そもそもミニベロとは?
タイヤのホイールが20インチ以下の自転車のことを、ミニベロといいます。折りたたみ自転車でタイヤサイズが20インチ以下のものも含むため、バリエーションは豊富です。ホイールのサイズが小さいため漕ぎ始めの力が少なくて済み、女性にも乗りこなしやすい、通勤通学用としても人気の高い自転車です。
なぜミニベロには泥除け(フェンダー)がついていないのか?
タイヤサイズが20インチ以下と小さく、おしゃれで小回りが利くため街乗り用として人気のあるミニベロや折りたたみ自転車ですが、ほとんどのモデルで泥除けがついていません。理由は、ロードバイクなどのスポーツサイクルと同様に車体の重量を軽くするため、デザイン性を損なわないため、雨天で乗ることを想定していないため、などです。
ミニベロに泥除けは不要なのか?
標準装備ではないからといって、必要性なしというわけではありません。雨の日に乗るのであれば必要です。泥除けなしでぬれた路面を走れば、水しぶきで背中や足元はずぶぬれ。未舗装路なら泥まみれになってしまいます。乾いた路面しか走らないという人には不要ですが、それ以外の人は取り付けておく必要性があるでしょう。
ミニベロにおすすめの泥除け7選
ミニベロや折りたたみ自転車に取り付けられる泥除けには、いくつか分類があります。タイヤサイズが20インチ以下と小さいため選択肢はそれほど多くありませんが、通勤や買い物で雨の日にも乗りたいという方は、この中から必要性に合ったものを選んでみてください。では、ミニベロにおすすめの泥除けをご紹介します。
ミニベロの泥除け おすすめ① フルフェンダー
curana(クラナ) 自転車 フェンダー 泥よけ シーライト20 前後セット ブラック 20 35MM 365501
参考価格: 6,264円
泥除け性能のもっとも高いモデルは、フルカバータイプです。取り付けには少し手間がかかりますが、雨の日でも水や泥をはね上げることなく走行できます。ただし、前のフォークにダボ穴がついていない車体には取り付けることができません。(詳しい取り付け方は、下記の動画を参考にしてください。)
ミニベロの泥除け おすすめ② ハーフカバーフェンダー
DOPPELGANGER マッドガードセット 前後マッドガードセット [フロント:斜臼固定型(サスペンションフォーク用泥除け) リア:シートポスト固定型] 16インチ~700C対応 樹脂製 DMS072-BK
①で紹介したフルカバータイプを短くしたのが、ハーフカバーフェンダーです。フルカバータイプより目立たずデザイン性を損ないませんが、短くなった分少し性能は落ちます。特にフロント側から足元にかかる水しぶきは十分に防ぎ入れないので、水たまりや冠水した路面の走行には向きません。
そう言えば、自転車のフェンダー変えてみた。 ちょっと安っぽいけど999円なら値段相応かなぁ pic.twitter.com/JKT9Ugly1u
— 南部 司 (@2kasarotary1220) February 19, 2015
ミニベロの泥除け おすすめ③ ダウンチューブフェンダー
ダウンチューブに取り付けるタイプの特徴は、取り付けの手間が少ないことです。ダウンチューブにベルトで固定するので、特別な工具も不要。また、フロントタイヤが跳ね上げた小石などで、ダウンチューブが傷つくのを防止する効果もあります。ただし、ダウンチューブをケーブルが通っていると干渉してしまう場合がありますので、確認してから購入するようにしましょう。
ダウンチューブに取り付けるタイプの特徴は、取り付けの手間が少ないことです。ダウンチューブにベルトで固定するので、特別な工具も不要。また、フロントタイヤが跳ね上げた小石などで、ダウンチューブが傷つくのを防止する効果もあります。ただし、ダウンチューブをケーブルが通っていると干渉してしまう場合がありますので、確認してから購入するようにしましょう。
ダウンチューブに沿ってワイヤーが通っているものには不向き。
ミニベロの泥除け おすすめ④ フロントフェンダー
BBB 自転車用 泥除け フェンダー ロードプロテクター フロント BFD-21F ブラック 365336
参考価格: 1,382円
こちらはフロントタイヤにのみに付けるタイプで、取り付け方はフルカバータイプのフロントに着けるものと同じです。水たまりに突っ込んでしまった時など、前輪の跳ね上げる水しぶきを防いでくれます。リアタイヤに荷台を取り付けている場合など、フロントのみ設置したいときにはこちらがおすすめです。
愛車「Tern Crest」に泥除けを付けた #tern #crest #ミニベロ - 俺# https://t.co/yL3uqU4Ni8 (from Facebook) pic.twitter.com/rSfmDST49k
— やまぎゅ@新潟市・長野生まれの埼玉人(IT屋) (@yamagw) December 1, 2018
ミニベロの泥除け おすすめ⑤ リアフェンダー
このタイプはリアタイヤに取り付けます。雨降りの日に乗って、背中や背負っていたリュックがぬれてしまったという経験はありませんか? リアタイヤに泥除けを取り付ければ、背中側の泥はねを防いでくれます。また、後ろに伸びたフェンダーは、見た目もスポーティーでおしゃれです。
ミニベロの泥除け おすすめ⑥ シートポストフェンダー
BBB 自転車用 泥除け フェンダー ロードキャッチャーII V2 BFD-04 365348
参考価格: 2,160円
こちらもリアフェンダーの一種ですが、設置する場所がシートポストなので比較的簡単に取り付けができます。ただし、ミニベロや折りたたみ自転車はシートポストの太さにばらつきがあります。サイズによっては取り付けができない製品がありますので、事前に使用できるかチェックしてくださいね。
ミニベロの泥除け おすすめ⑦ サドルフェンダー
VELOX(ヴェロックス) イージーフェンダー サドルレール取付式/リア用 ほとんどのサドルに対応 16g 11×35cm 泥よけ/マッドガード
おしゃれな見た目を損なうから仰々しい泥除けはつけたくない、そんな方にはこちらがおすすめ。使わないときは外しておくことができ、工具も不要で余計な手間なしで取り外しできます。とても薄く軽いので持ち運びにも困りません。最低限の機能で済ませたいというかたにぴったりのアイテムです。
愛三工業レーシングチームは
— 住吉宏太 (Kota Sumiyoshi) (@sumizumi3344ks) February 12, 2019
今年からSHIMANO PROのサドルを使用させていただきます!
PROサドルにPRO製品のリアフェンダーを着用して雨の日や雨上がりの日には背中を泥で汚さず、後ろを走るチームメイトにも水しぶきをあげるのも軽減してボルト式なので、固定もバッチリ! pic.twitter.com/Htq2Id8eNX
まとめ
ミニベロでも折りたたみ自転車でも、ちょっとした工夫で雨の日も泥はねを防いで乗ることができます。ミニベロは車輪のサイズが20インチ以下と小さいので、ロードバイクやママチャリに比べると種類は少ないですが、使いやすいものがたくさんあります。雨の日でも足元を気にせず、おしゃれで快適なミニベロ生活をおくりましょう。
写真AC