ミニベロのカスタム方法!改造すべきパーツ・コツや便利グッズを紹介!

ミニベロのカスタム方法!改造すべきパーツ・コツや便利グッズを紹介!

機敏性の良さとかわいい見た目が特徴のミニベロ(小径車)ですが、自分好みにカスタムすることで、さらにおしゃれで快適にできます。どこから手をつければいいかわからないという初心者の人に向けて、ミニベロのカスタムのコツやポイントを、便利グッズなども合わせて紹介します!

記事の目次

  1. 1.ミニベロ(小径車)とは?
  2. 2.ミニベロのカスタム(改造)のポイント
  3. 3.ミニベロのおすすめカスタムパーツ
  4. 4.ミニベロのカスタムにおすすめの便利グッズ4選!
  5. 5.ミニベロをカスタムしてオリジナルの一台を!

ミニベロ(小径車)とは?

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ミニベロとはタイヤが小さい自転車のことで、「ミニ(小さい)」「ベロ(自転車)」というフランス語に由来します。日本では小径車とも呼ばれ、主にホイールサイズが20〜24インチ以下のものを指します。

ミニベロの概要

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もともとは盗難が多い海外において、盗難防止策として室内で保管しやすいように小さいタイヤの自転車(小径車)が生まれたという経緯があります。その見た目のかわいさや機敏性のよさなどで人気となり、現在ではおしゃれなものから高速走行ができる高級スポーツタイプまで、さまざまなタイプのミニベロが存在します。

ミニベロの種類

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ミニベロが誕生した頃はホリゾンタル形状のクロモリフレームのものが主流でしたが、現在では軽量なアルミフレーム、高速走行ができるカーボンフレームのスポーツタイプなどがあり、形状も非常に多くの種類が存在します。折りたたみできるタイプもあり、さらに小さくなるので保管や輪行に便利です。

ホリゾンタルとは

ホリゾンタルとは、トップチューブが地面に対して水平になっているフレーム形状のことです。主にクロモリ(鉄)フレームに多い形状で、剛性が高い・見た目が美しい、などの特徴があります。反面、トップチューブ位置が高いので、またぎにくい・フレームが大柄になる、などのデメリットもあります。

ミニベロのカスタム(改造)のポイント

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カスタム(改造)の定義

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カスタムというと初心者の人には「難しそう」と敬遠しがちかもしれませんが、おしゃれなカゴをつける、ボルトを違う色のものにしてみる、なども立派なカスタム(改造)です。敷居を上げずに、まずは手軽にできるものからはじめてみるのがおすすめです。ミニベロを自分好みにカスタムすることで、さらにおしゃれに乗りやすく、自分だけの一台に仕上げることが可能です。

カスタムの方向性

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ひと言にカスタムといっても、見た目のおしゃれさにこだわるのか、走行性能をアップさせたいのか、自分が目指すカスタムの方向性をある程度絞っておくとパーツの選定もしやすくなります。かわいい系でもよし、いぶし銀に仕上げるもよし、クロモリフレームならクラシカルにまとめるのもいいですね。

違法改造にならないよう気をつけましょう

カスタムの方向性にルールはありませんが、法律違反になるような改造はNGです。例えばブレーキを外す、未許可で電動アシスト化する、などです。走行機能や制動機能に支障をきたす改造や、他人に危害を加える可能性のある改造は絶対にやめましょう。やろうとしているカスタムが違法かどうかわからない場合は、サイクルショップや最寄りの警察に確認することをおすすめします。

ミニベロのおすすめカスタムパーツ

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おすすめのカスタム①小物パーツ

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初心者の人のカスタム道の入り口としては、工具が不要なエアキャップ交換やステッカーなどがもっとも簡単でおすすめです。他には、カゴ・ボトルケージ・フェンダー(泥除け)などのパーツも簡易的な工具で取り付けができるので、初心者におすすめなカスタムです。フレームと色をそろえたり、各パーツの素材をそろえたりすると、全体がまとまりのある仕上がりになります。

おすすめのカスタム②シート

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少し慣れてきたら、シートを交換するのもおすすめです。お尻が痛くなりにくいふかふかなものや、レザー調のおしゃれなもの、レーシーな軽量なものなど、さまざまなタイプがあります。シートポストやシートクランプなども合わせて交換すると、効果やおしゃれ度がグッと高まります。

おすすめのカスタム③ハンドル・ステム

ハンドルやステムのカスタムもおすすめです。自分の乗車姿勢に合わせることで格段に乗りやすくなります。ステムとはフレームとハンドルをつなぐ部分のパーツで、長さを変えることでさまざまなポジションに対応します。ハンドルの形状にはフラットバー・ブルホーン・ドロップなどがあり、サドルと素材や質感をそろえるとおしゃれにまとまります。

互換性に注意

交換作業はさほど難しくはありませんが、ハンドルを交換、特に形状を変更する場合の注意点として、ブレーキやコンポーネントも同時に交換する必要がある場合もあります。それぞれのパーツの互換性によるもので、初心者の人には判断が難しいかもしれません。よく確認して、わからない場合はショップなどで相談しましょう。

おすすめのカスタム④クランプ

クランプとは、シートポストの取り付け部やフォールディング(折りたたみ)バイクの折りたたみ部を固定しているパーツです。この部分をカスタムすることで、固定力が増して剛性感がアップしたり、固定や解除がしやすくなったりと、走行性能と快適性能の両方がレベルアップします。地味なパーツですが、効果はかなり高いのでおすすめです。

