おすすめのクリンチャータイヤ5選!それぞれの特徴と選び方も解説!

おすすめのクリンチャータイヤ5選!それぞれの特徴と選び方も解説!

ロードバイクを乗り続けて必ず交換する消耗品、クリンチャータイヤ。ただの消耗品としてではなく、グレードの高いタイヤに変えることは走りを劇的に改善する最も手軽な方法としておすすめです。今回はクリンチャータイヤの中でも定評のあるおすすめ5種類を紹介します。

記事の目次

  1. 1.クリンチャータイヤとは
  2. 2.クリンチャータイヤのメリット
  3. 3.クリンチャータイヤ の基礎知識
  4. 4.タイヤの選び方あれこれ。まずは特徴を知ろう
  5. 5.あなたにおすすめはどれ?クリンチャータイヤ5選
  6. 6.まとめ 特徴がわかれば選び方もわかる

クリンチャータイヤとは

チューブの上から被せてビードをリムの縁に掛け固定するタイプのタイヤです。最もスタンダードなタイプで、完成車でロードバイクを購入すると必ずと言っていいほどこのタイプのタイヤが付きます。

クリンチャータイヤのメリット

Photo by duvsbefilmoc

交換しやすい

前述の通りクリンチャーはタイヤをリムに引っ掛けているだけです。ですので、取り外しと取り付けが簡単で、交換しやすいのがメリットになります。チューブのねじれやはみ出しにさえ気をつければ、失敗することは少ないのも初心者にはありがたいでしょう。

種類が多い

完成車で使われるということは、ほとんどのユーザーがそのままクリンチャーを使い続けます。したがって、タイヤもクリンチャーのラインナップが圧倒的に豊富です。使う人の目的や予算によって非常に選択肢が多いのが魅力の一つです。

グレードアップを実感しやすい

大抵の場合、最初に完成車に付属してくるパーツ、特にホイールとタイヤは一番グレードの低いものになります。いわゆる鉄下駄ってやつですね。ですので、二つ三つランクの高いタイヤに変えると、かなり走りが変わることが実感できます。

クリンチャータイヤ の基礎知識

Photo by moollyem

700って何?

タイヤを選ぶ時に良く見るのが700cという数字です。これはホイールの直径が700mm、約27インチに相当するということで、ヨーロッパの平均的な身長の男性が無理なく乗れるサイズだと言われています。そこからロードバイクのホイールの標準がこの700cとされているのです。小柄な日本人のために650cという規格もありますが、現在ではほぼ見かけなくなってしまったため現実的には700c一択となります。

23cか?25cか?太さのメリットとは?

これはタイヤの太さを表す数字で、少し前までは23cが主流とされてきました。ところが近年ではロードバイクが一般の人に広まるにつれ、もう少し太くて安定したタイヤの需要が高まり、25cが標準となっています。プロのレースでも25cが増えてきましたし、逆に23cを作らないメーカーも出てきました。ツーリングやオフロード志向の人はさらに太いタイヤを使う人もいますが、基本は25cと思って良いでしょう。

タイヤの選び方あれこれ。まずは特徴を知ろう

選び方のポイントはスペック。比較すべき基準は何か

タイヤを選ぶ時によく比較するのに挙げられるのが以下のようなスペックを表す単語です。自分が走る時に何を求めているかでこれらのどれを重視して選べば良いかがわかりますので、一つの指標になります。

  1. 転がり抵抗
  2. 耐パンク性能
  3. グリップ性能

①転がり抵抗

Photo bypasja1000

円形の物が転がる際に反対(進行方向とは逆の)方向にかかる抵抗力のことです。つまりこれが低ければ低いほどスムーズに転がる、言いかえれば少ない力でより速く遠くへ進むことができるということです。なのでタイヤを選ぶ際に一番の比較対象になりますし、どのタイヤメーカーもこの値を減らすことに心血を注いでいるといって過言ではありません。

②耐パンク性能

フリー写真素材ぱくたそ

これも大事な要素ですね。耐久性と言いかえることもできます。どんなに良いタイヤでも、すぐにパンクしてしまうようではお話になりません。ちょっとした路面の小石や異物、凸凹でも切れたり穴があいたりしない強さは、ロングライド志向のライダーには特に重要です。また、自転車にあまりお金をかけられずできるだけ長く使い続けたい人にも大事な条件になります。ただし、レース志向のハイエンドタイヤでは、この耐久性を犠牲にしてでも転がり抵抗を求める傾向がありますので注意が必要です。

③グリップ性能

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どれだけ路面をしっかり捉えられるかという目安になる指標です。特にコーナリングの時や雨天時などの濡れた路面で滑りやすいものはタイヤとして不安極まりないですよね。エンデューロやクリテリウムなどコーナーの多いレースに出場する人や、天気に関わらず自転車で通勤通学したいという人にとってはかなり気になる要素です。

