折りたたみ自転車を選ぶためのポイント
ひと言でフォールディングバイクといっても、さまざまな種類があります。選ぶ際のポイントは、ロードバイクやクロスバイクなどスポーツタイプの自転車とかわらないほどたくさんあります。その中で、特に注目すべき点を紹介しましょう。
ポイント①折りたたみ方式の違い
折りたたみ方は大きく3種類
フォールディングバイクの折りたたみ方法には、フレーム中央部でたたむ「二つ折り」方式と、トップチューブ前でたたむ「三つ折り」方式があります。また、縦に長くなる折りたたみ方のものもあります。
実際に折りたたんで比較しよう
折りたたみ方によって、折りたたんだときの大きさや持ちやすさは違います。収納する場所の大きさや持ち運びがしやすいかは人によって異なるので、購入するときはショップで実際に折りたたんで比較してみることをおすすめします。
ポイント②重量
持ち運ぶなら軽量モデルがおすすめ
持ち運びする機会の多いフォールディングバイクは、重量が軽いことが大きなポイントです。ロードバイクやクロスバイクと同様、クロモリやアルミなど、素材で重量が大きく変わります。
一般的に軽量=高級
重量が軽いと、持ち運びだけでなく長距離を走る際や速度を出したいときなどにも有利です。ただし、軽くするためにはフレームなどに高級な素材が使用されているケースが多く、価格が高くなりがちです。
ポイント③ホイールサイズ
フォールディングバイクのホイールサイズはモデルによってさまざまですが、サイズによってある程度バイクの性格が決まります。したがって、使用する目的に応じたホイールサイズを選ぶことが大切です。ホイールが大きいほうが転がりやすく速度も出やすく長距離も楽になりますが、折りたたみサイズは大きく重量が増してしまいます。
ポイント④変速段数
変速で速さや走りやすさが異なる
フォールディングバイクは、折りたたみ性や軽量化のために変速がついていない場合もあります。また、内装式と外装式があります。変速があるかどうかで、長距離の走りやすさや最高速度や巡航速度が大きく変わります。
速度を求めないならこだわりは不要
変速段数の多いほうが長距離や坂道が楽に走れたり最高速度が出やすく巡航速度もキープしやすいのですが、ただ段数が多いだけで判断はできません。また、街乗りやポタリングなどがメインというのであれば、さほど変速段数にこだわる必要もないでしょう。
折りたたみ自転車選びの注意点
フォールディングバイクを選ぶ際には、注目すべきポイント以外に注意点もあります。自転車を選ぶ前に、この点を認識しておく必要がありますよ。
注意点①本当に折りたたみ自転車が必要なのか
折りたたみのメリットが活かせるか
折りたたむ機会があまりないのであれば、フォールディングバイクより普通の小径車やミニベロのほうがおすすめです。長距離を走るのであればロードバイクやクロスバイクなどのスポーツタイプのほうが断然楽で速いですし、街乗りでもフォールディングバイクにしなければならない理由は見当たりません。
本当に必要かを再考しよう
フォールディングバイクは折りたたみ機能のためにどうしてもフレーム剛性などが不足しがちですし、重量も増加します。また同程度の機能の自転車と比較して高めの価格となっています。本当にフォールディングバイクでなければならないのか、購入前にもう一度考えてみることも必要です。
注意点②使用する目的は?
どんな状況で使用するのか
通勤や通学で使用するのか、ポタリングを楽しみたいのか、長距離も走りたいのか、輪行を楽に行いたいのかなど、自転車をどのような目的をメインに使用するのかを自分自身で認識しましょう。
目的によってモデルは異なる
通勤・通学で使用するなら走行性能が高く頑丈なモデルを、ポタリングで街中をメインで走るのであれば安定した走行ができるもので荷物が積めるようなものがいいでしょう。週末には長い距離も走りたいならホイールサイズは20インチ以上で長距離でも疲れにくいモデルを、山道を越えて走る人なら軽量で変速段数が多いなどスペックの高いものがおすすめです。
https://www.ternbicycles.com/jp/bikes/471/verge-d9