クランプの種類

クランプには、手で簡単に操作できるレバー式やボルトでしっかり固定するタイプなどがあります。手で操作できるタイプは室内保管や輪行時などにさっと操作でき、ボルト式は高い固定力やシートの盗難防止などに効果的です。

おすすめのカスタム⑤ホイール・タイヤ

ホイール・タイヤの交換も自転車では定番のカスタムです。おしゃれなデザインやカラーだったり、性能の良いものにアップグレードしたり、定番パーツなので多種多様の製品があります。好みのカスタムの方向性で選ぶとよいでしょう。人間でいえば、ホイールやタイヤは靴に相当するパーツなので、「おしゃれは足元から」というように、ここを決めるとグッと引き締まります。

ミニベロのホイール

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ミニベロのホイールサイズは20インチが主流ですが、「406」と「451」という二つの規格が存在します。タイヤの外径は同じですが、ホイールの大きさが若干451の方が大きくなっています。外径が一緒なのに451のほうがホイールが大きいぶん、タイヤの厚みが薄くなります。スピードは出しやすく高速走行に向いていますが、快適性はやや犠牲になります。

406の特徴

  • 快適性が高い
  • 街乗りに向いている
  • 商品ラインナップが豊富

451の特徴

  • 快適性はやや劣る
  • 高速走行に向いている
  • 商品ラインナップは少なめ

おすすめのカスタム⑥コンポーネント

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走りの質を変えるならコンポーネントのアップグレードがおすすめです。上位グレードのコンポーネントは総じてデザイン性も高く、結果おしゃれな印象になります。シマノなら、できれば105グレード以上がおすすめです。各パーツの互換性や装着後の調整は知識と技術が必要で、初心者には少し難しいかも知れません。信頼できるショップなどに相談するとよいでしょう。

コンポーネントとは

コンポーネントとは、変速機・ブレーキ・クランクなどの、主要な駆動系パーツの総称のことです。「105」とは、シマノ製コンポーネントのグレード名のことで、性能と価格のバランスがよく、初心者にもおすすめなグレードです。上位グレードとの互換性もあるので、将来的にさらなるグレードアップが可能なことを加味すると、105以上がおすすめといえます。

おすすめカスタム⑦フロントフォーク

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フロントフォークの形状や素材を変えることで、走りの質が変わることがあります。例えばベント式のクロモリフォークからストレート式のカーボンフォークに変えるとハンドリングがクイックな反応になる、などです。ただ、ミニベロ用はあまり流通していないので、最寄りのショップに相談するか、海外通販などで探してみるといいかもしれません。

フロントフォークの形状

フロントフォークの形状には、先端がカーブしている「ベント式」と、先端までまっすぐな「ストレート式」があります。一般的にベント式は路面からの衝撃を緩和させマイルドな乗り味に、ストレート式は衝撃吸収性は低めですがハンドルの応答性は高くなる傾向となります。

完成車の多くはクロモリフォーク

高級モデルなら初めからカーボンフォークがついているミニベロもありますが、市販されている完成車の多くがクロモリフォークです。クロモリは「クロムモリブデン綱」の略称であり、いわゆる鉄製品です。クロモリには独特のしなりがあり衝撃吸収性も高く優秀な素材ですが、重いというデメリットもあります。

ミニベロのカスタムにおすすめの便利グッズ4選!

カスタムにおすすめの便利グッズ①アーレンキー(六角レンチ)

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自転車のパーツは六角ボルトで固定されているものが多く、調整や交換の際にはアーレンキー(六角レンチ)が必要です。アーレンキーがひとつあれば、カスタムは初歩的なものならだいたい可能です。携帯に便利な折りたたみタイプもありますが、しっかりとトルクをかけられる肢(え)の長いタイプも所有しておくとよいでしょう。

カスタムにおすすめの便利グッズ②トルクスレンチ

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六角レンチと似ていますが、こちらはトルクスと呼ばれる星型の特殊ボルト用のレンチです。六角ボルトよりも高いトルクでの締め付けが可能なので、チェーンリングの固定ボルトなどに採用されています。盗難防止効果が高いのも特徴なので、必要に応じてトルクスボルトに交換するのも有効なカスタム方法です。

カスタムにおすすめの便利グッズ③メンテナンススタンド

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ミニベロに限らず、カスタムやメンテナンスをするときに専用スタンドがあると、作業が格段にやりやすくなります。立ったまま作業ができ、自転車の高さや角度も自由に調整・固定が可能です。無理な体勢や車体が不安定な状況だと、やりにくいばかりでなくとても危険です。安全に楽しく作業できるので、とてもおすすめですよ。

カスタムにおすすめの便利グッズ④ボトルケージアダプター

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ボトルケージの取り付け位置の幅を広くとるためのアダプターです。ミニベロはフレームが小さいことも多く、既存のマウント位置だとボトルの出し入れがしにくかったり、そもそもできなかったりする場合があります。そこでこのアダプターを使って取り付け位置をずらすことで範囲が広がり、ボトルの快適な出し入れやケージを取り付けができる可能性が高まります。

ミニベロをカスタムしてオリジナルの一台を!

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ミニベロにはさまざまな形態があり、存在そのものが特徴的であるといえます。そんなミニベロを自分好みにカスタムすることで、唯一無二の一台に仕上げることが可能です。初心者の人にはハードルが高く感じられるかもしれませんが、まずは手軽にできるものからはじめ、必要に応じて徐々に進めてゆくとよいでしょう。愛情をもってカスタムを楽しんでくださいね。

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Tak
ライター

Tak

雨でも風でも気合いで自転車通勤!己を限界に追い込めるロングライドやヒルクライムが大好きドエム系サイクリストです。

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