仏式バルブ(フレンチバルブ)の構造・メリットと空気の入れ方!

仏式バルブ(フレンチバルブ)の構造・メリットと空気の入れ方!

バルブの扱いはロードバイクなどスポーツ車に乗るのに、初心者が最初に覚えるべきことの一つです。今回は仏式バルブの特徴や構造、メリットとデメリット、空気の入れ方などを紹介します。初心者の方もそうでない方も、仏式バルブについて理解を深める参考にしてみてください。

記事の目次

  1. 1.仏式バルブとは
  2. 2.仏式バルブの構造
  3. 3.仏式バルブのメリットとデメリット
  4. 4.仏式バルブの空気の入れ方
  5. 5.まとめ

仏式バルブとは

筆者撮影

「仏式バルブ」とは、主にロードバイクなどスポーツ車に使われているチューブバルブです。「フレンチバルブ」または「プレスタ」とも呼ばれます。仏式という名前のとおり、フランス生まれのバルブです。軽量で高圧に耐えられる特徴を持つことから、ロードバイクなどのスポーツ車に広く使われています。

仏式バルブの歴史

出典: http://www.zefal.com/en/

仏式バルブは1900年に、フランスのエドゥアール・モラン(Édouard Morin)によって発明されました。これは現在、自転車用の空気入れやボトルを販売する「ゼファール(zefal)」の前身にあたります。ちなみに、英式バルブは1888年生まれ、米式バルブが1891年生まれです。

仏式バルブの構造

筆者作成

仏式バルブの構造は、上図のようになっています。バルブの先端に付いている小ネジが、他のバルブにはない形状で特徴的です。この小ネジは手で回して緩めることができ、緩めた状態で押すと空気が抜ける仕組みになっています。小ねじを押し込む量を変えることで、微妙な空気圧調整が可能です。

仏式バルブのメリットとデメリット

スポーツ車に広く使われている仏式バルブ。そのメリットとデメリットは何なのでしょうか。

仏式バルブのメリット①軽量

筆者作成

他のバルブに比べて細身で軽量なのが、仏式バルブの最大の特徴です。バルブは軽量なほど車輪の回転効率がよくなるので、より速く走ることができます。また、バルブのサイズが小さいので、空気抵抗も少ないです。小さな存在ですが、走行性能の向上を支える縁の下の力持ちとして機能しています。

仏式バルブのメリット②高圧

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仏式バルブは、高圧の空気を入れることが可能です。タイヤがカチカチに固くなるまで空気を入れられます。高圧にするメリットは、タイヤが地面と接する面積が少なくなるので、タイヤが地面から受ける抵抗が減ることになり、そのぶん速く走れるというわけです。

仏式バルブのメリット③虫ゴムを使わない

筆者作成

英式バルブは、虫ゴムでチューブに入っている空気を保持しています。しかし、この虫ゴムは寿命が短く、1年ぐらいしか持ちません。これに対して仏式バルブは、バルブ内部にパッキンを内蔵しており、虫ゴムよりも長持ちします。短い間隔で交換する必要がないので、手間がかからなくて楽です。

仏式バルブのデメリット①壊れやすい

仏式バルブは他の種類のバルブに比べて軽量ですが、それゆえに壊れやすいというデメリットを持ちます。特にバルブ先端の軸は細くて、もっとも壊れやすいです。空気入れの口金を着脱する際に、無理な方向に力を入れると、上の写真のように簡単に曲がってしまいます。空気入れの口金が取り付けられないほど曲がってしまったら、チューブごと交換です。

仏式バルブのデメリット②専用の空気入れが必要

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仏式バルブに英式バルブ用の空気入れは使えません。バルブの種類が異なると、空気入れの口金の形状も異なるので、仏式バルブ用の空気入れが必要です(上写真)。ただし、変換アダプターを使えば、英式バルブ用の空気入れでも空気を入れられます(下写真)。しかし、変換アダプターは空気が漏れやすいので、専用の空気入れを使った方が無難です。

筆者撮影

仏式バルブのデメリット③入手しにくい

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仏式バルブは英式バルブと違い、売っているところが限られています。英式バルブはママチャリに使われていることもあり、それこそホームセンターでも入手できます。しかし、仏式バルブはそこまで普及していません。スポーツ車の扱いがないと、自転車店でも買えないことすらあり、パンクした時などに不便です。

続いて、仏式バルブの空気の入れ方を紹介!

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仏式バルブの空気の入れ方

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