ソノマアドベンチャーとは
ソノマアドバンチャーは、日本人向けの開発や設計を行っている日本のスポーツバイク会社ライトウェイ(RITEWAY)のクロスバイクです。クロスバイクは街乗りをメインとしスポーツ走行もこなせる、ロードバイクとマウンテンバイクを「クロス」させた使い勝手のいい自転車ですが、ソノマアドベンチャーは、さらにオンロードだけでなくオフロードでの可能性をも広げてくれます。
ソノマアドベンチャーの特徴
ソノマアドベンチャーは、ライトウェイのホームページ上ではクロスバイクという表現を用いられています。しかし、実際はもはやロードバイクといっていいようなルックスや装備、スペックの持ち主です。そんなソノマアドベンチャーの特徴について、詳しく見ていきましょう。
特徴①クロスバイクというよりロードバイク
ハンドルがドロップハンドル
まずは、ルックスです。一般的に、クロスバイクとロードバイクの違いを判断する大きな点は、ハンドルです。クロスバイクはフラットバー、フラットバーロードを除いてロードバイクはドロップハンドルが採用されていますが、ソノマアドベンチャーはドロップハンドルと、見た目はロードバイクと同じです。
マイルドなジオメトリー
クロスバイクとロードバイクは、ジオメトリーの違いも重要な点です。ソノマアドベンチャーは、スピードよりロングライドでの快適さに重点をおいた設計になので、ハンドルポジションなどの前傾姿勢はマイルドで、近年流行しているグラベルバイクと似たジオメトリーといえるでしょう。実際、ネット上のほとんどで、ソノマアドベンチャーは「グラベルロード」として紹介されています。
ロード用コンポーネントを採用
マウンテンバイクから派生したクロスバイクはマウンテンバイクのコンポーネントが使用されるのが一般的ですが、ソノマアドベンチャーは、ロードバイク用のシマノ クラリスをメインコンポーネントに採用しています。このように、ソノマアドベンチャーはクロスバイクでなくロードバイクといっても差し支えないでしょう。
特徴②ロングライドに向いたモデル
ソノマアドベンチャーの名前の由来がコンセプト
ソノマアドベンチャーの名前の由来は、アメリカカリフォルニア州の美しいブドウ畑の広がる丘陵地帯「ソノマカウンティ」で、広々とした場所をツーリングすることをイメージしています。フレーム設計は、日本人の身体計測データをもとにしたジオメトリーにより、ロングツーリングに適した乗り心地を追求し、フレームとフォークは振動吸収性に優れるクロモリ素材を採用しています。
特徴③快適なライドを実現する設計
ホイールサイズでオンとオフを使い分け
タイヤは、オンロード向けの700Cとオフロード向けの650Bのいずれかが選べます。両方のホイールを持っていれば、ウイークデーの通勤や通学などのオンロードでは700Cで、週末は650Bでアウトドアやオフロードを楽しむといった使い方が可能です。
ロングライドに向いたハンドル形状
ドロップハンドルは、ドロップ部分の下方が少し広がるフレア形状なので、ロングライドでも疲れにくく、かつバイクコントロールがしやすいメリットがあります。また、リーチ、ドロップ部分とも短めの設定となっているので握るのが楽で、初心者でも扱いやすいはずです。
コンフォータブルなサドル
サドルは表面側に3mmのゲルシートが貼られた3層構造で、細かな振動や衝撃を吸収してくれます。下部は弾力のある多孔質素材で、ベース部分は座骨や恥骨部分をくり抜き、座骨部分は特殊なダンパー素材を使用することなどにより、ロングライドはもちろん、砂利道などオフロード走行においても、お尻の痛みを軽減してくれるでしょう。
特徴④アウトドアへ出掛けたくなる装備
ダボ穴がたくさん
キャンプツーリングの際に問題となるのが、パッキングのキャパシティです。ソノマアドベンチャーでは、何とフレーム13か所、フォーク6か所に、ダボ穴を設けてあり、ボトルゲージなら最大7個も取り付けることができます。これらのダボ穴を利用して、サドルバッグやエニシングゲージ(大型のボトルゲージのようなもの)を活用すれば、キャリアがなくてもロングツーリングが可能となります。
泥除けなどの装備でカスタム化
シートステーの裏側にはキャリア用のダボ穴があるので、しっかりとたくさんの荷物を積みたいというときにはそちらを使用しましょう。もちろん、未舗装路を走るときには必要となる泥除けの取り付けも問題ありません。ダボ穴がたくさんあるということは、拡張性が広がり、カスタム性に優れるというメリットがあります。
スマホホルダーが標準装備
ステムにはスマートフォンフォルダーが標準で装備されています。知らない土地へ出かけたときには、スマホの地図アプリが役立ちますが、スマートフォンホルダーがあれば、自転車に乗りながら地図の確認が安全かつ楽にできます。
特徴⑤技術で軽量化
クロモリのデメリットを技術で軽減
クロモリ素材のフレームやフォークを使った車体は、どうしても重くなりがちです。そのため、ソノマアドベンチャーは、フレームチューブにダブルバテッド処理を施したものを使用しています。これは、衝撃や負荷のかかりやすい溶接の継ぎ目付近には厚めの素材を使用し、それ以外は薄くして軽量化しているという手法です。
続いて、ソノマアドベンチャーの2019年モデルを紹介!