ビンディングペダルとは
ビンディングペダルとは、シューズの底にあるクリートと呼ばれる金具とペダルをかみ合わせることで、ペダルとシューズを固定してペダリング効率を上げるためのペダルのことです。ペダルを踏み込んだ時だけでなく、足を引き上げるときもペダルに力が伝わるので、より効率よく走れるようになります。
ビンディングペダル SPD-SLとSPD
ビンディングペダルには、SPD-SLとSPDの2種類があります。ロードバイクで一般的なSPD-SLは、ペダルとシューズをつなぐクリートと呼ばれるパーツが大きいのが特徴です。そのため、自転車を降りて歩くのが困難なものが多いです。それに対してSPDは、クリートが小さく靴底に埋め込まれているため、歩きやすいけれどペダルとシューズの密着が弱いという難点があります。
スピードプレイはSPD-SL の人気モデル
スピードプレイはSPD-SLタイプの中でも、特に人気の高いビンディングペダルです。両面着脱可能、かかとのふり幅が調整できるなど、ライダーにとってうれしいポイントがたくさん。さらにSPD-SLタイプでありながら、歩きやすいという点が評価され、初心者からプロまで幅広い層に支持されています。それではさっそく、詳しい特徴を見ていきましょう。
スピードプレイはSPD-SLの中では、最も歩けるモデル!
スピードプレイの特徴とインプレ①
ペダルに裏表がなく、はめるのが簡単
スピードプレイのペダルには、一般的なビンディングペダルにある表裏がありません。そのため、漕ぎ始めるときにペダルの向きを確認する必要がなく、ビンディングシューズのクリートをスムーズに装着できます。特にビンディングシューズに慣れていない初心者にとっては、これはうれしいポイント。
10.ペダル
— すくえあ (@Square_umi0315) April 27, 2019
スピードプレイ ZERO パヴェ
今までシマノの傑作アルミペダル、pd-7810を使っていたがついにガタがきてしまったのでスピードプレイをお試しで使ってみたところどハマりしてしまいそのまま購入した。裏表がないので信号でもたつくことがなく楽ちんである。 pic.twitter.com/LP6cEIbwtz
スピードプレイの特徴とインプレ②
クリートカバーを付けたまま使用できる
特徴の二つ目は、シューズのクリートカバーを外さずに、そのままペダルに装着できる点です。ビンディングシューズのクリートは、むき出しでは歩きにくいですし、クリートが痛む原因になります。スピードプレイでは、一般的なビンディングシューズで必要だった、クリートカバーを着脱する手間が要らないので、クリートも長持ちします。
クリートカバーも付けっ放しで使用出来るし(よく外れるとネットには書かれてますが輪行しまくっても外れた事は今だに無し 画像の Z.3)
— DKM@…chasing dreams (@dkmcsse) November 2, 2018
そしてペダルへの装着操作が超速い!信号が多い街中では特に重要!(飽くまで感覚ですが装着が1/2〜1/4位に短縮出来る感じ…)#スピードプレイ pic.twitter.com/oyg0ipOXrS
スピードプレイの特徴とインプレ③
ペダルと足首の角度を好みに合わせて調整可能
クリート外側にある、上下のネジの締め具合を加減することで、ペダルと足首の角度をイン側・アウト側に調整できます。フォームや体形によって、ペダリングしやすいかかとの位置や角度は変わってきます。無理な角度でペダリングすることでおきる怪我を防ぐだけでなく、一番力の入りやすい位置で踏み込むことができるので、ペダリング効率もアップします。
クリートのフロート角
— 自転車おもしろbot (@bike_bot03) October 29, 2019
シマノ赤色0度、青色1度、黄色3度
スピードプレイ0~15度まで調整可能
ルック黒色0度、灰色4.5度、赤色9度
フロート角が広いほど膝に優しいとされるが、パワーロスが生まれる。
スピードプレイの特徴とインプレ④
フラットペダルにできるオプションパーツ
一度ビンディングペダルを装着してしまうと、フラットペダルに交換するのは結構面倒な作業です。スピードプレイには、通常のスピードプレイペダルにかぶせることでフラットペダルにできるオプションパーツが用意されています。ビンディングシューズを履くほどではない気楽なライドや、近所のコンビニまでのちょっとした外出などで活躍します。
スピードプレイをフラペにするアダプター
— もんどりあん (@ew_ban) June 12, 2018
1500円だったから買いました笑 pic.twitter.com/1PnfCg0LFL
スピードプレイの特徴とインプレ⑤
コーナリングしやすいペダルクリアランス
スピードプレイはペダルクリアランスが広いため、コーナリングの際に車体を大きく倒しこんでも、ペダルと地面が接触しにくいという特徴があります。コーナーでペダルが地面とこすれ、バランスを崩すというシーンは、プロのレースでも見かけることがあります。スピードプレイなら、ペダルの位置を気にすることなく思い切ったコーナリングが可能です。
>RT
— toad_wataru (@pyonkichi2nd) October 7, 2014
こまけー…
荒北はスレスレキワキワのコーナリングだからスピードプレイのペダルなんすかね。figmaの坂道くんはどうなってるんだろう。
次は、スピードプレイのデメリットや人気モデルを紹介!
ロードで本格的に走るならSPD-SL、歩きやすさ重視ならSPDが一般的!