アレックスリム（ALEXRIMS）とは？特徴・性能やインプレをご紹介！

アレックスリムは、高い品質を誇る台湾のリムメーカーです。コストパフォーマンスが抜群のホイールで知られるA-CLASSという会社の親会社でもあります。リムの原料となるアルミ合金の配合から行い、デザイン、製造まで一貫して一つの会社で行い、コストと品質に徹底的にこだわったリムを製造しています。

独自で開発したリム専用のアルミ合金の配合から、接合までを一貫して製造しており、最初から最後までクオリティを徹底的に追求しています。

完成車のアップグレードをするときに、最初に検討すべきなのは、ホイールでしょう。ホイールを変えれば、ロードバイクの走りが変わると言われるほど、ホイールは、ロードバイクの性能に大きく関わっています。アレックスリムのホイールは、コストパフォーマンスが抜群で、初心者におすすめなのはもちろんですが、上級者でもレースに使用できるレベルの完成度の高いホイールです。

アレックスリムのホイールの特徴の一つに、軽量性があります。独自に配合した高い強度をもつアルミ合金から製造されたホイールは、精度の良いカートリッジベアリングと、丈夫なハブボディによって、その性能が最大限に引き出され、軽い走りが可能になります。一般的なホイールと比較して、回転持続力が5倍以上あるため、滑らかに加速し、速度維持にも優れています。

リアホイールは、右側にスプロケットが付くため、左右非対称になり、左側のスポークテンションが緩くなってしまいがちです。これは、ホイールの歪みにつながる原因となるのですが、アレックスリムは、右と左側のスポーク本数の比をあえて2:1と変えることで、左右のスポークのテンションバランスをほぼ均等にしています。

ホイールを軽量化するために、リムの幅を狭くすることが多いのですが、アレックスリムは、あえて幅を広くし、さらにリム専用のアルミ合金で製造することで、圧倒的な強度を誇ります。

スポークの空気抵抗は、主に厚みで決まりますが、アレックスリムのホイールは、最高級ホイールと比べても引けを取らないスポークの薄さと重量の軽量化を実現しています。さらにスポーク数も少なくしており、空気抵抗が少なく進める感覚があります。

アレックスリムは、丸い断面で中空の形状のエアロリムを採用しています。アレックスリムのホイールは、軽量ホイールとしては、高さと幅があるリムです。空気抵抗がどうしても大きくなってしまうスポークを短くすることで、空気の流れを調節します。また、タイヤとの段差を小さくすることで、タイヤとリム間での乱気流の発生を抑制し、スムーズな乗り心地を実現しています。

アレックスリムの誇る高い技術力の一つに溶接スキルの高さがあります。この技術によってリムサイドを滑らかに加工し、ブレーキングを滑らかにし、効きも良くしています。

コスパ最高のホイールと話題になったALX473で難点だった強度が、改良された「ALX473　EVO」が発売されました。重量については60g重くなり、ハブも変更されています。アレックスリムがオリジナルで制作したハブが採用され、フロントハブの横向きの強度がアップし、インプレとしては加速が濃く、力強く進み、この改善は評価できます。

横向きの強度がアップしたことで安定感が増し、ダンシングなどのときに、ロードバイクを左右に振りながら強くペダリングする際に、力が逃げるような感覚が少なくなりました。

横向きの強度がアップしたことで、スピードに乗った状態で、ロードバイクを大きく傾けて曲がるときにも体勢が安定して曲がることができます。

アレックスリムがどれほどコストパフォーマンスが抜群な高性能なホイールを製造しているかお分かりいただけたでしょうか。軽量だけでなく、強度、空気抵抗のバランスが抜群で、オールラウンドに走ることができます。また、高い振動吸収性とブレーキ制動力を持ち、低スピードでも体感できるエアロ性能を実現しています。それによって、あらゆるライダーの要望にコミットしており、完成車からのアップグレードで劇的なスピードアップを実現できます。