シュワルベのインプレ① 性能
とにかく転がり性能が抜群
タイヤの性能は、走行距離や摩耗によって変化します。シュワルベワンの場合、走行距離400㎞くらいまでは、前評判通りに最高の転がり性能を発揮します。転がり性能をアップさせるために極端に空気圧を高めに設定することもあります。しかし、そうするとどうしても乗り心地が犠牲になりますが、シュワルベワンはそんなことをせずともしっかり転がってくれる印象を得たという意見が見られました。
グリップ性能と転がり性能のバランス
走行距離が400㎞くらいを超えると一皮むけて、新品のときはすべすべした表面がざらざらになり、グリップ性能がアップしたのを感じることができたという評価があります。ただし、それに伴い、転がり性能がわずかに低下したように感じたけれども、一般的なタイヤよりはるかに高性能なタイヤなのは間違いないというインプレが見られます。
走行距離に応じて転がり性能は変化する
走行距離が800㎞を超えたあたりから、転がり性能の低下が顕著に感じられるようになったというインプレがあります。低下したとはいえ、まだまだ高いレベルの転がり性能なのですが、やはり最初の「感動的」な性能と比較すると物足りなく感じるのかもしれないけれども、空気圧を少し高くすることで、転がり性能の多少の回復を図ることができたという意見がありました。
シュワルベのインプレ② 耐久性
耐パンク性能が高い
耐パンク性能の高さのおかげか、パンクの報告はあまり見られませんでした。かなりの回数未舗装路や砂利道を走っても、パンクはおろか、タイヤに傷がついたりダメージを得ることもなかったようです。特筆すべきは、走行中に金属片がタイヤ表面に食い込んで長さ5㎜ほどの切り裂き傷がついても、タイヤがパンクすることもなく、その後問題なく走り続けられたという点です。
1,500㎞以降に性能低下も…
走行距離1,500㎞を超えることから、タイヤ表面の弾力低下を見られるようになり、摩耗が激しくなってきたという報告があります。同時に、転がり性能の低下がはっきり感じられたとのことです。
目安は2,000㎞
スポーツタイヤの寿命は、乗り方や保管状態などに大きく左右されるので、一概に何㎞とはいえませんが、シュワルベワンの性能をきちんと維持するためには、1,500㎞~2,000㎞あたりを目安に交換を考えるのがいいのかもしれませんね。
まとめ
シュワルベワンは、特に転がり性能の優秀なスポーツタイヤといえます。特に、高性能なタイヤのラインナップの少ないミニベロタイヤにおいては、非常に高い評価を得ています。ただし、コスパに優れているかというと、もう少し安い価格で同程度のスペックのタイヤの存在もあります。とはいえ、特に欠点も見当たらない、おすすめできる優秀なタイヤであるのは間違いありません。
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