフロントフォークは一般的なクロスバイクが採用しているアルミ製より振動吸収性能に優れるので、ロングライドでも疲れにくいというメリットがあります。
ジオス ミストラルはおすすめ
日ごろは街中をおしゃれに快適に、週末にはちょっとスピードを出してロングライドに、ジオスミストラルはそんなクロスバイクの楽しみ方が十分味わえます。信頼性の高いシマノ製のパーツをフルに使用した、安心して乗れるコストパフォーマンスに優れた初心者向けの定番クロスバイクとして人気が高いのももっともです。
http://www.job-cycles.com/gios/collection/detail/touringandurbanbikeseries/mistral/index.html