ロングライド向きのサドルの紹介
そもそもロングライドでお尻が痛いのは、長時間自転車のサドルに座ってお尻が圧迫されるからです。ロードバイクでは軽量重視のパーツが多く、購入した際の最初のサドルなどは硬く、小さく、細いサドルが使われる傾向にあります。体重や、サドルの形が合うかどうかが、運転中にお尻が痛いか痛くないかに大きく変わってくるので、最適なサドルを選ぶことが重要です。
サドルを選ぶ際のポイント
お尻の大きさや、自転車に乗っているときの感覚などで大きく変わるため、基本的にサドルというのは本人に合ったものを選びます。中でもロングライド向きのサドルを選ぶ際は、弾力とある程度の反発がある柔らかいサドルを選ぶといいでしょう。あまりにも柔らかいとお尻がサドルの底についてしまったり、漕ぎにくくなったりと、運転中にお尻が痛い原因となってしまうからです。
サドルの種類
世の中にはさまざまな種類のサドルが存在します。赤いものや青いもの、大きいものから小さいもの、重量のあるものから軽量のものなどです。そんな中でもロングライドに向いていると言われるサドルのうちに、幅広タイプと穴あきタイプという2種類があります。しかし、プロの世界となると値段に際限がないため、今回は性能が良くてなおかつコスパの良いサドルをご紹介していきます。
サドルの種類①フラットサドル
お尻の大きい人が小さいサドルに長時間座っていると、どうしても痛いという感想を覚えるものでしょう。特に、座る部分が丸みを帯びていると速度は出ますが、負担が集中しやすく、お尻が痛いという事態になりがちです。そのため、負担が広範囲に分散しやすく、運転中でも自分の体勢を変えやすいフラットタイプなら、ロングライドでも快適に運転することができます。
サドルの種類②穴あきサドル
サドルには中央に穴が開いているタイプがあります。股間部を圧迫され続けると、お尻全体が痛いという結果に繋がるので、圧迫感を減らすことができる穴あきサドルは、男女問わずに人気のサドルです。また、穴が開いている分、軽量化にもつながるのでレースでも好んで使っているプロレーサーもいます。
ロングライド向きのおすすめサドル①
フラットタイプのおすすめ①monoii スポーツサドル 743
monoii 自転車 ロードバイク クロスバイク サドル 防水 スポーツサドル 743
参考価格: 1,480円
こちらはmonoiiが発売している、ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツバイク用のサドルです。赤・青・黄・緑・黒・白の6種類のカラーバリエーションから選べます。防水性が高く、雨などで濡れた後でも不快感を覚えることなく乗ることができます。またその高い防水性から、水洗いで洗浄を行っても何ら機能性を損なうことはありません。
「monoii スポーツサドル 743」の最大の特徴は、PUレザーという滑りにくい素材で作られていることと、その大きさからくる安定感により、長時間のロングライドでもお尻が痛くないことです。1,500円ほどで購入できるということで非常にコスパも良く、初心者の方や、いろいろなサドルを試してみたいという方などにはうってつけでしょう。
monoii スポーツサドル 743の概要
- サイズ 全長280mm×幅135mm
- 重量 約275g
- 価格 1,480円(税込)
ロングライド向きのおすすめサドル②
フラットタイプのおすすめ②VELO(ベロ) コンフォートサドル VL-6363 ブラック
こちらはVELOという低価格でコスパの良い商品を多数提供していることで有名なブランドのサドルです。初心者でも手の届きやすい価格ということもあり、男女ともに多くの方から支持されています。また珍しいことに、こちらのサドルにはLEDのテールライトが付いており、後方を赤い光で照らすことで、夜道の運転でも安全に運転することができます。
VL-6363のモデルはサドルの幅が大きく、20cm近い幅があります。レールがクロモリということもあり、軽量ではありませんが、その大きさによって坐骨幅が大きな方でも、快適に運転することができるでしょう。自分の坐骨幅を考えると、とにかく幅が広いサドルがいるという方には、とてもコスパの良いサドルです。
VELO(ベロ) コンフォートサドル VL-6363 ブラックの概要
- サイズ 全長255mm×幅193mm
- 重量 約410g
- 参考販売価格 2,000~3,500円
ロングライド向きのおすすめサドル③
フラットタイプのおすすめ③fabric(ファブリック) スクープ フラット エリート
fabric(ファブリック) スクープ フラット エリート FU4500FE01 ブラック/ブラック
参考価格: 9,350円
こちらはイギリスの自転車ブランドfabricのサドルで、シンプルかつスマートな形状が人気のモデルです。fabric(布)という社名からもわかるように、サドルの柔らかさを重視しているため、非常に柔らかいサドルの乗り心地は抜群となっています。さらにフラット、シャロー、ラディウスと目的ごとに異なる3種類の形状があり、最も平坦なフラットタイプはロングライドには最適です。
fabricのサドルはいずれもシンプルな無地ではありますが、赤・黄・緑・白・黒とカラーバリエーションは豊富です。また継ぎ目のないシンプルな形状ゆえに、洗浄を簡単に行うことができ、サドルを汚すことなく綺麗に保つことができます。高性能なサドルでありながら、洗浄も行いやすく、1万円以内で購入することができるという、とてもコスパの良いサドルです。
fabric(ファブリック) スクープ フラット エリートの概要
- サイズ 全長282mm×幅142mm
- 重量 約256g
- 参考販売価格 7,000~10,000円
ロングライド向きのおすすめサドル④
フラットタイプのおすすめ④fi’zi:k(フィジーク) ARIONE R3 kiumレール
Fizik(フィジーク) ARIONE R3 kiumレール for スネーク ラージ ブラック/ホワイト サドル 331160002
参考価格: 18,381円
こちらはイタリアの老舗サドルメーカー、Selle Royal(セラロイヤル)のブランドfi’zi:k(フィジーク)のサドルです。フィジークのサドルは、熟練の職人たちの手作りで作られており、世界中の自転車乗りに愛されています。手作りながらも黒地に赤、白地に赤、黒地に緑、白地に緑など10種類以上もの色の組み合わせがあり、見た目でも楽しめるサドルです。
フィジークブランドの最大の特徴は、その独自の製法で運転する人間の柔軟さに合わせたものを選ばせる「スパインコンセプト・EVO」というシステムを採用していることです。柔軟さだけではなく、体重や運転者の平均速度なども加味して最適なサドルを選び出すシステムで、アリオネ、アリアンテ、アンタレスと3種類のサドルタイプから選ばれます。
同じフィジークブランドの中でもアリオネは最もフラットでロングライドに適しており、さらにその全長の長さから座る位置を調整しやすいため、快適かつお尻が痛くないロングライドが可能となっています。さらにフィジークのサドルは非常に軽量なため、ロングライドのみならずレースなどの速度重視の場でも使えるいう幅広い活躍ができるサドルです。
fi’zi:k(フィジーク) ARIONE R3 kiumレールの概要
- サイズ 全長300mm×幅130mm
- 重量 約200g
- 参考販売価格 13,000~16,000円
続いて、ロングライド向きのサドル(穴あきタイプ)を紹介!