あなたにおすすめはどれ?クリンチャータイヤ5選

おすすめ① Vitoria(ヴィットリア)Corsa 2.0

2本セット Vittoria CORSA コルサ G2.0 クリンチャータイヤ 700c ヴィットリア Clincher Tire (700×25c, フルブラック) [並行輸入品]

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世界のトッププロからも高い評価を受けている名作タイヤ。このメーカーのタイヤの特徴はグラフェンと呼ばれる炭素繊維にあります。非常に薄いにもかかわらず鉄よりもはるかに高い強度を誇るこの新素材により、少ない転がり抵抗と高い強度を実現させています。そのグラフェンにさらに改良を加えた2.0が昨年より登場。やや重さがあるものの、その乗り心地やコーナーでのグリップ性能の良さ、しなやかさでは一歩も二歩も先を行っています。

おすすめ② PIRELLI(ピレリ)P ZERO VELO

PIRELLI(ピレリ) P ZERO VELO ロード クリンチャータイヤ (700x23C, 2本セット) [並行輸入品]

参考価格: 10,590円

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モータースポーツで定評のあるPIRELLIが数十年振りにリリースしたロードバイク 用タイヤ。独自技術のSMARTNET silicaを配合したタイヤは路面に張り付くような強いグリップ感が持ち味で、ウェットな環境やコーナーでも不安を感じることなく攻めることができるのは正にオートバイで培った強み。一方で低い転がり抵抗も両立させるなどあらゆる方面で評価の高いタイヤです。

おすすめ③ Continental grand prix 5000

2本セット Continental(コンチネンタル) GRAND PRIX 5000 グランプリ5000 [並行輸入品]

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定番商品として知られるgrand prix 4000の後継として昨年満を持して発売。やや硬めの乗り心地ですが、超微粒子カーボンのブラックチリコンパウンドに加え新技術のアクティブコンフォート採用で振動吸収性が良くなりました。表面に施された細かい凹凸がしっかりと路面をつかむことでさらにグリップ力がアップし、下りでも安心して走れます。さらに転がり抵抗もgrand prix 4000に比べ-12%と大幅に進化。もともと定評のある耐久性も向上し、ヒルクライム以外では敵なしの最強タイヤとして早くも不動の地位を築きつつあります。

おすすめ④ PanaRacer Race A Evo 4

パナレーサー(Panaracer) クリンチャー タイヤ [700×23C] レース A エボ4 F723-RCA-B4 ブラック/ブラック (ロードバイク/ロードレース ツーリング ロングライド用)

参考価格: 5,832円

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日本が誇るタイヤといえばパナレーサー。3種類あるEvoシリーズの中でも一番トータルバランスに優れているのがAタイプ。このモデルで特に強調されるメリットがグリップ力と耐パンク性能の良さです。一方で転がり抵抗の軽減にも抜かりはなく、前モデルと比較して10%も抵抗を減らすことに成功しています。ハイエンドながら5400円と手ごろな価格で、取り扱う店舗が多いのも良いですね。

おすすめ⑤ MICHELIN POWER COMPETITION

Michelin(ミシュラン) POWER COMPETITION パワー コンペティション クリンチャーロードタイヤ (700×23c) [並行輸入品]

参考価格: 5,400円

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世界的なタイヤメーカー、ミシュランの中でもロードバイクのクリンチャータイヤ としては最高グレードなのがこのPOWERシリーズ。このコンペティションはその名の通りレース用として最適なタイヤ。とにかく「転がり抵抗」がすごいと言う声が後を絶ちません。このタイヤの特徴としてよく言われるのが「10wのパワー削減効果がある」とのうたい文句ですが、一般のユーザーであれば2〜3kmの速度アップを実感できる、と言った方がいいでしょう。23cで200gを切る軽さも見逃せません。

まとめ 特徴がわかれば選び方もわかる

Photo byEM80

いかがでしたでしょうか。今回は自分の走りをグレードアップさせるために是非とも履きたい5つのタイヤをご紹介しました。いずれも各メーカーが誇るハイエンド製品ということで、転がり抵抗、耐パンク性能、グリップ性能や振動吸収性などはどれをとっても高水準です。その中でも各モデルごとに特に重視している要素がありますので、製品を選ぶ際には自分が何を求めているのかを良く考えて比較すればきっと満足の一本に出会えることでしょう。

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ちゃりぶらりあん
ライター

ちゃりぶらりあん

自転車、特にロードバイクをこよなく愛し、チャリでブラブラするのが好きな図書館司書(ライブラリアン)。 すなわち「ちゃりぶらりあん」とは私のことです。 怠けているので速くはなく、稼ぎはないので高いパーツも買えませんが、走る楽しさは何よりの宝物です。 海外レースもよく観戦します。

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